2008-04-16

add/dropな日々(1) 野手

リーグが始まると一番するのはadd/dropです。この方針について、とりあえず野手から。


パブリック、またはこれに類似のフォーマットの場合、従前から書いているように、投手のイニング数は後から詰められますが、野手の出場試合というのはなかなか後から詰めにくい。これは、先発投手の大多数がFAにいること(厚く質が高いFA層)、先発投手は数日に一度まとめてイニングを消費するというルールが影響しています。

従って、まずは、どうあがいても初日からコンスタントに試合数を消化しないといけない野手の整備が第一です。まずはこれをねらってadd/dropしてロースターを整備していくことになります。

add/dropの目的

野手のadd/dropの目的は2つあり得ます。1つは新規レギュラーの確保。これは通年でいい成績が残せそうな選手をとるというもの。直近の成績もさることながら、長期での展望も重要となります。

もう1つが、スポット選手の使用。スポットというのはその時期調子がいいので使いたいが、通年の成績ではいい成績が望めない選手ということになります。

通常add/dropの多用をしない人の場合、前者のadd/dropしかありません。ただ、これだけよりも、不振のレギュラーを補うような2つめのadd/dropを組み合わせた方が通常は総合成績がよくなるので、add/dropを多用し後者の人材も活用している人の方がリーグでの成績がよくなることが多いように思われます。

開幕直後のadd/dropは2つの意味を兼ね備える

開幕直後は、前者の新規レギュラーの確保のチャンスです。これはいくつか要因があると思います。

まずは、開幕レギュラーの決定に伴う混乱です。有力新人がマイナーに行ったり、新人がレギュラーになったり、とかく事前のレギュラー予想に従ったOrank、それに従ったドラフト指名というのが否定される可能性のある時期で、各チームadd/dropを活発にする時期です。従って、好調の人を確保するのはむろん、思いがけずにFA落ちてくる人を片っ端から拾い集めるということも可能になる時期です。とにかく人が動きます。

もう一つの理由が、この時期は、レギュラー候補としてとる人間と、好調だからとしてとる人間がかぶるのです。選手をaddしたときにリターンが大きいのは、新規レギュラーを獲得したとき。ただ、これはなかなか見つけにくい。やっぱりいい選手から基本的にドラフトされているので、ドラフトされていない選手がレギュラーとなるというのはそれだけ難しいと言うことになります。一方、好調になる人はいつの時期でも出てきます。これを選別して加えるのは比較的容易で、かつ、常にやるべき事です。開幕直後に好調になる人のうちには、その年、予想外の相当いい成績を残す人というのが相当数含まれてきます。従って、単に開幕直後にいい成績だった人を加えていくだけで(要は第2の方法としてのadd)をするだけで、レギュラーを獲得できる(第1のリターン)が得られる可能性が他の時期に比べて高いのです。

第2のリターンは、スポットで使う限り、いつやっても同じなのですが、第1のリターンは早ければ早いほど通年通じてリターンが戻ってくるため効果が大きい。

このように、開幕直後好調の人をとるというのは、楽で、かつ、リターンが大きい可能性が高いという点で、非常に重要です。このために、ドラフト戦略に関して宗旨替えまでして、ベテランもとるべきではないかと思うようになったわけです。

開幕直後以後、4月中のadd/drop

野手のレギュラーは、パブリックで9名です。うち内野が5名、Util・外野で4名。4月中に通年で使う選手をできるだけ多く集めたいところです。できれば9個とも5ツールと呼ばれる80得点、20本塁打、80打点、3割、20盗塁に「行きそうだ」と思える選手で埋めたいところです。

ま、現実的には、なかなかそこまでは無理なのですが、最低6名くらいは優勝チームにいるレギュラーを見つけておきたいところです。

ここで優勝チームにいるレギュラーとは、最終的なランクが100以内に入る選手で、私の場合の盗塁オンリーの選手または打率なしの大型扇風機のように、自分が使いたくない形である選手をのぞいた集団をいうとイメージしていただければいいと思います。

他のファンタジーと比べて野球の野手は選手間の格差がすごくないので、9名全員100位以内となるチームは相当強いです。バスケとかであれば、全員二桁よりも、一桁の順位の人を3名とか持つ方が強いのですが、野球の傾斜はそれだけ緩やかで、人による差がすくない事になります。そのためスポットのadd/dropが効くんですね。

有力新人は外野からきますので、できるだけ早めに内野を固める必要があります。内野で期待していた選手が不調の場合、外野の有力選手をトレードで出してでも内野手を固めてしまうというのは、add/dropを多用する戦略を前提にする場合、とても有効な戦略となります。

ファンタジーは最初で上位の順位につけそのまま逃げ切るのが一番簡単なやり方なので、できるだけ4月中に順位を上げておきたいところ。投手のイニングを後で消化する戦略をとる場合、投手の防御率・WHIPは結構ぶれます。あたりの有力先発をとれているかいないかで。従って、ここに書いてあるような戦略をとる場合、4月中に重視すべきは、野手Stats、投手のSVの合計で、どの程度のランクにいるかということです。

投手の他のStatsを加えた順位としては、先発投手があたりの場合、この段階で全体順位1位を目指したいところです。ふつうにあたりも外れもある場合で上1/3の4位以内くらい、主力先発投手が大はずればかりの状況でだいたい真ん中あたりの6位、7位くらいでしょうか。

こういった順位につけるためには、野手の方は相当上位にいる必要があります。ただ、ドラフトで内野の5ツールから選択をはじめて、add/dropで外野を補う場合、たとえ不調選手をとってしまっても、大概野手statsは上1/3につけられるのではないでしょうか。少なくとも、昨年(ハーフシーズンですが)、今年とそんな感じできています。

ま、これはフォーマットによって戦略も違いますし、リーグの厳しさで当然つけられる位置も違います。ただ、パブリックの場合は、休日の夕方ドラフトのwinnersでも、大概これが実現できそうなので、そう難しいことではなさそうです。

レギュラー

ま、人により選び方はそれぞれなので、自分の気に入った人を選べばいいと思います。やさしいリーグであれば、年間成績のいいOrankの低い選手というのが放置されているでしょうし、中くらいのリーグでも月間成績のいい人というのは、結構放置されていたりします。難しいリーグでは週間に着目するほかなかったり、選手のニュースを読んだりする必要があったりしますが。

ただ、一般的に5ツール選手は、一番価値が高いように思われます。たとえば同じランクで盗塁だけする選手と、5ツール選手を比べた場合、どのチームでもほしいのが5ツール選手(どのスタッツもあげてくれますからね)、盗塁1位のチームは少なくとも不要なのが盗塁選手です。HRの多い選手は打率さえあれば、結構誰しもほしいのですが、HRは誰もがある程度は打てること、HRをねらっている選手は、えてして打率がひくいことから通常はHRのある選手というのも5ツールの選手に比べると格段に価値は落ちます。価値の高い選手というのはOrankが低くてもトレードの交換価値が高く、いざチームが崩れそうなときにトレードで他の選手をとる際にずいぶんと役に立ちます。

したがって、全部5ツールの選手でそろえられれば完璧ですね。ま、みんながまじめにやっているリーグではほぼ不可能ですが。

5ツールが無理な場合は、レギュラーについては型を考える必要があります。例えば盗塁。100-120とるとして、どこでとるか。2B/SS/OFってのが通常取れる場所ですが、これでとらない場合は特に要注意。このため、特に2B/SSで盗塁ができない野手をレギュラーにすえる場合、どこの誰で100盗塁確保するのかというのを考える必要があります。

また、盗塁オンリーの人を使う場合、打点・HRです。これをどこで確保するのか。1Bに大砲がいるのか、キャッチャーはHR/RBIだけでも大量に稼いでくれるのか、などです。

こういった組みあわせに左右されないといういみでも、トレード・add/dropを繰り返して上値を狙うというプレイスタイルからは5ツールの価値がほかのプレイスタイルに比べて著しく高くなります。単に保有してプロジェクションの実現を狙うというバスケ、パズルのようなプレイスタイルの場合、5ツールの価値はそこまで高くないはずです。換言するとトレードで詳細は書きますが、そういうプレーヤーからは、総合での成績のいい人を差し出すことにより5ツールを取得できる可能性があります。

スポットのadd/drop

4月中にレギュラーをそろえるという計画が実現できようともできまいとも、少なくとも野球の場合、spotでのadd/dropを繰り返すべきです。上位と下位との成績差のカーブが他のスポーツに比べて緩やかだから、調子の波により、下位選手が上位選手の成績を短期的に上回る可能性が高いからです。

一般に大概レギュラーの誰かは不調です(笑)。誰も不調じゃなければ、レギュラー候補を探すなり投手用にadd/drop枠を使うなりすることができます。

なので、その選手のポジションをadd/dropのスポットでカバーしたいところ。不調の基準は、だいたい1週間の打率が2割を切ったり、1割を切ったりしたときでしょうか。特に無安打の日が続く、三振が多くなるというのを1つの基準にしています。逆に4打数1安打が続いて、たまに無安打があったり、ファーボールを結構選べているというのは、不調ではないというサインと見ています。

また、復調の兆しとして、1試合で複数安打、2試合以上連続して安打を打ったことなどをサインとしてみています。

不調の選手の穴を埋める場合、spotでadd/dropをすることになります。この場合、何を重視すべきでしょうか。

考慮する要素としては、当人の調子、相手投手、打順、潜在能力などがあります。

このうち、一番大事なのは打率。打率のいい人は、得点・打点にも絡みやすく、本塁打・盗塁も出やすい気がします。上記と一緒ですが、複数試合連続して安打していることが大事です。1試合だけ3安打、4安打して打率がいい人はスポットで結果が出る率は低いですか。実際の探し方としては、playersでFAのリストを見て、1週間のトータル(投手と違い野手はTotalが重要です)の成績のH/AB順にならべ、4割以上で、かつ、打数の多い人に着目します。

この打率がいい選手のうち、誰を選ぶか。次に重要になるのは、HR/SB能力です。年間の打率が低くてもHR/SB両方を稼ぐ能力を持った選手というのはいます。こういう選手は、レギュラーとするのは避けたいところですが、スポットで使う場合は、優先的に使いたいところです。次はHRのみの人でしょうか。で、最後にSBのみのひと。両方ないひとは、よほど打順、チーム全体の打線の調子がいい場合(この場合は、打順とかHRとかに関係なくどんどんR/RBIが入ることが期待できます)以外は避けています。

相手の先発投手については、あまり見る必要がないのではないかと思います。本当に調子がいい2名がいる場合は、相手方先発が崩れそうな方、を選んだ方がいい(大量のR/RBIが期待できる)のですが、通常は無視でいいでしょう。というのも、スポット選手に何を期待するかですが、前にも書いたとおり、率で取りに行っても、なんだかんだいって期待しているのは、数字の小さなHR/SBです。これが一番効率的。

率の場合、たとえば1番打者について考えてみましょう。1番は一番打席が回るので、1試合5打席回るとします。スポットで使った選手が最初の試合、3安打はなったとしたら、通常、もう1試合使いたくなります(笑)。これでもう1試合使った場合に、これが無安打だったとして、率が稼げているか?答えはNOです。

合計で10打数3安打になり、チーム打率のボックス圏(280-300)から見たときに、まったく引き上げていないのです。

よほど、自制心と計画性がないかぎり、たいていは活躍した選手を若干はずるずると使ってしまうものですから、最初よくても最後のあたりの効率性は落ちているものです。それを考えに入れると、率で収支プラスにするというのは相当難しい。特に調子の波を率で判断している場合、ほぼ不可能と言っていいくらいです。

一方、HR/SBというのは、年間で必要とされる数字が少なく、1つとれば数試合何も稼いでくれなくても大丈夫です。従って、dropする直前何試合かこれを稼がなくても、これで収支をプラスにするのは結構可能なのです。勝ち逃げが可能ということですね。

とすると、この期待すべきHR/SBの性質というのを考える必要があります。HR/SBというのはいずれも野手の調子の波を大きく受ける分野です。R/RBIというのはチーム全体のことなので、相手投手の調子と打線全体の調子が重要となるのですが、安打、HR/SBというのは当該野手の調子というのが一番影響します。

どんな好投手も100球、6イニング投げる中でだいたい5本くらい安打を打たれます。好投手であればあるほど、打者が打てるかは運になってくるように感じています。もし、これが正しいとしたら、9人いるうちの5名がランダムに安打を打つことができることになります。1試合、1安打打っていれば率の損失は結構少ないです。また、そこで安打がでるかHRが出るかは、その人の持っている長打力に影響されることが多いように思え、基本的には運が大きく影響するところ。連打が出るかどうかが、好投手とそれ以外の違いかと思われます。なお、むろんSBが得られるか否かは、ファンタジーの投手のStatsと基本的には関係しません。

また、好投手が先発するときでも、完投することはきわめてまれで、通常は中継ぎ、抑えが順次登板します。従って、好投手が試合で支配するのは通常2/3。とすると、安打、HR/SBについて考える場合、これの、先発投手による影響というのは実は少ないのではないかと思われ、この優先順位は低く見ています。

Spotでaddした選手は即座に使うべき

で、このようにスポットでとった選手をどうするか。簡単です。使うのです(笑)。

スポットでとっているはずの選手をよくBNにおいているチームを見かけますが、終始が一貫していないように思われます。

選手の成績というリターンを得るために、チームが投資しているのは何か。枠です。枠を投資しているのです。レギュラーについては、年間ずっとの枠を、スポットについては、その期間の枠を投資しているのです。スポットは、その期間の成績が期待できると思えばこそ、枠を与えているのに、BNのままにしてしまうと、リターンを得られません。よって使うべきと思われるのです。

レギュラーが不調に過ぎず試合に出ている場合、レギュラーの方がいい成績を残す可能性というのもあります。ただ、これを加味してもaddした選手は使うべきでなのです。

レギュラー選手を使って、spot選手が活躍した場合、そのaddのために使ったBN枠は全くの無駄で、そもそもaddの必要がないわけです。またこの場合、次の試合もレギュラーを使うかspotを使うか同じ問題で悩むことになり、日々の枠だけが消費されていくことになります。

一方、レギュラー選手をBNにおき、Spot選手を使ったところ、レギュラーが活躍した場合。スポット選手用の枠からのリターンというのは一応得られているわけです(枠を有効に使えている)。また、レギュラーが活躍して戻ってきたと思った場合、spot選手は、dropすることができるので、翌日以降の無駄な悩みというのもなくなり、枠を別のことに使えるのです。

うまく数式で表現できないため、この文章だけ読んでいると、だまされているような気になるかもしれませんが、日々の枠をレギュラーではないspot選手に使う以上、何らかのリターンをその選手に求めるべきというのは、ま、ある話かなと思います。

dropのタイミング

dropのタイミングは、レギュラーの調子が戻ってくるか、spot選手の調子が落ちてくるか、いずれか早いほうです。また、spot選手よりもさらに一時的に好調となる選手がいる場合は、その選手(spot 2)に入れ替えましょう。これらがdropするタイミングです。

一番始末が悪いのは、このまま活躍すればレギュラーとして使えるかもしれないと思うことです。これがadd/dropを鈍らせます。

4月中に優勝チームにいるレギュラーを見つけたいといっているのは、実はこれにも関係するからです。優勝チームにいるレギュラーというのはそう簡単に見つからず、spot選手が一時的に活躍したとしても、不調のレギュラーを凌駕する成績を年間で収められると感じることは非常にまれです。従って、spotをdropするのも簡単なのです。

一方、そこまでではない選手がレギュラーの場合、spot選手との格差が小さくなってしまいます。何せ選手間の傾斜がなだらかなので。これが蟻地獄的に苦しいのです。いい選手を持っているチームは、どんどんspotのadd/dropで加点を稼ぎ、そうでもない選手を多数そろえていると、add/dropもままならなくなるためもともとレギュラーで差があるのに、その差がadd/dropで広がるのです。

こういう場合、もう、えいやって、どっちかをレギュラー、どっちかをspotと決めつけてやるようにしています。めざせ、「貧すれど、鈍さず」です。超一流選手をもっていると仮定して、spot選手はあくまでspot選手としてどんどん捨てていく。迷うような選手はいずれをレギュラーとしてもそうは変わらないものです。たとえ、捨てた方が大活躍したとしても、add/dropをいっぱい繰り返すことを前提とすると、プラスの方が多いです、野球の場合。

少なくとも上位で優秀な選手を抱えているチームがスポットでadd/dropを繰り返すチームであったばあい、こうでもしないとadd/dropでどんどん差がついてしまいます。少なくともadd/dropでは差をつけられずに、それとは別の作業としてレギュラーを捜すのです。そのためには、同じような選手はグループでとらえて、このうち誰か1名を持っていればいいや、位に考えるのが必要となってきます。

add/dropを繰り返す場合のFA選手についての考え方

spotでは、調子のいい選手を使いたいもの。では、調子のあがるのをBNで待つか?

