2007-09-29

映画がわからない人間の映画感想

最近、ビデオで映画を見る機会が増えた。せっかくだだから、感想など。



全くと言っていいほど、映画の知識はない。記憶力の問題で俳優もわからないし、登場人物の名前も映画が終わったときにたいてい誰も覚えていません。ただ、レンタルビデオとかでかかれているような解説に共感できないこともおおいので、自分の備忘録として、そして、こういう風に映画の芸術みたいなのがあまりわからない人で同じような感想を抱く人もいるかと思い、思い切って書いてみることにしました。

野球と違い思い入れがないからか、驚くほどあっさりですね。


硫黄島からの手紙(Letter from Iwo Jima) ☆☆☆★★

12月の戦争映画特集を思い出す感じ。必ず最後負けるのが、日本に焦点を当てた戦争映画の悲しいところ。だから、歴史物とか大河ドラマとかハッピーエンディングで終われるものが人気が出るのかなぁとも思います。日本語は、よく聞き取れません。なぜかよくわからないけど。日本語のシーンでも英語の字幕を読まないと言っている言葉が聞き取れない。裕木奈江でてたんですね。すでに顔を見ても名前が思い出せないということが確認できました。

今度近いうちにFlag of Our Fathersの方も見てみようとは思いました。


バベル(BABEL) ☆☆★★★

わかりません。見ていて人・未成年の危うさみたいなものは感じますが、深いんだかなんだか、とにかく何が言いたいかもよくわからずじまい。何回かみれば感想が変わるのかもしれませんが、その気力はなさそうです。僕にとっては、あまり、見て快適になる映画でもなく、あとで何度も考えてしまうものでもなかったです。日本人の女の子(菊池凛子)のシーンでは、おいおい、まじで?って止めたくなる私は年をとったんでしょうね。日本のシーンは、東京が若干恋しくなるのはありました。日本語は字幕なしでもわかりましたし(笑)。ブラピは年寄り役になっていくのでしょうか。


The Last King of Scotland ☆☆☆☆☆

一般に有名なのかはわかりませんが、個人的にはおもしろかった。ウガンダのアミン独裁政権において、アミン大統領に気に入られた医師に成り立てのスコットランド人のお話。独裁者って、孤独でしかも止める人がいないから、ときに突拍子もないことをしてしまうってのがよく出ています。イングランドに搾取されたウガンダにおいて、スコットランドとイングランドが区別して話をされているのが、日本人にとっては新鮮でしたね。

映画を見たあとの心境は、アパルトヘイトを扱った遠い夜明け(Cry Freedom)を見た時みたい。人によるんでしょうが、テーマ的に似てるんでしょうかね。いずれも、おすすめです。


The Queen ☆☆☆☆★

ダイアナ妃死亡時のエリザベス女王を描いたもの。結構よかった。クイーンズイングリッシュは聞き取りが難しく字幕頼りだったのですが。絶対君主というか象徴としての女王と人間としての女王の葛藤みたいなものを感じることができ、結構ほーってかんじでした。


The Departed ☆☆★★★

マサチューセッツにおけるマフィアと警察の戦い。両方ともにスパイ(マッドデイモンとデカプリオ)を送り込み、その騙しあいとスパイの厳しさみたいなのがテーマ?マッドデイモンとデカプリオは珍しく両方ともわかる俳優なのですが、この作品ではデカプリオだけ出ていると思って見ていたからか混乱していました。所詮白人もちょっと気を抜くと全部一緒に見えるみたいです。厳しいことはわかったが、それで?ってのが終わったときの印象。


Crash ☆☆☆★★

ロスでの事故を契機に、アメリカでの生活の難しさを再認識させてくれる一品。人種問題、主張しすぎ、自分中心過ぎってのはNYの専売特許かと思っていましたが、LAもそうなんですね。となると、都会一般だめなのかも。でも、実感できる面が多い分、映画自体は感情移入できる感じでした。



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