答えはNOです。少なくともパブリックのようにFAの層が厚い場合、どの選手がどのタイミングで好調となるかわかりませんし、また、スポットでしか使わない選手の調子の回復を待っていられるほど枠に余裕はないのです。従って、Spotは、数名を束で考えて、とったら常に即戦力で使う、これが大事です。

個人的な思いかもしれませんが、FA選手のうち自分が目をつけて調子があがった時をみはからって定期的にadd/dropしている選手は、FA「枠」においている自分の選手と思っています。従って、他のチームがdrop直後にwaiverなどでもっていくと、「えー、俺の選手とるな」という気分になるものです。ま、かってなんですけどね(笑)。こういう事態を防ぐためにも、22個目、23個目の枠があったらとるなぁという選手のグループというのを常に把握しておき、一人の選手に依存しない形でspotグループを想定して、把握しておくのが有効だと思います。

もし、グループで把握できないような選手がいれば、それは、個別の個性があると言うことです。ドラフトの下位指名と同様、ずっと持っておくべきです。それに値しないけど、個性がと思ってしまうとすれば、無駄なところで選手を分けているということで、パブリック用の頭になっていないとかなと思います。

まとめ

ま、そうはいっても、野手のadd/dropは単純です。

最初はレギュラーねらい、レギュラーができた後はspotねらいで調子を見るだけ、そんな単純なもので成績が上がるなら是非やるべきですね。


開幕後はじまるリーグのすすめ

はじめてファンタジーをする場合は、開幕後しばらくたってからゲームを始めるに限ります。


ファンタジーをはじめてやる日本人の場合、通常そのスポーツにも詳しくなく、留学を契機に始めることも多いのではないでしょうか。その場合、最初は、リーグが始まって1週間くらいしてドラフトに参加するに限ります。

はじめてファンタジーをやる場合、チームの名前も知らないことが多く、また、選手の名前は全部記号に見えますし(個性を持って迫ってこない)、前年度の話や、背景事情、ルール、何もかもがわかりません。その場合は、当たり外れのおおい事前のドラフトに参加するより、リーグが始まってから、難しくないパブリックのリーグでやるのがいいと思います。やはりある程度勝ててこそ楽しいと思いますし。日本人がコミッショナーをやっているからといってあんまりマニアックな設定のリーグからやるのはおすすめしません。やはり基本はパブリックだと思いますし、日本人は得てしてちょっと詳しくなると、すぐにすごくマニアックなせっていにはまりがちになりますから。

では、なぜリーグが開始してからドラフトすると優しいのか。

それは、その年絶不調の人がすでにわかっているからです。

絶不調の人は、事前にわかることもありますが、基本的にはリーグが開始されて、はじめてわかることがほとんどです。そうすると、事前のドラフトでは、どうしても絶不調の人を選択してしまう可能性があり、また、他の人が知識をもって避けている明らかな絶不調候補も選手名が記号に見える結果、とってしまい、結果的には他の人よりも見劣るチームを作ってしまいがちなのです。

開幕直後絶不調の人のうち、ざっくり、感想で半分はその年不調です。逆にその年不調の人のうち相当数が開幕から不調です。

従って、開幕後のドラフトにおいて、その時点で不調の人を指名候補から避け、好調の人を中心に指名するだけで、相当リスクを抑えることができます。また、好調が続いている人は、トレード市場における価値が高まっているので、たとえ多少調子を落としたりしても売れますし、他の人が絶不調になったり、けがをした場合のトレードの駒としても十分に機能します。

実際に、ファンタジーをプレイしてみるとわかるのですが、何が一番難しいかというと、不振のチームの立て直しです。これはなれてきても相当難しい。

逆に、今の順位を維持するのは、根拠があって今の順位にいるのであればさほど難しくない。その結果、結構勝っている人が上位にいる場合、それを抜いて1番になるというのは相当難しいことになるのです。

初心者はできるだけ上位からスタートしたいもの。従って、最初に調子のいい人とってゲームを開始するというのが、一番楽しくゲームに入る方法となるのかな、と思います。

ドラフト時では、指名時に単純に残っている中でOrank上から数えて10名くらいの間で好調の人を選択していくだけで、相当強いチームが作れます。パブリックのカジュアルで、リーグ開始後そんなに強い人がドラフトに参加する可能性はきわめて少ないですし、大リーグファンの人ほど現状の成績よりも過去の幻想と、まだまだひよっこの未来にかけたくなりますので、この方法は実はコンペティターはそんなにいません。

ドラフトの日時は、平日の昼間がベストです。この時間が人が一番少ない。従って、ドラフト自体に人が参加していないことが多く(その場合、そのプレーヤーの選手はオートのリストに従って指名されます)、ちょっとOrank下位の好調選手というのをほとんど独占することが可能です。これくらいのリーグで勝つことを覚えるというのは、最初からゲームを楽しむに当たってとても重要なことかなと思います。

もし、実はちょっとはじめてみたいけど、なんかマニアックなのは嫌だな、と思ってらっしゃる方がいれば、この方法ではじめることをおすすめします。


ファンタジーバスケット振り返り

ファンタジーバスケットがほぼ終了しようとしています。ので、一応1年目の反省をまとめて。


ファンタジーバスケットは弱いです。アメフトではないですが、ホッケーよりは。かえって、ホッケーより研究したと思うので、弱いながらも分析を。

なお、今年度の成績は、現状では予測ですが、Yahoo!のカジュアルで、シーズン開始後にドラフトした4チームを保有、そのうち2チームで首位、1チームは2位、1チームは4位です。優勝できなかったのはいずれも2年目の友人と一緒にしたもので、無論優勝は彼です。一緒にやるリーグのための練習ドラフト用2チームは優勝したのですが、肝心のは・・・。ま、いろいろ教えていただくことがありました。ほかのチームで優勝できたのもそのおかげでしょう。感謝です。

思い出としては、率の重要性を思い知ったこと、役割分担がはっきりしている場合の組み合わせについて、勉強するいい機会を得たことでしょうか。4チーム中全体での最高順位は500番くらいです。

ゲームとしては、組み合わせを考えるのはおもしろいけれど、ギャンブルの要素が弱く、なんだか静かで、おとなしい。あまり普及するとは思えません(笑)。

で、分析です。

前提理解

まず、MBAに関する確認。日本人にもおなじみなので簡単に。

5人対5人で争います。ポジションはセンター(C)、スモールフォワード(SF)、パワーフォワード(PF)、シューティングガード(SG)、ポイントガード(PG)の5つ。通常スターターの5名のほか、控え選手が出たり入ったりし、1チーム10名くらい試合に出ます。スーパーサブ的な6名目くらいまでがファンタジーのパブリックで使う選手です。

MBAのチーム数は30、レギュラーシーズンの年間試合数は、82です。これがファンタジーゲームの対象です。レギュラーシーズンは10月初旬から始まり4月中旬に終了します。試合はホッケー同様2,3日に1試合というペースで、チーム毎に休みの日が異なります。

ファンタジーのパブリックリーグでは、12名で1リーグを形成し、1チームあたりドラフトで13名指名します。ロースターは、ガード系のPG/SG/G(GはPGかSGのポジションができる人であればOK)、フォワード系のSF/PF/F、センターC/C(2枠)、誰でも使えるUtil/Util(2枠)の合計10個。よって3名がBNですね。なお、DLはなく、怪我人を抱える際はBNで保有する必要があります。結構けが人は多い印象で、そのために残り試合数を詰めるというのはホッケーより難しく感じました。小ネタですが、残り試合1の時にC/Utilといった複数の枠があるポジションの両方に選手を入れた場合、両試合の結果がカウントされるようです。そのため、C/Utilはうまくやれば、最後それぞれ1試合分余分に使えることになりますね。ま、来年変わっているかもしれませんが。

競うポイントは、通常のゴール成功率であるFG%(field goal)、フリースローの成功率であるFT%、遠距離からのスリーポイントシュートの成功数である3PTM(3 point shots made)、取得ポイントの合計数であるPTS、リバウンドの取得数であるREB、アシスト数であるAST、スチール成功数であるST、ブロック成功数であえるBLK、ボールを渡してしまうターンオーバーであるTO(これのみ少ない方がポイントが高い)の9個です。

このうち、TOというのは相当特殊なstatで、通常は、これが一番かせげていないチームというのは相当強く、これもかせぎつつ高得点というのは相当強い人ばっかりのリーグしかありえません。これはTOは数が少ないほどポイントを取得するため、通常ゲームを投げ出す人が相当数いるパブリックリーグでは、投げ出すのが早かった人が一番高い点を持って行くためです。

パブリックでも、強いリーグでもある程度コンスタントに勝には、これを無視するのが手っ取り早く、確実かなと感じています。従って、ここではTOが1点であることを前提に以後続けます。

優勝点はスタッツが9個しかないこと、TOで1点しかかせがないことから、通常は80点から85点程度に落ち着きます。TO以外で平均して10点程度かせぐことが目標ですね。

必要とされる値、必要とされる選手

それぞれ、ある程度競争力を保つには、最終的に以下くらいの値を目指すことになります。

FG% .480-.490%
FT% .780-.800%
3PTM 800-900
PTS 12500-13000
REB 5000
AST 2800
ST 800-900
BLK 650
なお、TOは1700以上くらいとなると最下位争いです。


無論、厳しいリーグではもっと低いと思いますし、サンプル数も少ないので、あくまで目安ですが。

まず、気がつくのが、「なんじゃこりゃ?」ととまどってしまうくらいの数の多さ。こう書かれても見当もつきません。

先ほども書いたとおり、試合の開催が2,3日に1回で各チームバラバラなので、問題となるのは平均値です(野球の先発と一緒ですね)。数も大きいので、より平均が重要となってきます。

82試合あるので、1試合あたりのざっくりした数に直してみましょう。10スロット各1回使ったときの合計値で以下が必要となります。

FG% .480
FT% .790
3PTM 10
PTS 155
REB 60
AST 35
ST 10
BLK 8
(TO 20)

これなら少しわかりやすそうですね。ある日に全スロットを使った場合、これを超えているか否かというのがその日よかったか悪かったかの目安となります。

ポジション毎の専門性が進んでいるMBAでは、特定のスタッツは、特定のポジションでしかかせぐことができなくなっています。従って、これをポジション毎に割り振ると、例えば以下のような数字が標準的なものとして各ポジションに求められる値ということになります。無論、例外やスーパースターというのは、どこの世界にでもいるのですし、あくまで今年1年のデータであること、などから信用性は低いという前提で、あくまで目安としてご覧ください。

FG%(480) 基本的にみんなでかせぐ必要があります。一般に3PTMをかせいでくれるシューターは低く、ゴール下で張っているCは高いという傾向があります。Cなら年間で60%というのも夢ではないです。また、表面の数字が同じでもかせいでいる点数が違う場合というのは当然あります。得点王とかとても分母が大きくなる人の率というのは、とても重要で、下位でスーパーサブとして少しの点をかせぐ人とは重要度が違います。野球と同じで率は上位でかせぐ必要があります。数が多いため、年度ごとの動きはさほど大きくないと思います。どの選手もFG%の平均を460あるという状態にできると相当強いです。また、Cで550以上かせぐ選手というのはPTSが低くとも(分母が小さくとも)貢献度が高かったりします。

FT%(790) これは本当に人によって異なります。50%くらいの人から90%くらいの人まで。また1試合あたりも1本くらいしか投げない人から10本は投げる人まで。従って、分母が大きくかつ率が高い人が誰なのか、というのをドラフト前に抑えるのは最重要のポイントとなります。Cは低く、器用な3PTシューターは高い気がします。これとの絡みで優勝のために絶対にとってはいけない人というのも存在します、今年の場合、若手実力派で任期もあるD.ハワードというCをとったチームで優勝したチームは見たことがありません。全体のトップ50チームも確認しましたが、1チームも持っているチームはありませんでした。得点、リバウンド、ブロックなどは一流なのですが、とにかくFTの%が悪く、しかも1試合あたり大量に投げます。そのため、チームによりますがチーム成績で、FTを8%近く下げてしまうこともあります。ランクのルールでも、Orankでも高いのに、とるとほぼ必ず優勝できないことが決定するというファンタジーでの地雷の典型ですね。野球より数字が大きいのでこういう地雷にあたったときの対処は基本的にトレードでほかに地雷を移すしかありません。上位ではたとえ780とか(目標の790より低い)でも分母が大きければ、率の肥大化・安定効果はありますので、むしろプラスと評価することも十分可能です。投げる数はそんなに多くないが、FT500くらいしかとらないCというのは結構いますので。

PTS(155、1人15.5) これはとにかく平均20点以上かせぐ人を多くとることが肝心です。これくらいかせぐ人は安定しています。MBAでは得点をとるひとがチームの方針で決められているようで、それ以外の人は得点をとる能力があっても機会が与えられないようです。野球でいうとクローザー。よって、得点をとる人に任命されていることが重要です。20点というのは、ポジションによって難易度が異なり、Cは最上位しかとれず、SG・SFは結構下位でも行けます。また、3PTシューターは入る試合と入らない試合で落差が大きい傾向にあります。どの選手もPTSの平均は10は最低ほしいです。

REB(60) F/Cを中心にかせぎます。Cは2名で25くらいかせいでもらいたいところです。で、残り8つで35。G系3つで10として、残り5つで25。そんな感じでしょうか。Cが3名は必要そうですね。後で書きますが、上位でC2名を指名する場合、結構簡単に達成できます。

AST(35) 基本的にPGがかせぎます。SGも多少かせぎます。G系/Util以外のポジション5つで、10くらいでしょうか。残り5つで25。SGは4程度なので、PG/G/Util*2とPGがしめることができるポジション4つで21。PGが3名は必要そうです。

ST(10、1人1.0) 数字が小さいこともあり、みんなでかせぎます。年間平均でほとんどかせがない主力がいることもありますので、2.0くらいかせげる人を上位で何とか確保したいところです。下位で得点がありつつ、STがある人というのは本当にまれです。

BLK8 基本的にCがかせぎます。C2つで4はかせぎたいところ。G系(3枠)はほとんど期待できないので、残り3枠で2.PFの活躍、3人目のCの活躍も必要となります。

TO 無視でいいのではないでしょうか。難しいリーグをしていないのでよくわかりません。

ランクの特徴

毎年上位のランクの順位がほとんど入れ替わらないこと、ランクが信頼できないことがランクの特徴です。

何度も言うようですが、バスケットの特徴として数字が大きいことがあります。そのため率系を含めて年間成績が安定しやすく、ほとんどのOrankトップ10の人は、怪我でもない限り昨年も、一昨年もトップ10だったりする、そういう感じの安定性があるというのが一つの特徴です。

一方、TOを加味してランクを決めていること、率系の総合成績は加重平均なのに、個人のランクは表面の率で換算するため、特にFTのランクがどうにもいい加減です。FT1本打って1本入った人は、100本打って50本入った人よりすごく評価されてしまうのです。そのため総合成績、平均成績を問わず、通常のRankというのがあまりに信頼できない形になります。選手の数も少ないので、選手のプロフィールを見ながらのプレイが基本となるのでしょう。ランクだけに頼ってプレーしても強いリーグでは勝てなさそうです。

ドラフト戦略

人材の流動、FAの質が野球やホッケーなどのように高くはないので、最初のドラフトの比重が高いです。また、数字が大きく安定していること、ポジションによる役割分担が相当はっきりしているので、チームの設計というのがとても大事になります。全部の部門をとってくれる人をとるのか、特定部門の人を組み合わせるのか。C・PGの特殊性を考えるに、野球と異なり、1芸選手を組み合わせた方が強いように感じます。むろんトレード等で、ランク上位のスーパースターを徐々に集められるというこということなしですが。

1巡目、何を指名するか非常に迷います。ランクの安定から、Orank通りの指名をするというのが1つの方法です。5番目くらいまでの指名順位の場合、Orankにしたがって指名するのが楽で良く、しかも上位の方が上の順位になることが多いように思います。それくらいスーパースターはスーパースターとしてほかの選手の何倍も働きます。このあたりはアメフトと同じ。野球は何倍もの価値は内ですね。

ただ、指名順が終わりに近いと結構すでに団子状態なので、戦略が生きてきます。パラメータ的に見たドラフト戦略は以下のようなものになるでしょうか。

ドラフト上位で、注意すべきは率系。上位を外すことはできないので、ここで率が悪いと致命的となります。分母がおおきく、率もいい人を指名する必要があります。ここで、FG・FTの貯金を作ることが大事かと思います。特にFTが悪いというCの弱点をカバーしつつFGがいいという長所を持っていて、かついずれの分母も高い(得点が多い)というスーパーCともいうべき人を少なくとも1名または2名ここで確保する必要があります。Cだけほかのポジションと兼用の人を含めても上位の人数が極端に少なく、これを逃したときの損害が大きいからです。

ポジションで一番注意すべきはC。これは人数が少ないのに2名指名する必要があるため、どこでどういった選手を指名するか本当に考える必要があります。ドラフト順が下位なら、1,2巡目Cというのもありかなというのが今年の感想です。一般的な弱点は、AST/ST/FT%。

次に考慮すべきはAST/3PTM/STをかせいでくれるPG。特にASTはPGの独壇場ですので。これを上位で指名することも不可欠です。平均2STかせげて、ASTが高い人というのがとれると非常に後が楽になります。これも2名は上位で確保したいところ。一般的な弱点はFG%/REB/BLK。

一方SG/SFというのは、下位でも結構得点をとることができ、いろんなタイプも存在します。ここを野球の外野のように、クッションとして使うのがいいのではないでしょうか。パブリックではある程度FA層があるので、プレミアが低いこのポジションを後回しにするのがいいと思います。

PFは、Cを兼ねている人は、Cとしてとってしまうといいでしょう。下位にも上位にも人材を欠きがちなところなので、誰を指名するか(SG/SFタイプかCタイプか)パズルのピースとして考える必要はあると思います。

下位指名では一般的にはとにかく率と得点。得点をとる人はレギュラーを外れる可能性が少ないので、成績が安定します。また、15点平均というのはやってみるとわかるのですが、実は結構しんどいです。特に上位で平均30得点とかとってくれるスーパースターを指名できない後の指名順位の場合。なんとしてもSG・SFでカバーしていく必要があると思います。

上位で獲得する選手の得点に余裕があれば、FG率のいいC、FT率のいい3PTシューターなどを楽しく指名できるところです。下位で特殊技能を指名するということですね。

とにかく13*12の156名しか指名されません。全員違う個性と見て、個性を組み合わせるというようなことが求められる気がします。

できあがりとしては、PG3名、C3名、その他7名が一般的な形でしょうか。最初の6名、いずれも使える選手で固めることができると、相当強いと思います。一方、率の罠にはまるような選手をとってしまうと、トレード以外では相当苦しいと思われます。

全体的に、直感的にドラフトの重要性5割です。ここで成功できるかがとても大きいです。

日々のadd/drop

得点を中心に見ていきます。総合得点は、2点のFG、FT、3点のFG・3PTMの3つに分解して考える必要があります。この合計数がPTSですから。PTSが高いということは、要は3つのいずれか、またはいずれもが高いということです。PTSが高まっている選手(短期的とはいえチームの主力として運営されているはずです)のうち、自分の弱点を補強してくれる選手を中心的にとりたいものです。この場合、その選手をspot的に使うなら、率は、その選手がhotになってからの統計のみを考慮するなど、若干の工夫が必要です。

なお、上位で率系に十分貯金ができていると、下位指名、add選手について特殊技能を中心に選べます。特殊技能がついていると、野球同様通常のRankがとても高く評価されます。Rankを使って選手を楽に探し出すためにも下位/addで得点してくれる選手が不可欠になるようなドラフトはできるだけ避けた方がいいように思います。

情報の取得

FA選手と上位選手の差が数倍ある(人間の能力的に数倍の開きというのは考えられないにもかかわらず結果が数倍開くというのがポイントかと思います)ということは、要はチームの作戦の中心になる選手になれるか否かというのが、非常に大きな要素となり、これは情報戦です。チームがどの選手を使いたがっているか。

したがって、残念ながら、スポットでいい選手というのは、結構情報をチェックし続けるほかないようにも思われます。情報をチェックしない場合、試合経過をチェックするのが重要。1試合その作戦ならしばらく続く可能性があります。よって情報チェックに時間をかけれられないばあい、数字だけでも厳しいリーグでなければある程度フォロー可能かと思います。

弱いのもあり、雑感的に整理もなく欠きましたが、こんな感じでしょうか。

なお、情報の取得に関連して、率の加重平均なども考慮した状態で選手のランキングを示してくれる計算サイトを見つけましたので記載しておきます。

http://basketballmonster.com/playerrankings.aspx

また、MBAの公式のファンタジーでは、こういう加重平均も考慮されているようです。印ファーフェースが使いにくく、途中でリーグに参加してみたのですが、ほとんどさわらず投げ出してしまいました(笑)。

Key to Success

最後にkey to successの検討です。思いついたのが後だったので最後になっちゃいました(笑)。本当は先に検討して書くべきなんですけどね。

50名全体でいうと、30%以上に保有されている選手が3名、20-30%の選手が6名、15-20%の選手が10名(計19名)と上位にかなり偏りがある一方、9.2%-15%の間に31名います。注目は50位の選手で、保有率は9.2%しかありません。12チームですので、必ず保有されている選手の平均は8.3%です。これからするに、この選手は本当のkeyとはいえないと思います(笑)。Mustな選手をいくつか抑えれば、後は何とかなるという傾向があるかと思います。

このうちドラフトで指名されるような選手でみるに、1巡の上位5名はほぼ入っていますが、いずれも15%以下の層。その他上位で入っているのはC。3-5巡で目立つのはPG。

でも、15%以上のMust選手はほぼ開始前にFA状態の選手で、かつ私がドラフトした数試合経過時点ではすでに交渉が伝えられていた選手がほとんど。バスケは1,2試合で大勢が見えるので、シーズン開始直後のadd/dropは相当多めに枠を持って積極的にいった方がいいと思われます。ここで決まりそう。

従って、ドラフト戦略5割、ドラフト直後のadd/drop3割くらいの重要性でしょうか。

ま、来年やってみないとわかりません(やるかどうか不明ですが)。


2008-04-14

ドラフト・開幕の注意 3 ドラフト後開幕直後までにすべきこと

ドラフト後、開幕直後までってのも結構add/dropをする方が強いと思います。


ドラフト後開幕まで

ドラフト後開幕まで、実際のMLBはスプリングトレーニングというキャンプ兼オープン戦を行います。その間、好調であることが伝えられる選手や、怪我が報じられる選手がいます。それらにあわせて選手をadd/dropし、ドラフト後の情報のアップデートを自分のチームのロースターに反映するというのが大事になります。

ドラフト時にはドラフト時までの情報のみを反映して選択していたのであり、それ以後の情報というのは反映されていないわけで、それを反映して最善の選択に変えるというのはとても理屈に合う動きです。ドラフト時期が遅ければ当然それらの情報も加味してドラフトするわけですからね。

一方、所詮レギュラーシーズンではないので、好不調は参考情報に過ぎず、あまりあたふたしない方がいいというのも一理あります。したがって、シーズン中とは違い、その日その日の結果に一喜一憂する必要はないと思われます。

では、この時点で重視すべき情報はなんでしょうか?

以下のような情報は重視すべきではないでしょうか。
① 怪我人情報 当然運動をしているので怪我人は出ます。怪我が重ければシーズンにも大きく影響するので、当然dropを考える必要があります。逆にそこまで大けがではなければ、自分の指名を信じていいのかなと思います。また、オフシーズンに手術した選手についてはその治癒状況を把握しておく必要があります。ま、自分のチームにいる人だけでいいでしょうけどね。

② クローザー情報 spring training開始前にクローザーと契約しているチームもありますが、数名のクローザー候補をspring trainingで競わせて、その結果クローザーを指名しようとしているチームもあります。後者のチームについては、情報が逐一アップデートされるので、それにあわせて人より早くadd/dropして、クローザーを確保する必要があります。

③ 一軍確保 有力新人はたいていspring trainingでレギュラーを目指します。従って、一軍に残れるかどうかというのがfantasyで使うか否かの判断対象になるかを決定する根本的な情報となります。直前でマイナー行きというのもあり、その場合その指名は無駄になるので、有力新人といえど1軍を確保されている人を使った方が無難と思われます。もちろんマイナーに行ったとしても、あがってくることを期待して保有しておくというのもありますが、この場合、怪我人とは違い、ワクを占有します。感覚的には新人はレギュラーの故障者と違い、メジャーで通用するのか、という疑問が常につきまといます。たとえ1ヶ月遅れで5月にあがってくる超有力新人でも個人的には1ヶ月保有しておくというのはすごく苦痛で、これをしようとは思いません。

④ 好調不調 spring trainingでもオープン戦が行われ、毎日ホームランをうっただの、不調だのうちこまれただの、いくらでも情報が流されます。このうち重要なのは、レギュラー確保を目指している有力新人が活躍しているかです。この人たちは、レギュラーを与えられていないので、spring training時に好調時期をあわせて来ていますので、この時期活躍できないというのは、結構痛い。一方有力レギュラーにとっては、レギュラーシーズンの為の調整時期に過ぎないので、どんなに不調でも故障でない限り心配する必要はないです。むしろ、不振と言われる人を安くトレードで買えるならその時期に自分の好きな選手に変えるというのも一つの手です。この好調不調は野手を中心に見るべきです。理由は後述します。

こういった情報に基づきadd/dropをしていきます。

開幕前トレード

無論トレードもでき、トレードは、また機会があれば記載しますが、まず、自分のチームがどんな状態であれ、リーグ一番充実しているチームという前提に立って、ほかのチームが苦しんでいるとき(とくに期待していたレギュラーがマイナー行きになったとか、先発が故障で故障者リスト(DL)入りになったとき)に代替選手を提供してあげて、その対価をちょうだいするという方法が一番いいように思います。それ以外だとどうしても無理矢理奪うという感じになりますから。

ここで大事なのは、自分のチームはどんな資産も出せると思うことです。レギュラーシーズンは長いので自分のチームの長所と思っていたところが案外短所だったり、逆に弱いと思っていたところがある日いい選手に巡り会って強くなったりします。この段階ではあまり弱いところを補強とか考えずに、とにかく何でも得になる取引をすべきだと思います。ま、貧しても鈍さないことです。やればわかりますが、これがシーズン開幕当初に順位が低くても確実に上位で終わるために重要な考え方だと思います。たいがいはじめてやるシーズンのドラフトは失敗しているものなので、それの欠点を補おうと無理をしてもろくな結果にはなりません。欠点は自然になくなるものと、確実に両者に得になる取引をするのが肝心で、そのときに自分の増えるポイントというのはどんなスタッツでもいいのです。スタッツ間の調整はシーズン後半でも十分に間に合います。

故障者の取得

トレードで相手の困ったところを改善するのをお手伝いしているうちに、気がついたら自分のところは故障者だらけということになっていることもよくあります。

故障者については、ドラフトではとらないことにし、ドラフト後に故障者を抱えて困っている人を助けてあげるのがよいかと思います。その際は、なるべく完治しそうな人をとる、長期故障の人はとらない(めどは開幕1ヶ月くらいでしょうか)、野手の故障者はなるべくとらず、故障者は先発に集めるというのがあります。優先順位は、先発、抑え、野手の故障者でしょうか。

野手と先発では先発に故障者を集めるのが効率的です。いずれも戻ったら完全に力を発揮するという前提で考えます。野手の試合数は162試合ですが、これは試合がほぼ毎日ある関係上、一度未使用試合を出してしまうと、これを使い切るのが結構難しくなります。一方、先発は、1名あたり5試合に1回しか登板しないこと、パブリックでは全部で使えるイニングが1250イニングしかないことから、add/dropをすれば、すぐに使い切ることができます。例えば、パブリックでフルにadd/dropした場合、先発は先発用のワク2つと先発・抑え供用ワク3つのあわせて5ワクにつき毎日先発投手をつぎ込むことができます。1名あたり5イニング平均投げるとしても、1日25イニング、50日で使い切ります。これは開幕からだと5月半ばですね。いかに使う時期を選んで使うことができるかわかります。

とすると、野手は、常に出さないといけないので、スポットで使う選手以外の主力選手については通年の総合成績が大事になります。一方投手は、この少ないイニングをどう使い切るか、使用する選手の質が重要になります。

怪我でも保有しておく選手というのは確実に主力選手です。こういった選手が怪我で試合に出られない場合、通年での成績は確実に落ちます。一方怪我が回復した後にしっかり働けるというのであれば、実働期間の質は落ちないのです。

このため怪我人はある程度で直る先発投手でとってくるというのが効率的ということになります。

トレードで故障者が出たチームの立ち直りのお手伝いをする場合、先発投手であれば、若干格下の選手と故障選手を取り替えるという方法でお手伝いするのが、双方の利益にかない、野手であれば、怪我人以外の数名を含めた大型トレードによりその他の選手の若干のレベルアップを対価にちょうだいするというのが理にかないます。で、怪我人の穴はこちらで負担する。ま、そうしても長いシーズンFAなりほかのチームとのトレードなりで通常は何とかなります。この穴は外野の方がいいですが、どうしてもしょうがなければ内野でも何とかなるのが通常です。

クローザーについては、先発と野手の間の考え方ができます。毎日SVがつく機会があるので毎日ワクを使用する必要があるという意味では、野手と類似しますが、あくまで限界は試合数ではなく先発投手と共通のイニングで縛られるという意味では先発投手同様質が重要ともいえます。従って、怪我人を引き受けるか否かもその間くらいということになるでしょうか。場合場合としています。

このように他人のお手伝いも終了し、みな、シーズンを迎える準備が完了したら、いよいよ開幕です。

開幕直後

開幕すると選手の好調不調が見えてきます。投手にしろ野手にしろ最初好調だとしばらく好調だったりします。従って、人に先んじてこれをaddする必要があります。

このときにaddすべき中心選手は、野手です。先ほども書いたように先発は質を重視です。ドラフトで質を重視し、開幕までに他の人をお手伝いしている間に、少なくともOrankが良く自分も気に入っている先発が複数いるようになっているはずです。なので、先発はほかにとられてしまっても何とか回せます。一方野手は年間成績が重要になるので、ここで急にでてくる人、復活する人といった好調レギュラーをしっかりつかむ必要があります。この時期は、まずはレギュラー野手で人よりも上回ることが大事なようにおもいます。

なお、好調な選手は結構後半でもでてきますが、この時期に取得するのが大事な理由は、うまくいけばシーズン中ずっとレギュラーを任せられる人に出会える可能性があることです。あたりの効果がでかいということですね。

このときにdropする選手は、前のエントリで書いた様にベテラン野手。最初好調ならトレード要員、最初不調ならdrop要員ですね。ま、いずれにせよ実際の人でやると、結構人でなしですが、所詮ゲームですから効率重視で。

何を持って好調とするかですが、これは率です。率はねらいに行ってもとれないのは以前書いたとおりです。ただ、好調不調を判断するのは率です。率がいい人を取りに行くものの、率は上がらずに、ほかの付随的な要素の方がむしろプラスが多い、そんな皮肉な結果が多いのではないでしょうか。

ランクは、本塁打・盗塁が出ていれば相当もらえるとは以前書いたとおりですが、これは1つの差が大きなランク差になるのであまり信用することができません。むしろ率が大切なのです。例えば1週間で4割打つとか。

率は不思議なもので、大砲の場合、.280あると何も言われないのに、.250を切ると不振と騒がれます。このさ030。打数にして30打数に1回。ファーボール、犠打などを含めた打席数にすると40打席に1回とかだったりします。1試合4打席くらいなので、要は10試合に1回、ヒットが出る打席と出ない打席が分かれるか否かというだけの違いです。でも、そう騒がれる。

選手の方も当然電光掲示板にかかれた自分の打率は見えます。同じように3割超えていれば好調、1割台だと絶不調とか感じるのです。確率とか統計の世界では10打席で、0割でも特に問題はないのですが、実際の選手は、なぜだろう?と感じずにはいられません。怖いのは、これで本格的に調子を崩すこと。

一方4割とかなら、瞬間風速的だとだれもがわかっていてもご機嫌で調子がいい。あたりがあるので、誰もがHRを打てる大リーガー、ホームランも出るし、体の調子がいいといつもより走ったりもする。無論、打点、得点に絡む機会も増える。打点得点は長期的に見れば打順が大事なのですが、野球は、争っている数字が小さいので、そのときの調子というのが、構造的なものを凌駕しますので、調子がよければ打順の関係は低いとみて大丈夫です。したがって、第1次的に打率の高い人の中から、addする人を選ぶ。その際に、HRがでる人か、盗塁できる人か、クリーンナップを打っている人か等というのを2次的に考慮すべきではないかと思います。

先発投手は、足りないなと思えば、好投した投手のうち、過去の成績でしっかりイニングあたりの三振がとれている人(だいたい8割程度)、K/BBの比率がいい人(奪三振がファーボールの5倍とかあるならエース候補です)を若干名足してもいいように思います。自分が軸にしようと思った高Orankの先発も必ずしも全部が好調というわけには行かないでしょうから。

セットアッパーはできれば追いかけたくないです。抑えが十分にあれば追いかけなくてもいいのですが、諸般の事情でそうではない場合、やむを得ません。クローザーが抑えるのに失敗した、故障したという情報が入る度に右往左往です。このときは、先発以外の投手はSVだけ持ってくるものと割り切っていいとおもいます。従って持っていても、質が悪ければ登板もさせない。よって、価値も将来得られるセーブ数×その確率しかなく、確率が低い場合、相当低くなります。

トレード

開幕直後、前から持っていた有力新人やFAからとってきたプレーヤーが好調で、レギュラーを変えてもいいと思うことがあると思います。その場合には、トレードでポジションの重複を解消しましょう。常に相手を助けてあげる気持ちを忘れずに、そのポジションで困っている人にあげるのがいいと思います。このとき、拾ってきたプレーヤー、Orankが低いプレーヤーを手元に残し、実力者として評価されている方のプレーヤーをトレードに出すのが、リーグ内の雰囲気を保つコツのようです。

どっちのプレーヤーを得ても同じ活躍をする場合、本来、相手方としてもどっちをもらっても一緒のはずですが、Orankの低い人、直前までFAにいた人をトレードで対価をはらって譲り受けるというのは、不合理な人間の常でしょうか、感情的になる場合が多いようです。むろん、合理的にプレーする場合、Orankが低い方も一緒の活躍ができると確信したら、低い方をもらう方がOrankが低いこと、拾ってきただけであることなどを交渉材料として取得コストを下げることができるので、いいのは間違いがないです。ただ、Orankに比べて現在のランクが著しく高騰・暴落している場合、値段がつけにくいというのもあります。合併の意見書と同じです。ま、それをねらって取引するのも一つの手ですが、あまり、歓迎はされないようです。

もう一つ、開幕直後ならではなのが、ランクのみを利用した取引です。規定打席みたいなものがあるようで、これに到達しない限りなぜかaverageですら、700番とか1000番とかのランクがつけられている選手がいます。これらの選手は不調でもなんでもないので、相手がランクのみを見る人の場合、同じかちょっとしたの選手で、100番台のランクが着いている人などと交換することができる場合があります。これは、自分のチームを好みの選手のみで集めたい場合などに、結構有力な手段だったりしますが、トレードのセンスとしては悪いと思います。いっぱいやってみて(笑)、確信めいたものを持っています。

複数のチームを持っている場合

複数のリーグに所属している場合、どのリーグの誰が上手い人か早めに確認しましょう。で上手い人のaddは、addの理由を自分で納得の上、まねてほかのリーグで実践してみるといいと思います。どういう事をする必要があるのか、肌感覚で知ることができますから。

ま、これが今年できなかったことを含め(笑)、つらつら思ったことのまとめです。いやぁ、世の中上手い人はいっぱいですね。

2008-04-10

ドラフト・開幕の注意 2 パブリックにおける戦略

パブリックリーグを例に具体的な検討を記録的に残します。


パブリックでやる場合、21選手保有します。全選手最終成績が100位以内なら通常優勝できます。よって、野球で成績を見る場合、重要なのは100という数字。ドラフトでも、100位以内の指名方針とそれ以後の指名方針に分けて考えることにしました。

1 100位以内 (先発を2,3名とり、後は野手)

要はOrank100以内ですね。ここは最低8名、できれば10名抑えたいところ。経験上、ここらへんで、あまりランクに逆らって指名するのは得策ではありませんので、ランクに従って指名。

指名すべき人は、先発2,3名、野手5名以上。個人的な好みは内野手の盗塁付きをここで抑えることというのは随所に書いているとおりです。ただ、絶対的な優位性はないと思います。Private leagueで、ポジションがカスタムされていれば、当然外野から埋めていくのもありでしょう。ただ、SV以外への影響力が小さい抑えは指名しない方が効率的であるように思います。

(1) 先発

先発は、確実にあたりを引けるなら2名でも大丈夫ですが、たいてい誰かはずれるので3名程度とりたいところ。ここでとる投手は、どんなに打たれても普通はFAに落としません。そういう意味で、投手Statsの基本を作る投手達。重視したいのはねらってとりにくい率系。奪三振率・ERA/WHIP等。WHIPと奪三振率が重要になると思うのですが、これを見る際にK/BBの比率を見るといいということを教わりました。確かに、イニングあたりの奪三振率(または試合あたりの)と、K/BBの比率というのをみておけば、被安打率というのはあまり見なくてもWHIPをとることができるように思われます。従って、まず奪三振率をみて、その後K/BBの比率を見るということでしょうか。5倍とかであれば、相当いいです。

なぜ、100位以内で先発というのにこだわるか、というのには理由があります。このくらいの投手であれば、自分が思い入れを持ってとった投手(個人的には経験を積んだ若手が一番。期待感のみというのはこの順位ではとりません)であれば、打たれても打たれても落とすことは考えないからです。

Fantasyをやっていくとわかるのですが、たいがい有力新人というのは常に出てきます。とすると、何が足かせになるのかというと、枠。そう、パブリックでは21名+DLの最大22名支配下におけるのですが、この21ないし22という制限がきつい。

常にadd/dropしていた方が強いというのは従前も書いたとおりですが、これをやるためには、捨てたくない選手と捨ててもいいかもという選手の区別がはっきりついていた方がいい。よくわからない中間層の選手ばかりだと、どうしてもadd/dropが鈍ります。

で、先発投手の場合、どのくらいの選手がdropしたくない選手かというのを考える必要があります。

基本的に毎日試合に出る野手、毎日登板の可能性がある中継ぎ・抑え投手と異なり、先発は5日に1回くらいしか登板しません。しかも間に試合がない日がある場合、5番手の先発はよく先発をとばされるということもあります。また、ちょっと体調がというので、先発を1回とばしたりもする。そうすると、平均して1ヶ月4-6回しか登板しないわけです。それ以外の24-26日は、この登板のために、何もしないのに枠を占拠することになります。この25日の無駄をさせてもいい投手はだれか、ということです。

先発は、各チーム5名としても150名います。パブリックでは、1200イニング投手用に与えられます。通常の分配であれば、中継ぎ・抑えで200-300必要になるので、残りは800-900。180-220イニング投げる先発で多くて5名です。とすると12チームで必要になるのは60名程度。残り90名はFAにいます。

先発1回の間にこの90名は全部投げるので、毎回この90名の誰よりも登板させたい人ってのだけ枠を与える価値があることになります。

しかも、もし、この90名のFA先発をadd/dropで使う場合枠は1日しか消費しません。一方ずっと保有する人は、5日分枠を使う。

とすると、完全にFA先発を上回る先発(FA先発90名のうち、その5日間の間で対戦相手、調子等を考えて一番投げさせたい投手よりも更に明らかに価値が高い、しかもシーズン通じて常に価値が高い先発)以外は、ドラフトで指名する価値はきわめて低いものになります。

これは、実際の肌感覚にもマッチします。上位の先発以外のトレード時の交換価値というのはきわめて低いです。この肌感覚の限界がパブリック、またはそれに近いフォームの場合、Orank100の様な気がしています。若干厳しいリーグで150でしょうか。無論参加する人の積極性、知識の程度とかにもよるんですけどね。

したがって、絶対捨てない先発という観点で、Rankをみて、先発を2,3名ここで選択したいところです。8巡-10巡のうち、2,3名ですからどこに配置するのか、連続してとるのか、などそこをドラフト戦略として考えるのがいいと思います。このように考えるとサンタナ・ピービといった今年のトップ投手というのもとる価値が出てきそうです。平均指名順位を考慮して選ぶことになります。

これらの投手は、野手よりもstatsに与える影響がおおきいので、心中してもいいというような好みの選手をとっておく方がいいように思います。

(2) 上位野手

野手は、安定感と、さらなる上昇を求めて、数年の経験がある若手を中心に選択します。昨年の成績がよく、今年さらに成長が期待できる人を優先的に選択するのが一番安心です。むろんこれだけでは選択しきれないので、他の人も選択するわけですが、昨年ブレイクして昨年がすごかったために昨年より落ちる可能性があると言われている若手については、月別成績をみて、どこまで落ちる可能性があるのかを確認し、復活が期待されるベテランについては、復活しない昨年の成績でもいいかということを確認するのがいいと思います。

たとえば、今年の場合、Braun, Tulowitzkiについては昨年後半が盗塁できていなかったので、盗塁がないかもしれないという前提で取りに行きましたし、Derrek Lee, Jeterについては、昨年の成績(または若干落ちる成績)でもいいかというのを自分に問いかけながら取りに行ったりしていました。

ここで不調選手を出すと相当つらいので、とにかく不調選手を出さないことが大切です。不調になりやすい種類の選手は、やはり打率の低い選手、大砲(振り回すからと思われます)、故障明けの選手、2年目のジンクスが想定される選手などがあるかと思います。

また、偏りのある選手、リスクの高い選手というのもできるだけ避ける傾向にあります。特に偏りでは、HR・打率の悪い選手は避けています。リスクの高い選手ということでは、トレードされた選手は避けるか相当ランク下でしかとりません。よくなる可能性もむろん高いのですが、悪くなる可能性もあり、上位は安定していてほしいというのとなかなか整合しないからです。

2 100位以後 (抑えと野手を交互にとる)

100位以後に選択する選手は、13-15名です。ここでは、抑えを積極的にとっていきます。その残りで野手、どうしてもとりたい先発ですね。先発はなくてもいいと思います。

(1) 抑え

Fantasy baseballにおいて、一番特殊な地位を与えられているのが抑えです。抑えは、チームにより戦略的に与えられる地位で、必ずしも能力があればいいというものでもありません。その意味では、フットボール・バスケットボールのレギュラーに近いイメージです。大リーグに30名しかいないため、積極的にプレーする人が多いリーグほどプレミヤがつきます。放置する人が多いリーグでは逆にだれでも一定数はとれます。

抑えは、Statsとの関係では、SV以外、先発の1/3程度の影響力しかないというのは前に書いたとおりで、そのために、「抑えであること」というのが価値の根源になります。どんなにいまいちな投手でも、確実に抑えであり続けるならば、それだけでものすごく価値があるのです。監督やチームの体質で意地でもクローザー固定し、使いまくる様なチームのクローザーは能力にかかわらず価値があります。これは前年のチームのセーブ機会に対するセーブ数、それの集中度合いなどから判断可能です。逆に優秀な中継ぎを調子に合わせて起用するというクローザーの役割をshareするような戦略のチームだと、結構つらい。また確定的なベテランクローザーでも優秀な若い競争相手(たいてセットアッパー)がいるチームも嫌ですね。いつ替えられるかわからないですから。

抑えは、パブリックの場合、5-6名はとりたいところです。後々の管理を楽にするためにも。これに失敗すると、抑え候補のセットアッパーをとることになりますが、彼らはSVなしで、かつ先発の1/3しか影響力がないのに枠を1つ占拠します。将来抑えになる確率×その際のセーブ数の現在価値(ま、利息はないのですが・・・)と、それまでの無駄な枠の投資が見合うかという比較をすることになり、判断が抑えに比べて格段に難しくなります。これを避けるためには、最初からクローザーを多くとるのが一番です。

やってみて思うのですが、後から指名できるからといって、優秀な中継ぎを指名して、2名で1名の先発とするのは、基本的に避けた方がいいのではないかと思います。やはり、2枠で1つの先発の価値というのは、相当組み合わせも限られますし、2名とも調子がずっといいことが前提となりますのでリスクも高いように思います。しかも枠の投資価値があるのか疑問です。今年の考え方の基本は、枠を何とか確保してadd/dropにより、更に利益を得ようというのが基本戦略ですので、なかなかそれと整合的に働きません。

具体的には、だいたい10-12巡目くらいから、例えば偶数指名を必ずクローザーにするなど自分にある程度縛りをかけておくのがいいのではないかと思います。何巡かまとめてとるより、全体のクローザー指名の進行度も見ることができますし、それ以外のポジションの選手について、有利な順位で指名することもできるようになります。

全体のクローザー指名については、積極的な参加者が多いリーグほど激しくなります。ただ、こういうリーグでは一般に先発の指名も進行が早く、結局下位のクローザーは100位以下となることが多いように思われます。先発投手については、上記のように100位以内か否かによって投資の価値は大きく異なると考えています。100位以下の先発をほとんど選択しないという戦略に出た場合、クローザーはここからでも十分な数を指名できる可能性が相当高いです。

100以下でクローザーを指名して、損をしたと感じたことはほとんどないので、どんどん指名していいと思います。若干人より早いかなと思っても指名していかないと数が稼げません。他の人の指名速度が速いリーグは、シーズン開始後もクローザーの価値が高いのが一般ですから、ランクと指名順位が離れるのは基本的に気にする必要がないと感じています。

むろん、後まで選択しない部門があるわけですから、リスクはあり、祭りの結果、相当な不利益をはらむ可能性はありますが、12チーム程度のドラフトで、ある程度真ん中の指名であれば、メンバーのメンツにかかわらず結構とれるリスクではないかと思います。

(2) 野手はベテランもとる(意見変更)

100位を超えた後の選手(特に野手)の取り方は2つあると思います。一つは期待の野手、もう一つはつぶしのきくベテラン。

100以内で野手を5名しかとっていない場合も、いずれにせよ野手の後半に相当します。抑えをとっていないとすれば、標準か標準よりちょっと優位の選択でこの段階まできているはずです。

この場合の後半半分ないし1/3の野手については、add/drop、複数トレードの追加駒とする可能性が高いと思います。ただ、若手が出てくる保証はない(一般的に出てこない年は天文学的な可能性でないと思いますが)ですし、トレードは全く成立しない可能性もあります。したがって、特にベテランを選択する場合は、最悪自分のところに残るかもしれないということは常に前提において、選択をすることになります。

とはいうものの、一番ほしいのは、大化けする若手。ただ、これはくじみたいなもので当たり外れがある。いくらオープン戦(spring training) の結果を追いかけたところで、シーズン本番とは若干方向性が違いますし、そもそもメジャーに残らない可能性も高い。当たる可能性は高くて30%くらいと思います。しかも当たっても、自分がそのポジションに求めるような選手になるかもわからない。

一方、ベテランというのは、このレベルのベテランを最後まで持っているようでは優勝の可能性は低くなってしまうというのがあり、自然、優勝のためにはいつか落とすこと・トレードすることが前提の選択となってしまいます。いつか落とすなら最初の宝くじを購入すべき(ベテランを避けよう)というのが従前の意見でしたが、今はちょっと違います。

というのも、期待の若手の大化けをねらって、そればかり購入した場合に、シーズン直後に頭角を現す新レギュラー、今年好調の選手をうまく捕まえられないという欠点がわかったからです。

急に出てくるHotな人(新人、復活組を問わず)をとるには、特に厳しいリーグでは、最初の1,2試合の活躍でとることが肝心です。その時点で、今年Hotな人「かもしれない」というのは判断がつくのです。そして、それは開幕直後に一番ラッシュが起こります。というわけで、開幕直後の1週間はまじめに選手を獲得する必要があります。特に野手。

一方、有力といわれていた選手が外れだった、または少なくともしばらくはないな、と結論づけるのには早くても1週間くらいかかります。1試合(4打席)打てなかったというのは当然あることで、これをもってだめと結論づけるのは当然できません。「おそらくだめ」との判断をするのには時間がかかるのです。

これは、要は中間の立証責任がどっちにあるのかということです。たとえば、野手について。2試合終わった時点で、3安打ずつしている人がFAにおり、両方とも無安打におわった期待の新人がいた場合、両方とも今年hot「かもしれない」となるのです。この時点で、前者は実績を残しており、後者は残していないのですが、自分でこの人は有力だと思った人を、2試合で切るというのは相当勇気をもってもなかなか現実的ではありません。

ましてや期待の先発3番手以降の若手なんて、登板もしていません。

これを切ることができないため、ドラフトに成功すればするほど、hotかもしれない人に気がつきつつも何もできないのです。ベテランであれば、能力が100%発揮されても目標とする成績に達しないことは最初からわかっているので、最初が超hotでないことがわかった瞬間に切れます。

開幕直後にhotな人を知りつつも指名できないといった事態を避けるという意味と、トレードの持ち駒とするという意味で、ベテランを100位以降でとる価値というのが出てくるのです。やはり何でも一つに偏らず、まんべんなく投資することが大事は大事ということでしょう。でも、まぁ、原則的に多くは必要ないんですけどね。あくまで後半野手5名のうちを有力新人5名とせずに、半々にする感じです。

期待の新人は自分の好きな人を選ぶとして、ベテランの選び方について考えてみました。

(3) ベテラン野手はどう選ぶ?

このランクのベテラン野手というのは、一般的に従前から何度も言っている80R, 20HR, 80RBI, 10SB, .280という基準の全てを満たす人は少ないです。大概、何か欠けるかわりにどこかが多少なりとも強かったりします。

① 基本は本塁打を打てるベテランをとる

ベテランの強みはレギュラーを最初に持っていることです。打順も与えられている。これが特徴です。このときに、何を重視してベテランをとるか。

結論は基本的に本塁打・クリーンナップであることです。

一般にファンタジーで重視される本塁打・盗塁ですが、ベテランはふつう走れないので、SBは無視でいいと思います。また、add/dropまたはトレードの対象なので、長期保有を前提とする打率にはあまりこだわらなくてよく、また、クリーンナップであれば、打点、得点はある程度ついてきますからそこまで深刻に考える必要もありません。ここはHRを取りに行くといいと思います。特にHR30本以上。HR/SBが短期の好調で一番影響します。ランクも如実にHR/SBが影響します。したがって、長打力のあるベテランが開幕時にたまたま絶好調であれば、それだけでずいぶんと高い値段がつきます。たとえば2:3のトレードの3人目にするにはうってつけとなるわけですね。

HRが出る打者(特に昨年度30本以上)は、トレードの時に単体でももらい手が出ます。一番いいのは強豪チームのクリーンナップですが、それがない場合、弱小チームのクリーンナップ、中堅チームで打順を動かす監督のチームでクリーンナップ以外なども考慮の対象になると思います。ドラフトを見てみるとわかりますが、超弱小チームの4番というのは通常ドラフトの対象外になるので、こういう種類の選手というくくりであれば、比較的容易に指名することができます。打率はなくとも多少のHR(昨年か一昨年かで30本塁打近く)というのはあります。

② 盗塁のできる内野(例外)

例外的に2塁やショートで盗塁がほしいときがあります。こういった選手は、自らの盗塁を確保するために基本的にはadd/dropやトレードの対象ではない選手。従って、率と盗塁を求めるといいかと思います。

こういった選手は、通常クリーンナップではないので、心配なのは打点や得点です。特にDHがないチームの場合。

基本的にDHのある強打線チームであればそれほど心配する必要がなく、DHのあるチーム、弱小打線であれば相当心配する必要があります。打順は1番を打つか8番を打つかというのはそのときの調子で変わったりするので、クリーンナップではないというくくりで見ておけば十分かと思います。いずれにせよDHがない場合、Pが得点・打点の量に影響しちゃいますね。これがどの程度影響するのか、前年の数値で検討する必要があるのです。

(3) 先発はとらなくて大丈夫か?

確かにOrank 100位台(100-200)で大活躍する若手というのは毎年います。ただ、これをねらうのは宝くじを買うようなもの。どんなに期待の若手で最終的によくなっても春先悪いとか、その年悪い可能性というのは捨てきれません。その場合に、その若手に枠を残す価値があるかと言えば、正直疑問です。また、開幕から好調な人をとるというのは戦略として重要です(このゲームは上に立った方が楽にことがすすみますから、最初に上に行くことはとても重要です)が、先発3-5番手の有力若手というのは開幕から相当しないと登板すらしない(調子がいいとも悪いともわからない)という問題があります。

とすると、ここで先発をとるのは、とても捨てない選手を指名しているとはいえないのではないか、というのが今年の結論です。

むしろ、先発はだいたい1ヶ月くらい調子が持続する傾向にあるので、1回目の先発でよかった投手の中から2回目の先発の時にほしい人間を1,2名追加する位でいいと思います。

もし、それがOrank 100位台の選手であれば、クローザーを一人出して、とっちゃってもいいかもしれません。大概、よほどでない限り、好投している有力若手投手でもクローザー1名出せば買えます。よって、有力新人を宝くじで買うより通貨となるクローザーを指名し、先発は安く買えばいいのだと思います。

どうしてもとりたければ、最後あたりにけがからの復帰がまたれる有力先発を指名してみるというのもいいかもしれません。今年で言えば、Rich Harden, ランディジョンソンなどでしょうか。

たとえば、モックドラフトなどの結果ではこれではいいドラフト結果だと評価されませんが、add/dropを前提とする限り、この方が動きやすいです。

なお、抑え候補の有力セットアッパーは場所だけとるので、意地でもクローザーを指名し、抑える方がいいと思います。

(4) 複数ポジション選手

このランク付近でチーム構成上のその選手だけというような特徴を持つ選手は、内野の複数ポジションの選手、1,3塁でHR/SBの両方があるような成長を期待できる選手となると思います。

前者は、Yunel Escobar, 後者はAlex Gordonなどでしょうか。

ドラフトの反省はこれくらいにして、ドラフト後、開幕まで、開幕直後に何ができるかを次にメモ的に残します。


ドラフト・開幕の注意 1 ドラフト一般

Fantasy baseballが開幕しました。とりあえず今年のドラフト戦略、開幕直前直後に思ったことなどをメモ的にまとめてみます。

今回はドラフトの注意事項一般。


パブリックに限らずドラフト全般に共通することは、できるだけ後から捨てたくない選手を取るということです。

1 後から捨てない選手

Add/dropで何度でもリセットできるから投資の失敗はないと書きましたが、ただ、枠だけは使用します。

レギュラーが好調であれば、BN(ベンチ)の枠の価値は非常に低いのですが、野球のようにレギュラーが多い場合、全員が好調というのはまずあり得ませんので、BNの枠の価値というのはそれなりにあります。それを投資しているので、できるだけ投資あたりのリターンが高い方がいい。こういった観点からシーズン開始後add/dropするのですが、add/dropはリスクも高く、ややもすると投機ともなります。

こういった投機リスクを避けるためにも、ドラフトではできるだけ、リーグの標準から考えて枠の投資価値が確実にある選手を手元に置きたいもので、これがadd/dropの対象にならない選手です。どんなに不調でも、よっぽどの大怪我以外、怪我をしても捨てない選手。これをとるのです。ま、当たり前ですね。要は手元に置いておく価値のある選手。

なお、ここで「リーグ標準では」と書いたのは2つ意味があり、一つは、フォーマットによりこういった捨てない選手というのは当然変わってくること、あと、自分のチームだけ極端に弱くなった場合は、add/dropの対象を増やす必要があるということを明らかにしておきたかったということです。

Add/dropは通常1,2枠を使い繰り返します。add/dropの回数(Move)が多くても、必ずしもどんどん選手を替えていくわけではなく、やはりトレードがなければ、根幹選手は残こる傾向にあります。野球はバスケ・フットボールほどは残りませんが、ホッケーよりは残ります。数字の大きさ、結果を残すポジションにいられる選手の数などが影響します。自分のチームが弱い場合、このadd/dropの枠の数を増やすというのが、上位にはい上がっていく方法となります。

2 おいしい指名をめざす

ファンタジーをはじめて間もない人が多くいるリーグほど、野手・抑えの指名が速いように思います。そういう場合は、後半で一斉に皆が先発を指名しはじめます。一方、ベテランが多いと逆に先発の指名が先行します。

ファンタジーベースボールののポイントは、基本的に指名する選手の数は、実際のレギュラーに比べて限られていることです。特にパブリックの場合FAの層がかなり厚いので、どこの指名がいくら指名が先行しても全ての選手が指定されてしまう心配はないと言うことです。クローザーですら一挙に全部指名とはなりません。安心して、指名が先行していないポジションの指名漏れの選手を「おいしい指名」として指名していけばいいと思います。

この基本方針はいいのですが、困るのは、自分が指名したポジション以外の指名が先行し、自分の指名したポジションだけが選手が残ってしまっているときです。

これは相当つらいです。今年で言えば2塁手、1塁手。これを上位で指名してその後誰も指名しなかったために、お得な指名はポジションがかぶるこれらの選手しか残っていない場合というのは相当つらいです。

これを避け、おいしい指名をある程度確実にする方法はいくつかあると思います。

① 情報収集・検討

まずは情報収集と、ドラフトの傾向の確認。

パブリックの場合、特に各ポジション12名から15名指名したときにどういう感じになっているのかというのを確認するのは大事です。特にそのポジションで何人くらいまでが、本当にほしい(優勝できるチームにいるような選手なのか)というのを確認したいところです。

たとえば、今年で言えば、上位キャッチャー、ショートなどはこの例。この場合、自分が上位で指名してそのポジションの直後の人がなかなか指名されずに、ああ、ちょっと早まったか?と思うことはありますが、思っていた選手が指名できずに全体のチーム構造が変わってしまうのに比べるとましです。その場合、結局1名くらい指名が漏れているだけで、結局は指名したい人が薄いので下位の誰でもいいという風になっていた2Bでの失敗に比べると痛くはないのです。むしろ、リーグの誰か1名が気が変わって思いがけないときに(たいていちょっと早めに)指名したために自分が指名できなかった場合のリスクを考えると無駄に先にとってしまうリスクはしれたものです。

② 枠の大きなポジションの指名を活用する

もう一つの方策として、外野、先発など何名か取るポジションを先に指名するというのがあります。これだと、自分のポジションだけ指名が先行していない場合、もう一人そのポジション(外野・先発)からとることで、全体の戦力を保つことができます。

特にOrank100以内で、どういう配分で選手を指名するかというのを考えることはとても重要だと思います。

③ 複数ポジション選手の活用

最後に、上位で複数ポジションを守ることができる選手をとるというのがあります。以前書いたとおり、ポジションごとのプレミアムは異なり、通常Orankは一番ポジションプレミアムがあるポジションでランクが与えられているように思われ、それ以外のポジションで使うのはあまりメリットがありません。従って、通年使い続ける上位指名の場合、複数ポジションというのはそれほど価値がないのですが、そうはいうものの、ドラフト指名の安定性という観点からはメリットがあると思います。

今年で言えば、Berkman とTeixeira 、BJ UptonとPhillipsでそれぞれ微妙にランクの落ちる前者(プレミアムの低い別のポジションを守ることができる複数ポジション選手)をドラフトのリスク回避のためにとるというものなどはこの例だと思います。後半がどうなるかなんて誰にもわからないですから。

2 おいしい指名がない場合は?

おいしい指名とは、いいと思っている選手が指名漏れになっている場合です。これがなく、むしろこの順位で指名しようと思っている選手まで全て選択されている場合どうするかということです。

今年で言うと、1塁、2塁の指名を先行したところ、全体はこれと異なり、1塁、2塁以外の指名が進んでしまったときです。結構つらいです。特に2塁。

これを回避するために上記おいしい指名を確実にするための方策を講じるのですが、完全にはまる場合はそう多くはありません。

こういう場合は、肉を切らせて骨を断つくらいな回避方法しかないように思います。ま、いずれもねらっていた選手のおいしい選択に比べると、リスクをとることになりますが、どれをとるのがまだましか、という話になるかと思います。

理論的には3つ考えられるでしょうか。

① あくまで「おいしい指名」優先

自分の予定していない人をおいしい指名として取りに行く、おいしい指名優先戦略。これは、(1)そもそも全く指名しないタイプの選手でも指名しに行く考えと、(2)ポジションの重複のため指名したくはないが、本来的には指名の対象に入っている人だけおいしい指名として指名する考えに分かれると思います。

(1)の「誰でもいいからランクの高い人」を取りに行くというのは、明らかにおすすめしません。好きじゃない人をとっても重荷になるだけで楽しくないからです。

(2)の「ポジションが重複しているだけ」というときは迷います。

今年でいうと、Konerko, Tejada, Chipper Jonesについて見られました。ポジションと選手の能力からみてUtilを埋めてもいい、また、トレードが絶対誰かとは成立すると思っている場合はいいと思います。実際、Chipper JonesをSSとのトレードを前提にとりましたがあながち失敗とは思っていません。

ただ、やはりあまり形としてはきれいではなく、場合によっては、この選択をするということもある程度だと思います。トレードは成立するか、いつ成立するかわからないので、SSがいないと精神衛生上よくなかったですし、トレードでも足下を見られている感じがしました。基本的にドラフトでは、他に指名しなければいけないポジションはたくさんあり、トレード前提のドラフトは基本的にしている余裕がないはずですから。

② この順位でとる必要あるのか?

次にくるのが、この順位ではとりたくないんだが、と思いながらも、Orank的には損がない選手をとるというもの。

これは似た選手が下位にいるので、この順位ではとりたくないとおもっているものの、その選手が嫌いではない、おいしい選択ならうれしがってとるというような場合に発生します。Yahoo!がつけるOrankや平均指名順位と自分の価値観、またはフォーマットの状況を加味したそのリーグでの指名順位にずれがある場合ですね。

たとえば、今年では、Aaron HillがいるときのKelly Johnson、Nick MarkakisがいるときのAlex Rios、Corey HartがいるときのHunter Penceなどが迷うところでした。(いずれもランク上位の後者を選択するかという問題)クローザー、先発も頻発します。

ここで、この順位でとりたくないけど、世間一般はとっているしと思ってとって、もう一人の方がずーっと残った場合の、精神的なショックは結構大きいです。もう一人も指名したくなっちゃうくらい。

ただ、少なくとも最初の指名の方のリスクは実はそれほど大きくはない。そのポジションの指名をそこで、自分の見込んだ選手で行うということになり、しかもそれは自分は賛同していないとしても、客観的・世間的な評価には一致しており、実はリスクをとっていないという場合が多いと思います。従って、まぁ、心理的なリスクはあるものの、実害は少ないリスク回避策といえると思います。

なお、比較対象選手がずーっと残った場合は、これを指名するか否かというのは、上記①のポジション重複選手として、処理することになります。つまりOF・投手等の複数指名ポジション以外はかなりおいしい指名となっても、相当能力的に買いの選手ではない限り無視ということになるとおもいます。

③ 次の巡用のお気に入り選手をとる

気に入った選手だけで固めるという観点からすると、次の巡で指名しようと思っていた選手を先に指名してしまうというのがあります。

これが心理的なリスクは一番少ないと思います。ゲームは楽しいですし、しかもその選択があたりだったときの心理的なリターンも多い。ただ、世間ではその順位で選択する選手とは評価されていないところが怖いところ。②の場合と逆に世間の評価に逆らっていることになります。

この選択をするか否かというのは自分の思い入れと、自分への自信、対象選手の唯一性などの要素によると思います。私がドラフトの振り返りで、お約束として指名していたMartin, A. Gordonはこの唯一性があるという判断の下、若干高い順位で指名することにしていました。ま、結果は結果ですが、考え方としてはあるのかなと思います。

3 DHの影響

DHについては、個人的には相手投手の防御率への影響より、周囲を打つ選手の打点、得点への影響の方が大きいと見ています。先発ではDHがあるからというのは特に理由とする必要がないと思っています。

どういうことかというと、相手投手にとってはDHは1/9にすぎませんが、打者にとっては自分が得点・打点を稼ぐときに関係してくるのは前後2,3名です。単純に考えても20%位の影響度です。打点・得点には打率よりも長打力が影響すると考えられますが、投手枠は1割の打率(通常より15%減にすぎない)があったとしても、長打力の差はもっと多いと思われます。

なお、クリーンナップであれば投手が打点・得点の対象となる可能性はほとんどないので、DHの有無については考える必要はないと思います。あくまで上位・下位を打つ脇役と呼ばれる人たちを長期保有する場合に影響してくるという話です。

4 唯一性・希少性

先ほど出た言葉に唯一性というのがあります。これは、そのポジションで、その選手しかもっていない性格をいうこととしたいと思います。また、同様の観点から希少性という言葉も使います。

これは、どういうことかというと、そのポジションで一般に稼げるstats以外のstatsを稼げる選手ということになろうかと思います。一般には、超優秀な選手か、出てきたばかりで一流の成績を残せそうにもかかわらず、ほかのポジションも守ることができる設定になっている選手です。

超一流は簡単ですね。50本塁打、30盗塁できそうな三塁手はAロッドくらいしかいませんし、打率330、HR50が目指せそうな一塁手もプホルスくらいしかいません。こういう傍目にも明らかな唯一性は、当然高いOrankが与えられ、高い順位で指名されます。ま、それでも健康なら低打率になりがちな一塁で330を期待できるプホルスというのはもっと評価されるべきと思いますが。

それ以外の、マイナーな希少性というのは、それをいかせる布陣にすれば、予想された成績が出る限り、相当全体のポイントを稼いでくれる存在となります。

今年着目した唯一性・希少性は以下のとおり。
● 本塁打・potential +20SBがある内野手として、 上位3名のSS、Arod、Wright
● 盗塁ができるCとして、マーチン,
● 盗塁のできる一塁手として Aゴードン、Berkman, Lee、(Guillenは1塁としては本塁打の問題があり、1塁手としてはみていませんでした。一方ショートとしては盗塁の問題があり、結局Atkins同様、いずれも今一歩との判断でした。)
● 四番となりうる二塁手として BJ Upton, Phillips
● 内野の複数のポジションを守れる人として、Aゴードン、エスコバー

逆にいいのだが、ポジションに求められるものがないな、と感じ、ほかでのカバーを求めるために指名が難しいと感じたものもあります。
● 盗塁のついていない2B,SSとして Tejada, Hardy, Uggla, Kent。微妙なものとしてJeter, Tulowitzki,
● 本塁打のついていない1Bとして Atkins, Helton, Loney
● 盗塁のついていない外野(1,2名は大丈夫だが、全員だとつらいです)

複数ポジションでも、Cに1Bがついたり、内野にOFがついたりするような、プレミアの高いポジションに低いポジションが追加されるのは、思ったほどのメリットはありません。無論こういう選手が多いことで、怪我、定期的な休みに強いチームとはなりますが、プレミアのついたOrankにしたがって指名する以上、プレミアポジションで使用するのが理にかなっているわけですから。無論、add/dropが禁止されていたり、FA層が極端に薄いリーグでは事情が異なり、何でもいいから複数ポジションがついているということ自体が価値となります。

また、外野が分かれているフォーマットでは、ファーストと外野のプレミアが入れ替わります。そこでは、パブリックでは通常重視されないファーストに外野特性がついていることや、外野全部を守れることなどが突如重要となってきます。これらの選手はOrankの前提と異なりますので、当然Orank以上の価値を持ちます。

また、巨大リーグのようにFAが極端に少なく、イニング数が多いフォーマットでは、先発の価値が急上昇します。先発というのは極端にプレミアが少ない場合が多いのですが、これくらい特殊なフォーマットになると、後からローテーション投手を探すというのは至難となり、当然価値は上昇します。

これらのリーグで希少性を見出したのは下記の選手です。

● 外野特性がついている一塁手として Berkman, Teahan (外野2つ守れること、盗塁もできることというほかのメリットもあり)
● 外野全部を守れる選手として Byrnes(現在のOrankで、外野全部を守れる最上位選手です。盗塁ができるクリーンナップという観点からもきわめて価値は高いです), Damon Young(同2番目)、McLouth(同4番目、オープン戦好調との話が入っていた)、Nady(同5番目)、Milledge(同7番)

これらの複数ポジション選手を最初に指名するというのは、上記おいしい指名に失敗するリスクというのも軽減してくれ、20名もチームがあるリーグでは相当有効な選択となります。

逆に指名を避けた選手として、1Bだけしか守れない人、外野の1部門だけしか守れないひとというのがあります。



2008-04-02

パブリックドラフト振り返り6

最後に、巨大ドラフトの前に一度外野が分かれているフォーマットの練習が必要だろうと、パブリックに募集されていたプライベートリーグに参加(苦しい・・)。


外野が分かれていること、トレードがVetoではなくコミッショナーレビューであること、トレード成立に4日かかることの他は一緒です。ランク無視の人が多かったので、比較的楽なドラフトになりました。

ドラフト日3月19日、ドラフト順5番。

5番ということは、いつも思っているtop 5の誰かが確実に指名できるってことです!

と、開始。

1. (5) David Wright 3B
残っていたのはWrightとRollins。今回は前者を取得。

2. (20) David Ortiz 1B
20番での指名はおいしいと、指名。

3. (29) Lance Berkman 1B,RF
外野が分かれている場合、結構好きです。でも4巡指名の人をここで指名するか相当迷いました。

4. (44) Eric Byrnes LF,CF,RF
で、ド本命でねらっていたのが彼。うまく指名できて満足。この段階でもMartinがいたのですが、巨大リーグに備えて、指名しないことに。

5. (53) Cole Hamels SP
先発。巨大ドラフト用に、ここは先発重視でとってみると決めていました。名前を肌で覚えるのが趣旨。

6. (68) Roy Oswalt SP
先発

7. (77) Scott Kazmir SP
先発。Youngがいたのですが、次でもう一人とっちゃおうかと思っていたら、とられました。さすがにこのあたりで4名ってのは苦しかったようです。

8. (92) Michael Young SS
で、反省をふまえてSS。

9. (101) Mariano Rivera RP
抑え

10. (116) Matt Kemp RF
外野

11. (125) Chad Cordero RP
抑え

12. (140) Jered Weaver SP
先発。この頃にはオープン戦の好調ぶりは聞こえてきていました。

13. (149) Rafael Soriano RP
抑え

14. (164) Josh Hamilton CF,RF
オープン戦好調なクリーンナップ候補。

15. (173) Kevin Gregg RP
抑え

16. (188) Johnny Damon LF,CF
なぜか余っていたので。ちなみに同じく余っていたKonerkoを前のチームが187番で指名。明らかに余剰戦力となり、私とのトレードに発展。

17. (197) Oliver Pérez SP
先発

18. (212) Yunel Escobar 2B,3B,SS
控え

19. (221) Adam Jones LF
期待の若手

20. (236) Rafael Betancourt RP
抑えになるのではないかと。今回は巨大リーグで抑えが取り切れないと思い、抑えではない中継ぎに詳しくなるのも目的でした。

21. (245) Ramón Hernández C
で、キャッチャー。巨大リーグではMartinをとると後が苦しすぎると思っていたので、最後にキャッチャーとすると、どういう人がいるか肌で知るために最後の指名です。

ここは抑えがうまく取得できていない人がおおいので、世のため人のためにトレードです。むろん対価はいただきますが。

①まず、大きいところで、(出)Oswalt, Rivera, Adam Jones、(入)Webb, Lidge, Upton。抑えが少ない人のところで、LidgeがDL入りしたので救援物資の送付です。ポイントはLidgeより上のランクの抑えを出したこと。これにより、先発、期待の若手をちょっとずつパワーアップ。Webbがオープン戦よくなかったのも微妙に影響していると思います。②DLでできた枠を使いRauchを取得、③クローザーがいないチームにさらにクローザー献上。またもやGreggをだして、Ben Sheetsを取得。Ben Sheetsはオープン戦よくなかったものの、ランクがいいので、活躍すれば売れるかと、④で、多くなりすぎた先発を、先発の少ないところに救援物資。以下の3つはペンディング。開幕戦好投したBen SheetsでAtkinsをとりにいったところ、オープン戦好投のWeaverを要求されました。開幕戦の当日開始直前だったので迷いましたが、1B/3Bであること(このチームはA. Gordonがいない)から受けることにしました。⑤で、Sheetsが売れたのがこちら。Hunter Penceがもらえることになりました。⑥最後にOritzをくれというトレードがあったので、カウンターを出したところ、今日成立した大型トレード。(出)Ortiz, Hamilton, Kemp。(入)Victor Martinez, Konerko, Rich Hill。さすがに出し過ぎたので、先発をもらうことにしました。今日打たれたので、受けたのでしょう。キャッチャーの傷が無事であることを祈るばかりです。次は、1Bがかぶるので、3Bのない人にAtkinsを補給してあげることでしょうか。今日も救援活動は続きます。

うーん、すでに「奪わず勝つ」という目標が・・・ま、与えよ、さすれば救われるってことで。


パブリックドラフト振り返り5

前の成功に気をよくして、同じ方式で、もうひとつ即日Winnerリーグ(Winnerリーグ3)。


3月9日、指名順10位(どっかで聞いた数字・・)

さすがにここら辺のポジションでのドラフトがうまくなってくる頃です。

1. (10) Ryan Braun 3B
例によって、3B2名、SS3名の指名が直前(9番目指名)で終了するので(こんなものです。すでに落ち込まず、なれっこ)、前回通りBraun指名。

2. (15) Alfonso Soriano OF
2巡目ではすでにHoward, Crawfordの指名が終わっていたこと、Braunに盗塁が期待できないことからOrtizではなく、盗塁目当てでSoriano。

3. (34) Russell Martin C
おきまり。

4. (39) Brandon Webb SP
ま、妥当かと。

5. (58) Nick Markakis OF
ほしい人がいなかったので変化を求めて。SSがほしかったのですが、Jeter、Guillen、Tulowitzkiの3名がそろって4巡目半ばまでに指名されていました。

6. (63) Chipper Jones 3B
SSがすでに人材不足であることが判明していたので、トレード用に。

7. (82) Chris Young SP
先発。

8. (87) Bobby Jenks RP
抑え。

9. (106) Howie Kendrick 2B
2塁。

10. (111) Chad Cordero RP
抑え。

11. (130) Alex Gordon 1B,3B
お約束。

12. (135) Matt Capps RP
抑え。

13. (154) B.J. Ryan RP
抑え。

14. (159) Kevin Gregg RP
抑え。

15. (178) Rich Harden SP
やっと彼の方をとれました。

16. (183) Brian Wilson RP
抑え。

17. (202) Ryan Garko 1B
1BがGordonしかないので。

18. (207) Josh Hamilton OF
オープン戦の活躍が聞こえだしてきた頃。

19. (226) Justin Upton OF
期待のわかて。オープン戦もよかったです。

20. (231) Randy Johnson SP
で、もう一人も。

21. (250) Tom Gordon RP
この頃は抑えでした。

おわかりのように抑えだらけ。これを売るのがテーマのチームになりました。またSSを指名していないので、その点も要解決。最後のパブリックの割に、いまいちいけていない指名かも(笑)。

で、動く。

①まず、Sherrillが指名されていないことが判明したので、Gordonと交換。②Chipper JonesとKevin Gregg(よくトレードに使ってます。去年のセーブ数、その他成績から一番出しやすい)でTulowitzkiを取得。何度か断られていたのですが、オープン戦の不調が聞こえる頃受けてくれました。で、先方のショートはLugo。でなぜかけがのLidgeをそのトレードで落としたので、これをWaiverで取得。まだまだRP出す必要は残ります。③これを解消すべく、LidgeをDLに入れてできた枠で、なぜか落ちていた大砲Burrellを取得し、それをその昔落とした人に売ってみました。大型トレード。(出)Garko, Burrell, Chad Cordero, Brian Wilson, Rich Harden, (入) Konerko, Smoltz (DL), Lincecum, Nashek。先方が抑え0なので、2枚あげるトレード。うちはOrankをもらっています。これには掲示板でクレームがついたので、じゃ、SVなしであいてはどう勝てばいいんだ?と反論したところ、ここはWinnerリーグだからと加勢がつき、相手方からも何をしているかわかっているからOKとの書き込みがあり、成立。でも問題はそこではなく、Burrellは彼が落としたものなんですね。僕ならVetoです。ちょっと行儀の悪いトレードになってしまいました。あいた枠でWeeks取得、今はこのトレード先の人が落としたDyeに化けてます。④その後、もらったNashekはこれまたRauchに化けました。同じ人ばっかりなので、管理はそれほど時間がかからずにいいのですけどね。

トレードで獲得した人が肩書き通りの活躍をすれば強いです。ただ、今はちょっと投手が多すぎ、いずれ整理しないといけないかもしれません。あとDL4名ってのはちょっと。。

パブリックドラフト振り返り4

もうひとつWinnerリーグ(Winnerリーグ2)。


通常ライブドラフトは、事前に期日を申し込んで行うのですが、オート志望でやると、ライブに割り振られることがあります。この時期のwinnerリーグのドラフトというのはあいていることがおおく、ライブに割り振られるだろうと思い、winnerにいけるアカウントを使って、オートで応募。無事ライブドラフトが2時間後くらいに開始されました。うーん、暇な休日。

テーマは、指名落ちをねらえ!
結構ランク無視の指名が多く、この指名落ちという方針がはまったリーグです。


3月8日、指名順8位。

どこかで聞いた指名順位、と思いながら(笑)、そのときの指名一覧とにらめっこしながらの指名です。今度は盗塁をとりすぎないように。。というかこの辺からさすがに指名がうまくなってきます。

1. (8) Ryan Braun 3B
A Rod, Hanley Ramirez, Jose Rayes, David Wright, Jimmy Rollinsの指名したい人5人週がちょうど7人目で指名終了(涙)。やむを得ず、次の候補から。ここでソリアーノ、ハワードを指名したドラフトを思い出し、まず外野、1Bに比べて薄い3Bの指名から。外野もできるようになるようだし、なかなかいい指名のはず。ただ、この人、今年は盗塁しないとみています。昨年レギュラー完全固定の前は走りまくっていたのですが、その後はさっぱりですからね。たぶん振り回す人になるのでしょう。平均指名順位15位

2. (17) Carl Crawford OF
で、盗塁をいっぱい、打率も、と確保。平均指名順位17位。

3. (32) Lance Berkman 1B,OF
1Bから盗塁があるというので、彼とLeeは好みです。平均指名順位29位。Martinは2巡目に指名されていたので、ここではとれず。3巡目に捕手を指名しないドラフトの楽さというのを身をもって体験。定石通り、強いポジション・先発から埋めていくことにする。

4. (41) Derek Jeter SS
SSで痛い目を見ないためにも。平均指名順位36位。

5. (56) Cole Hamels SP
で先発。Webb, Sabathiaが消えていたので彼を。平均指名順位50位。

6. (65) Francisco Rodriguez RP
と、抑え。平均指名順位61位。

7. (80) John Smoltz SP
いつもの。平均指名順位76位。

8. (89) Chris Young SP
おっと、いたので、もう一つ。ここら辺から率がいい先発は何人いてもいいかと思いはじめています。平均指名順位84位。

9. (104) Juan Pierre OF
一度くらい盗塁オンリーの選手もとってみるか、彼とクロウフォードで完璧。平均指名順位110位。

10. (113) Jeff Francoeur OF
盗塁を2名で稼ぐ場合、他の人には盗塁はいりません。平均指名順位120位。

11. (128) Chad Cordero RP
で、抑え。平均指名順位130位。

12. (137) Alex Gordon 1B,3B
ここまで我慢しました。平均指名順位139位。

13. (152) B.J. Ryan RP
抑え。復活に期待。

14. (161) Kevin Gregg RP
抑え。

15. (176) Brian Wilson RP
抑え。

16. (185) C.J. Wilson RP
抑え。

17. (200) Dustin Pedroia 2B
とっていなかった2塁。平均指名順位142位。

18. (209) Ramon Hernandez C
とっていなかったキャッチャー。平均指名順位200位。確かにここでとると楽。でも、MAXと1位をねらうなら、やはり上かと。

19. (224) Randy Johnson SP
ここまで待ちました。

20. (233) Hiroki Kuroda SP
たまには日本人。今年初。

21. (248) Adam Jones OF
で、期待の若手。

全体的に大満足。

ここは、トレードが活発です。

①最初にLincecum+KendrickでPedroiaをくれとのオファーがきたので、ランク的にかなり得なので、1対2の受け側になり、これを受諾。Kurodaさんとはさようなら。②余っている抑えを売りつけ、盗塁を分散すべく(やっぱいやみたいです、盗塁だけって)Pierre + Kevin GreggでSheffieldを取得。余った枠は、結局Lugoに使用。③大型トレード敢行。(出)Braun, Crawford, Berkman、(入)Fieldrer, Wright, Hunter。ランク的には損なのですが、盗塁を分散させたかったので。また、1巡指名を2名持つのもいいかなと。④SmoltzのDL入りでできた枠を使って、最終的には、これまたRauchを取得。

⑤で、まだ抑えが余っており、なおかつ、先発も余っているので、人員整理を兼ねたトレードが現在ペンディング。(出)Francoeur + Lincecum + Rauch、(入)Granderson, Kazmir(ともにDL)。ま、人員が余っているので、DLのランクの高い人でももらっておくかという動きです。

相手はOFは余っているものの、先発・抑えがともに足りていないので、受けると思っていました。

ここも強い人もいますが、ここはうちも強いので、何とか戦えると思います。




パブリックドラフト振り返り3

続いて友人とやったcompetitiveリーグ。これが今シーズン最大の失敗ドラフト。。。


3月1日、指名順2位。

なれない指名順でとまどったのと、横で友人がねらっていたのを全て持って行くため、混乱してしまったのが反省。ここはちょっと長いです。

1. (2) Hanley Ramírez SS
Wright と迷うも、SSの層の薄さを優先して。

2. (23) B.J. Upton 2B,OF
この段階では不満なし。後から考えると、別の選択もあったと思います。今年はやはり2Bを積極的に指名すると弱いチームになる気がします。やはりSB+20が2名は必要だが、3名するとHRが弱くなるという典型だと思います。

3. (26) Russell Martin C
早いが、決めごとなので。

4. (47) Chone Figgins 2B,3B,OF
これが大失敗。直前でねらっていた、サバシアをとられて混乱。いつもとらない選手なのに、おいしいピックのサバシアに対抗して、ランキング的においしい選手を探してしまった。とらないタイプの選手をとり、しかも2Bでポジションがかぶっていいことなし。この時点ではポジションごとのプレミアがOrankにあたって検討されているという概念がなかったため、2Bじゃなくて3Bにもつかえるし、Uptonも外野もありでしょう、と自分を慰めるも、どう考えてもいたい失敗。SBのみチームまっしぐら。

5. (50) Cole Hamels SP
で、気を取り直して先発。

6. (71) John Smoltz SP
先発2枚+Rich Harden/Randy Johnsonスタイルのため、もう一枚。早いが気にしない。Oswalt, Youngが残っていたが、年齢無視の指名。この段階で何回か指名していたのが大きい。

7. (74) Francisco Rodríguez RP
で、抑え。今ならこの位置で抑えはとらないので、経験不足露呈。

8. (95) Dan Uggla 2B
あまりにHRが弱いので、どうにかしようと検索した結果、昨年の本塁打が一番多かった彼に白羽の矢を立てる。打率は泣きそうだが、一昨年の打率に戻る可能性が0ではないと期待。2B3人目。泣きそう。

9. (98) Jeff Francoeur OF
結構気に入っている若手。足が内外野なので常にトレード候補だが、一昨年の本塁打、昨年の打率のいいとこ取りの1年にしてくれるはず。

10. (119) Alex Gordon 1B,3B
で、早いが、もうほしい人だけにしようと指名。

11. (122) Huston Street RP
で、抑え。2巡まとめて選択みたいなものなので、そのうち1つを抑えにすることにする。

12. (143) James Loney 1B
1Bがこのドラフトでは早かった。Adrian Gonzalezで49番目(平均指名順位92)、Konerkoで92番目(平均指名順位104)ですから。その余波。平均指名順位160。Orankは120台なんですが、なんせ長打が期待できない。

13. (146) Joakim Soria RP
で、抑え。

14. (167) Raúl Ibañez OF
打点、HRがやばいので、いつも評価が低い彼。でも平均指名順位173より上で選択。いいんです。。。

15. (170) C.J. Wilson RP
で、抑え。

16. (191) Randy Johnson SP
今回はちょっと我慢できたか。

17. (194) Yunel Escobar 2B,3B,SS
で、いつもの。

18. (215) Adam LaRoche 1B
メインの1B長打弱いため。でも、いらなかったなぁ。

19. (218) Brandon Lyon RP
で、抑え。

20. (239) Al Reyes RP
で、抑え候補

21. (242) Adam Jones OF
で、期待の若手。

うーん、驚くほどワンパターン。

で、しょうがないので、このチームはまじめに動いています。

まず、①Larocheをすて、紆余曲折の末、WaiverでYoukilisを取得、②Reyesの枠を使って、Milledgeを取得するも、現在はこれまた同じRauchを取得、③もうひとわくトレードでできた穴で、最終的にSP不足を回収すべくBushを取得(すぐきえるんだろうなぁ)という状態。

トレードは、2Bを出したいものの、誰も受けてくれず、結局申し込まれた、抑えを出して長打力がもらえるトレードに飛びつきました。(出) Loney/ Francoeur/ F. Rodriguez。(入)Ortiz, Pence。ま、ランク的には都区なのですが、自分の欠点がある時にそれを解消しない形のトレードをするのは精神衛生上よろしくなかったです。でも、貧しても鈍しないをモットーに向こうの弱点を埋めてあげてその分上乗せでもらうという基本戦略は守れているのでプラスのはず。

もう1件、ペンディングのトレードが、先発解消すべく、オープン戦好調、開幕戦打たれまくりの、WeaverをCJ Wilsonで取得するもの。ランク的にもいいし、Weaverは今年27歳(アメリカではブレイクする年といわれています)なので、何とかなるはず。。。

パブリックドラフト振り返り2

続いて同日友人とやったカジュアルリーグ。


パブリックでも時間を決めて同じ時に登録すればあいている限り同じリーグになる可能性が高いです。で、みんなですったもんだして登録したリーグ。

ドラフト日はwinner 1の同日、2月24日。前回の経験を生かして先発上位2名とすることを決めていました。また、友人とチャットしながらであり、まぁ、基本的にのりで指名していいかと思いながら指名しました。

指名順は11位(涙)。

1. (11) Alfonso Soriano OF
Rollinsを希望するも直前(10番)で友人にさらわれる。ここで考えたのは、Howard, Braun, Sorianoの3名。Braunを2巡目に指名することにし(3塁が薄いため)、盗塁重視の戦略の元、ソリアーノ指名。

2. (14) Ryan Howard 1B
なんと、直後にBraunをさらわれる。悲しみに暮れつつHoward指名。これで重視しようと思っていた打率が一挙に雲行きが怪しくなり、この後の打率超重視指名とつながります。

3. (35) Russell Martin C
例によって。

4. (38) Brandon Webb SP
今回は後悔しないようにWebb。

5. (59) Hunter Pence OF
で、打率をとりにいく。

6. (62) Chipper Jones 3B
ずる休み体質のおじいなので、不安だが、打率をとる。

7. (83) Chris Young SP
Smoltz, Oswaltはとられていたため、残ったYoungをとる。若干早い指名。

8. (86) Bobby Jenks RP
先発2名とったので、抑えを。若手をとれて満足。

9. (107) Chad Cordero RP
昨年の成績が近年で一番防御率悪いということでとりたかったので、指名。現在DL入り議論中。。。若手だから大丈夫でしょう。

10. (110) Howie Kendrick 2B
で、率。

11. (131) Kevin Gregg RP
抑え。ここから抑えの大量指名。恐ろしいことに、ここまで全部、平均より高い位置でのpick。ほしい人はとれているが、それでいいのか??

12. (134) Alex Gordon 1B,3B
今回はなんとか。平均指名順位139。

13. (155) Orlando Cabrera SS
SSがとれていないのが不安だったが、この人が残っていた。平均指名順位128。

14. (158) Eric Gagne RP
で、抑え。

15. (179) Randy Johnson SP
ちょっと早い。というか外野が弱い。

16. (182) Yunel Escobar 2B,3B,SS
で、ユーティリティ。はやい。

17. (203) Melky Cabrera OF
おきまりのメルキーくん。はやい。

18. (206) Brandon Lyon RP
抑え。

19. (227) Justin Upton OF
期待の若手。うーん、はやい。。

20. (230) Tom Gordon RP
そのとき抑えだった。。

21. (251) Adam Jones OF
期待の若手2。

なお、このドラフトは1Bが余っており、Adrian Gonzalezの指名は104位、Konerkoに至っては、162位。この印象が次のドラフトに尾を引くことになります。

いい点は、好きな人だけのことかな。

逆に、反省では、指名が早すぎる(驚くべきことにハワード・カブレラ以外全員平均より上)こと、外野3人目が弱いことがあげられます。外野のadd/dropに期待ですね。

ちなみに、その後のadd/dropにより、①GordonはLugoにかわり、②メルキーを捨てて、FAだったGallardoとかいう若手のSPを取得(DL)。③また、DL枠にてあいたところにはRauchというこれまた同じメンツを取得。④最後にAdam Jonesにかえて同じタイプの若手Milledgeを取得。開幕戦で活躍したのと2番(Milledge)の方が7番(Jones)より打席が回るからHR/SB期待できるかなというのが動機。

ここも好きな人のみなのであまり動く気はないのですが、ま、OF3人目の当たりくじに期待ですね。


パブリックドラフト振り返り1

しばらく、パブリックリーグのドラフトを振り返ってみます。簡単に、やった順で。


最初にやったのはWinner リーグ。昨年パブリックで勝ったから参加することができたんですね。検討は、内野のSB+20をとること、率をとる、先発は質重視、数少なめ、押さえは多めで位しか考えていない頃です。

だいたいの価値観はオートドラフトのリストの通りと思っていただいて結構です。

ドラフト日は2月24日、ドラフト順は8番。

最初なのでとりあえず損得考えずにとりたい人をとる、で後半はでたとこ勝負で指名漏れねらい、ということでとっています。

それでは、振り返ってみます。

1. (8) Jimmy Rollins SS
ドラフト下位指名の目玉であるRollinsが残っていたので即座にゲット。20本、40盗塁を期待。

2. (17) David Ortiz 1B
2位指名の目玉はCrawford, Ortiz, Peavy(この順)。Crawfordが1巡指名されたので残ったOrtizを指名。順当。

3. (32) Russell Martin C
この頃からすでに昨年の数字は残せないのでは?という記事はちらほら出ていたが、3巡目であればとると決めているのでとる。これで、SB+20が2名を達成。この段階でチーム打率も3割近くあるはず。

4. (41) Derrek Lee 1B
去年、批判は多いが、1塁からの打率の高さは捨てがたいものがあり、結構とりたい人。ただ、後から考えると、ここはこの段階でいたWebbをとるべきだったように思われます。

5. (56) Hunter Pence OF
同じく打率の高さから。ここまで全て平均順位より早くとっています。

6. (65) Joe Nathan RP
ここら辺から、指名漏れを取り出す。平均指名順位59が残っていたので。

7. (80) John Smoltz SP
率の残せる先発としてこのあたりで、Oswalt, Smoltz, Youngの3名をマークしてました。Youngが指名された後、三振のとれるSmoltzを指名。この段階ではけがとの情報はなかったです。平均指名順位76。

8. (89) Billy Wagner RP
平均指名順位83。奪三振率の高さに目を奪われて。

9. (104) Howie Kendrick 2B
打率の高さから2塁はこの人と決めていました。平均指名順位115.2。

10. (113) Ryan Zimmerman 3B
指名漏れ。平均指名順位95。一昨年は打率よく、昨年悪く、どちらかわからないものの、サードがそろそろほしかったこと、若いということでとりました。

11. (128) Shane Victorino OF
足を期待して。平均指名順位108。でも、打点ついてくるのか若干不安。さらに、足も去年だけだが今年もあるのか?という疑問も。

12. (137) Johnny Damon OF
平均指名順位129。見に行って笑顔に惹かれて。

13. (152) Kevin Gregg RP
平均指名順位166。個人的にはここら辺からそろそろランクがどうでもよくなってくるので、RPの物量作戦敢行

14. (161) Eric Gagne RP
平均指名順位169。同趣旨。契約的に抑えの地位が確保されてそうということで指名。

15. (176) Oliver Pe'rez SP
先発がなんと1名しかいないのであわてて指名。平均指名順位174。メインの陰に隠れてますが、結構いいはず。

16. (185) Joe Borowski RP
物量の続き。SVだけは稼いでくれるはず。平均指名順位163。

17. (200) Randy Johnson SP
昨年の成績の質はいいので、下位でRich hardenと彼のどちらかをとることにしていました。

18. (209) Yunel Escobar 2B,3B,SS
率がいいので。控えにはいいかなと。

19. (224) Melky Cabrera OF
騒がれてませんが、年々成長するはず。15本塁打、15盗塁くらいはふつうに期待できるはず。

20. (233) Bob Howry RP
抑え候補ということで。

21. (248) Justin Upton OF
期待の若手が残っていたので。

ここの後悔はとると決めていたアレックスゴードンを先に持って行かれたこと。そのため、次から指名がやたら早くなっています。

ま、選手名になじみが薄い段階では、先発以外成功と言うことでいいでしょう。

その後、WaiverでWeeks獲得(Cabreraを落とす)、Billy Butler取得(Howry落とす)、SmoltzのDL入りを利用して現在は、Jon Rauchという一時的な抑えを取得しています。

トレードは、Lidgeがけがをした際に、Weeks+Greggで、Ibanez+Lidgeを取得。Shane Victorinoに不安を感じたこと、weeksはトレード用に拾ったことが原因。ま、妥当でしょう。

基本的にあまり動いていませんが、頃合いをみて先発をとる予定。

リーグに基本的に負けない人がいるので、優勝はつらそうですが、ま、なんとか。

ファンタジーホッケー

この冬は、Fantasy Hockeyというのもやってみました。備忘録的にメモ。


ホッケーというものをみたことがなく、特に興味もなかったにも関わらず、アメフトからの流れで、ファンタジーホッケーというのにも手を出しました。

当初はルールもわからず、迷走も多かったのですが、簡単なリーグに所属したためか、結構成績は残せました。今週終わらないと最終成績はわからないのですが、今日現在、作った8チーム全部が首位です。ま、最終的には5,6チームしか優勝できないと思いますが、初年度にしては上々の成績ではないかと思います(追記:最終的には、最初に作ったチームが3位(これはG重視のドラフトを指定tないためどうしても勝ちきれませんでした)、手を抜きまくっていたH2Hの強い方のチームが2位(あらあら)となったため、6チーム首位でした。)。特に1チーム全くトレードをせずに首位(たぶんここは逆転されない)というチームがあること、友人とのリーグでもはじめて友人に勝てそうであること、1チーム先週現在全体順位で10番までいったことなどは、書いておかないと忘れてしまいそうな些細なことですが、ゲームをやっていてそれなりに思い出に残るところです。

で、来年以降、今年のように時間がとれる可能性がないので、自分へのメモをかねて、いい成績であった理由みたいなものを書いておこうというのがこのエントリの趣旨です。例によってRotisserieを中心に書き、最後にH2Hについて若干ふれたいと思います。

ホッケールール

まず、ホッケーのルールですが、クオーター制ではなく、3ピリオド制。1ピリオド20分で合計試合時間は60分。同点の場合は、延長等あります。オーバータイムとよばれる延長戦でも決着がつかない場合、シュートアウトというPKみたいなもので決着をつけます。この場合、勝ったチームは価値がつくものの、負けたチームは負けがつかず、OTL(over time loss)がつきます。そのため、勝率を勝ちと負けだけでみると、合計勝率が5割を超えることになります。

選手は、大きくGoalieとよばれるキーパーとそれ以外の人に分かれます。ゴーリーは各チーム同時にプレーするのは1名で、通常1人が1試合の間全部に出ます。それ以外の選手は、合計5名。攻撃陣(Foward)が3名(Center, Left Wing, Right Wing)、防御選手(Defense)が2名。これらの選手は交代が激しく、出る選手でもだいたい30分くらいしか出ません。これは氷上での体力消耗が激しいため、2,3分で選手が入れ替わるためです。そのため、各チームゴーリー以外で20名以上試合に出るレギュラーというのがいます。

試合の点数は、1試合につき1チームあたり2-4得点が多く、10得点まで至ることはまずありません。ゴールした選手にゴールの記録がつくのはむろん、アシストがある場合、1つのゴールにつき最大2名にアシストポイントがつきます。

反則をした選手は、試合から隔離される一方、ファンタジー的にはその反則時間に応じてPenalty Minutes (PIM)というスタッツを稼いでくれます。なぜプラスに評価されるのかはよくわかりませんが。反則した選手が試合から離れている状態は、パワープレイ(一方のチームが1名少ない状態)と呼ばれ、点が入りやすくなっています。パワープレイではない状態で点数が入る場合、そのときにいたゴーリー以外の選手には得失点が記録され、パワープレイで、ゴールまたはアシストをした選手には、パワープレイポイント(PPP)が記録されます。

詳しくは、ウィキペディアをご覧ください。

NHL

NHLは30チームあり、15チームずつEastern Conference, Western Conferenceにわかれ、それぞれさらに3つずつの地域に分かれて基本的に5チームごとの組で争います。シーズンは、10月頭から4月頭までレギュラーシーズン(これがファンタジーの対象の期間)があり、その後プレーオフとなります。試合数はレギュラーシーズンで82試合、NHLの各チームは基本的に試合を毎日はせず、週2,3回のペースで試合をします。

Fantasy Hockey

なじみのないスポーツはなかなか大変。。。で、いよいよ、fantasyのはなしです。

Yahoo!のpublic leagueのホッケーは、1リーグ12チームで、1チームあたり16名ドラフトし、これらの選手で10個のスタッツを争います。

16名保有するうち、1日あたりに出場できる選手は、センター(C)、レフトウィング(LW)、ライトウィング(RW)が各2名、ディフェンダー(D)が4名。また、ゴーリー(G)も2名出場できます。合計12名。後の4名は控えです。

争うスタッツは、以下の通り。ゴーリー以外の選手で、ゴール(G)、アシスト(A)、得失点(+/-)、Penalty Minutes (PIM)、ゴール枠内シュート数(SOG)、パワープレイポイント(PPP)の6つを争います。ゴーリーは、勝利数(W)、セーブ率(SV%)、1試合(60分間算)あたりの失点数(GAA)、完封(SHO)の4つを争います。

2007年度で、リーグ内で強豪チームでいるための目標数値はだいたい下記でした。

ゴーリー以外:200G, 350A, +60, 600PIM, 230PPP, 2000SOG
ゴーリー:80W, 2.45GAA, .910SV%, 10SHO

おわかりかと思いますが、ゴーリー以外については、とにかく数字が小さい。そのため、選手の実力もさることながら、偶然、調子といったものに大きく左右され、一般的には、最初にドラフトした選手を抱え続けるよりも、add/dropで調子のいい選手を使い続けた方が強くなる傾向にあります。

一方ゴーリーについては、率系が2つあるため、add/dropは慎重に行う必要があります。また、2名で4つものスタッツを支配するのでその質は重要です。

スタッツごとの検討

ゴーリー以外

G:基本的にC/LW/RWで稼ぐ。特にLW/RWはこれを稼げる選手をそろえたい。選手の年ごとの成績の変化は並。調子の波に左右されやすいので、調子のいい選手を使うのがいい。

A:全選手で稼ぐ。Dもこれは稼ぐことが可能。CをGを稼ぐタイプとするか、Aを稼ぐタイプにするかは方針次第。年による成績の変化は並。選手の調子の波もさほどはない。むしろチームの調子か。基本的にはGを重視する方が強いチームができる気がします。

+/-:全選手で稼ぐ。年による変化はきわめて大きい場合が多く、前の年よかったからと言って安心はできない。シーズン中、極端にこれが悪い選手は、優秀でG/Aを稼ぎまくっていてもFAに落とされることが多かったです。長期保有選手では、まず、チームがしっかりしたGのいる強豪であるか、ついで、いいラインにいるか(ラインごとの選手交代のため、ライン全般に+/-は似てきます。ラインはteam reportで確認可能。)といったことをみてとります。また、これは実は大きな数字です(大きいプラス-大きいマイナスで、+60を目指す感じ)が、比較的ねらって取りに行ける数字でもあります。野球において、試合の半分を支配する先発投手がローテーションすると違い、Gは常に出ているので、調子のいい上位チームが下位チームに取りこぼす可能性は相当少なく、それを利用したadd/drop(特にD)で補っていくことが可能です。

PIM:反則を、、、と抵抗があるものの、ルールである以上、これもとる必要があります。選手の年ごとの変化は比較的少なく、毎年多い人は多く、少ない人は少ないです。Dに比べてD以外の方が稼ぐ量が多いのが一般ですが、C/LW/RWは、他にも稼いでもらいたいスタッツがあるので、PIMで順位を稼いでいる人をとるかはチーム状況次第。少ない人より多い人がいいのは間違いないですけどね。Dには強く求めたいところです。

PPP:あまり詳しくはないのですが、パワープレイの時は選手の多い方のチームは一方的に攻撃するモードになります。そのときには攻撃力の高い選手が投入されるようで、チームのPPPは一定の選手に集中します。こういった役割を担っている選手というのをとることが重要になります。PPPはG (PPG) とA (PPA) に分かれて集計されないので、G/Aで、G重視というのとは違い、PPAで簡単に稼げばいいと思います。

SOG:年ごとの変化が少なく、もっともドラフト時に計算できるStat。全体的に多い人をそろえておけば問題がないです。

ゴーリー

W:あまり重視する必要はないです。他のをとれば自然についてきますから。それよりも、出場試合数が重要。毎試合同じ鉄人Gを投入するチームもあれば、併用方針、休養方針を掲げるチームもあります。むろんファンタジー的には、枠が限られる以上、前者が望ましく、それで質があれば自然とWはついてきます。当初のドラフト・チーム運営戦略ではこれを重視していたが、それはいまいち。

GAA:これは上位指名のGで一番重要視したいところ。強豪チームは結局これ(失点)が少ないのです。争われない先発出場試合数以外では、これが一番大事なスタッツですね。

SV%:これはSOGを分母に、防いだ数を分子に出される割合。ポイントは人により分母が大きく違うことです。どういうことかというと、弱いチームは1試合あたり35-40くらいSOGを相手に稼がれます。で、2,3失点。一方、強いチームは20-25くらいしかSOGを打たれないのです。で、1,2失点。同じ2失点で勝った試合でも、SV%は下位のチームの方が稼ぎます。従って、ドラフトでの下位指名のGか、FAから拾ってくる(大概弱小チームの)有力新人Gあたりに稼いでもらいたいスタッツです。これの高い人は、多くの場合、いっぱい打たれており、GAA、Wが低くなっている可能性が高く、上位指名では若干躊躇します。

SHO:完封勝ちの数は、年による変化が激しく、運の要素が高いです。集中力の問題からか、若干若手の方が稼ぎやすい気もしますが、気のせいのようにも思われます。したがって、ドラフト時にはあまり考慮しない。ただ、Gもすごく調子の波というのがあるので、調子がよくSHOが出そうな雰囲気のあるGについてはaddするときに検討はします。

ポジションごとの検討

C:2名。攻撃の要です。Cはどのチームでもポイントに絡むため、Rotisserieルールでは大概FAにあふれています。Orankでも、昨年成績はいいものの、あまりにいっぱいいるために、Orankが悪く評価されているCというのはあふれています。また、タイプとしてもGを稼ぐタイプもAを稼ぐタイプも豊富で、どのスタッツを稼ぎに行くとしてもたいてい人が見つかるポジションです。こういったポジションでエースをとるか、適当に代替のCで補うかは方針次第だと思いますが、私は基本的に、無理にエースをとらずに様子を見ながら、いい人を捜すという方針をとっていました。トレード等の結果、結果的にエースがいることは結構ありましたが。

LW/RW:各2名。Gを一番稼いでくれるポジションです。とにかくGを稼いでくれるってのが採る前提条件となるポジションです。希少価値で言うと、一般的にLWの方が若干人がいない感じです。

D:4名。+/-, PIM, PPPなど、若干マイナーとも思える分野をがっつり稼いでくれるDがいることってのは、実は成功への一番の近道だったりします。特に毎年の変化が少ないPIMは、上位指名のDで一番重要なポイントとなってくるのではないでしょうか。

G:2名。一番質が問われるポジション。一人あたりで支配するスタッツもダントツで一番多く、Gの質が悪いままでリーグを制覇するのは至難の業です。fantasy footballでいうところの、RB並に人の確保に奔走すべきポジションです。出場予定試合が多く、GAAが低いGをそろえたら、結構優勝は近いです。

add/dropの検討

ゴーリー以外は、求められるStatsの数字が小さいこと、調子の波があること、+/-等チーム同士の実力が反映されるスタッツがあることから、add/dropはきわめて有効な戦術です。

これは、資料的にも裏付けられます。

Yahoo!ではkey to successというコーナーで、全体順位500位までのチームでどの選手が多くもたれているかというのが確認できます。保有割合の多い選手50名が表示され、各選手ごとに保有割合が確認できます。すごく順調にきた大物が今シーズン絶望になった場合に今は表示されていない、超新星のように出てきた選手はまださほど活躍していなくても上位に表示されるなど、限界もありますが、全体の傾向をつかむのには重宝します。今日現在、1位の選手(D)はちょっと抜けた値(40%超)ですが、そのほかは2位が28%、10位で20%、25位で15%、50位で10%と非常に接近しています。これはアメフトとは違う傾向。

だいたいどのリーグでも保有されている選手が一緒だとすると、ある選手Aが1位チームに所属する可能性は1/12=8%です。それからすると、10%くらいとか15%くらいというのがどの程度あまり意味のない(keyとなっていない)数字かというのがわかると思います。それくらい、みんな違う選手を使って強いチームを作っているということです。

とすると、ドラフト時に失敗したとしても、よっぽどの選手でもない限り、トレードでそれを取り戻すより、add/dropでいい選手を取りに行く方がむしろ効率的ということになります。それくらいこのホッケーのパブリックのフォーマットではadd/dropは重要な位置を占めます。


addする選手の具体的な探し方は、月別のaverage ランクの高い人に着目です。その上で、その人が前の月にどの程度の成績を出しているかを検討し、add/dropします。

D以外の攻撃陣については、G/Aが5/5を下回る月があれば、そのプレーヤーのドロップを検討します。一方採る場合は、自分の少ないstatsを補ってくれるかというのを検討して採ります。できれば、全スタッツで、貢献してくれるのが望ましいのですが、よっぽどではない限り+/-が悪いプレーヤーというのは避けるのが無難です。ランクは月間averageで60-80以内くらい。

Dについては、PPP/SOGを稼ぐチーム内の地位が与えられていること、PIMを稼ぐこと、+/-を稼ぐこと、Aを稼ぐ(月間10稼げていれば相当好調か優秀です)ことといったこと、をみていました(おおむねこの順)。ランクで言うと月間averageで150以内くらいでしょうか。G以外の全てに貢献してくれることというポイントですね。Gを稼ぐ方がランクが出るので、こういったDが手元に入った場合は、ランクを利用してトレードを模索するのがいいと思います。

また、シーズンが半ば以上過ぎると、そのシーズンの方針が見えてくるので、各選手のsplit statsをみるのも有効です。月間成績、オールスター前・後の成績などを分けて表示してくれます。

こういった長期のadd以外の短期的なadd/dropというのも残り試合の関係で結構行います。この場合は、チームの対戦の組み合わせ、選手の直前の調子(logでみる)などから+/-は稼げそうで、それ以外ももしかしたら、、、というのを取りに行くことになります。

ゴーリーは、結構難しいです。Skinnyとかいう連載で、正ゴーリー情報が配られるので、それを見ながらとなりますが、信頼の置けないゴーリーで大量失点すると、結構精神的なダメージも大きく、難しい。短期add/dropはねらわず、とりあえず、優秀そうな新人は採って手元で使わずに様子を見るかんじでしょうか。これもチーム状況に余裕がないと難しいのですが。

ドラフト戦略

Gの重要性

よっぽど自分の選手を見る目に自信がある場合以外は、ゴーリー重視のドラフトとなります。これは、以下の3つの理由から理屈上きわめて明らかです。

1 希少価値:正ゴーリーは各チーム1名、全体で30名です。一方ファンタジーのチームは12チームで各チーム3名はほしいところですので、数がすでに足りません。一方それ以外の選手は、NHLのチームのレギュラーで各チーム20名としても、全体で600名、そのうちパブリックで使う数は、150程度ですから、希少価値の差は明らかです。

2 質重視:争うstats 4つのうち2つが率系で、SHOは無視、Wはついてくると考えるとすると、結局のところ率系の数字をみて人を決めることになります。率系の数字は数字が大きく、また、追いかけるのが難しいもの。従って、質のいい人を是非ともそろえる必要があります。

3 割合的価値:ゴーリー以外は、10名で6つのスタッツを、ゴーリーは2名で4つのスタッツを争います。一人あたりのスタッツに与える影響力で6/10と4/2と約3倍の価値の違いがあります。そのためここでいい人をとるというのがもっとも重要となるのです。

以上から、どこまでという違いこそあれ、G重視というのはおそらく誰も異論のないところかと思います。で、こういった重視して採るGについて先発出場試合数・GAA重視ですね。

Dの重要性

つぎに重要となるポジションはDです。Dは数も多く、成績も攻撃陣に比べてぱっとしないため、はじめてゲームをする場合、どうしても見逃してしまいがちになりますが、とても重要です。上記key to success で、ドラフト上位指名(平均指名30、50、100位以内)が何名残っているかをチェックしてみました。その内訳は、以下の通り。

まず、50人のうちのポジション別の内訳は、以下の通り。ポジションは重複するとき(たとえばC/LWとか)は両方にカウントしています。で、括弧内は、50名、25名に対する割合。


全体(50)

15%以上保有(25)

C

9 (18%)

4 (16%)

LW

7 (14%)

4 (16%)

RW

7 (14%)

3 (12%)

D

18 (36%)

7 (28%)

G

11 (22%)

10 (40%)



この段階ですでにGとDが勝つためのkeyであること、特にGは偏りがみられることが明らかかと思いますが、さらに以下。

では、平均指名順位30位、50位、100位以内でどれだけKeyとなる選手がいるかです。これらは50名全体についてのみ考察。分母はたとえばCで平均指名順位30位以内にそもそも何名いるかというのを示す。分子分母とも、たとえば50位以内には30位以内の人数を改めてカウントしている。括弧内は、Keyとなる選手の割合を示す。ポジションの重複は両方のポジションでカウント。それ以外は、上記全体から、100位以内で指名されない人数を記載した。

平均指名順位

30

50

100

それ以外

C

3/7 43%)

3/11 27%)

6/25 24%)

3

LW

4/6 67%)

4/10 40%)

5/27 19%)

2

RW

2/8 25%)

2/12 17%)

4/20 20%)

3

D

1/2 50%)

3/6 50%)

9/20 45%)

9

G

5/7 71%)

6/10 60%)

7/21 33%)

4



これからみるに明らかなのは、通常上位(100位以内)で指名されるGについて、成功しているのはその大多数が3巡目(30位以内)までに存在しているということです。つまり、30-100位で指名されるG14名のうち、Keyとなる活躍をするのはたった2名。わずか14%のあたり率(特に50-100位にいたっては1/11=9%の当たりくじ)。これに比べて、最初(30位以内)に指名したGならば、あたり率70%超。この数字から明らかなとおり、Gの主力は最初の3巡で、できれば最初の2巡ともGを指名すべきということになります。(ま、1年のデータではありますが)

では、最初の30以内をGにしてしまうと、次の50位あたりまでは何を指名すべきか。Cだと0/4、LWだと0/4、RWだと0/4、Dだと2/4、Gだと1/3のあたり率です。0なのは、まぁ今年の傾向としても、C/LW/RWは一般に守備位置の重複が多いにもかかわらず、Dより割合が低いというのは、結構な示唆があるのかなと思います。従って、Dを指名するのが良さそうだというのは読み取れます。

では、50-100位ではどうか。ここでは、Cだと3/12、LW1/16、RW2/8、D6/14、G1/11ですから、ここもDですね(笑)。ま、Dは4人必要ですから。

このように最上位付近はGで固め、それ以後は、Dを中心に採るというのがドラフト戦略上、有効となりそうです。あくまで1年のデータで、上記の通り欠けている部分もありますが、一定の方向性は示しているのかなと思います。

あと、注意すべきは、やはり平均指名順位の高い方が成功確率も高いこと。特に自分に自信がある場合以外は、Orankに従うのが吉です。

じゃ、C/LW/RWはいつ拾うのか???

極端な話、add/dropとトレードでの取得だけでもいいと思います。30位以内でこれらの人材がほしい(なんと言っても高次元で安定して活躍します)というのはわかりますが、上記表でC/LW、LW/RWとなっている人が結構いる中、30位以内でも失敗の確率が結構ある(特に+/-ではずれをひく可能性がある)ことからすると、やはりその年活躍できる人を見極めてFAから拾うか、トレードで獲得する方が成功の確率が高そうです。

ドラフト下位で、C/LW/RWを指名する場合は、複数ポジションというのにこだわってもおもしろいかもしれません。もちろん、トレード、コンバートというのはありますから、シーズン最初のドラフトではできないポジションが途中でできると表示されることがあります。シーズン前からのトレード、コンバートによる守備変更というのはぜひ抑えておきたいところ。これによって残り試合の管理が相当楽になりますから。個人的にはトレードされた選手はあてにしませんが、チーム内のコンバートというのは大きな成績変動がなく、単にポジションが増えておいしいような気がしています。

一方、Dは100以下からも9名ランクインしています。したがって、結構変動も激しい。

とすると、あくまで一案ですが、以下のようなドラフトもありかもしれません。

上位指名(10巡):G/G/D/D/L/L/R/R/C/C/
下位指名(6巡):G/L/R/C/G/なんでも

これだと、Dが2名ですが、後はadd/dropで拾うという戦略ですね。

シーズン戦略

ホッケーのおもしろいところは、毎日試合がないことです。そのため、野球の野手のようにずっと出しておかないといけない選手というのもなく、残り試合をどこで使うかという部分で調節をすることができます。

一般的な傾向として、C/L/Rの試合数の消費は誰でもしており、早々に使い切る人もいます。一方、D/Gを両方ともうまく使い切れれば、それだけで上位にくい込める感じです。

では、この試合数、どんなタイミングで使っていけばいいか。

Gについて

まず、Gですが、これはずっと使い続けるのがベスト。なぜなら、上記方針に従う限り、ドラフトで質のいいGを採っているはずであり、これを使わない手はないからです。少々不調が続いても、相当のことがない限り放出しないようにする必要があります。むしろ不調が続くときはFAから調子のいいGを採ってきましょう。その場合もGAA重視です。FAにいるGでGAAを重視すると自然といいSV%もついてくることが多いですから。Gは3,4人体制が望ましいので、うまくいけばずっと保持しておくGとなるはずです。

Forward(C/L/R)について

これらは、FAの花形です。みんながねらっています。特に開幕直後で、みんながレギュラーを固定しようと躍起になっているときは。よって、できればそこは、あまり深く関与したくないところです。本格的にadd/dropの効果(レギュラーの確保)が期待できるのは、12月半ば以降ではないでしょうか。それくらいになると、結構いい選手をとったマネージャーのうち保守的な人は動きをやめます。それ以降でも、残り試合数は結構詰めることができる(特に12月には試合の集中開催期間があります)ので、それを待っても遅くはないです。最初のadd/dropしたつもりで、上記ドラフト案では、C/L/Rを多めに指名することになっています。むろん時間があれば、人に先んじてadd/dropを繰り返してもいいのですが。

Dについて

これが最初見逃される最大の目玉です。一般にDはForwardに比べて成績が出ない(評価が高いと思われるゴールがとれない)ため、Orankは高くなるものの、Rankは低いままと思われます。これにじれて捨てる人、けが人のDを拾っていきましょう。Orankが高い人は、一般的に戻ってから活躍しますから。また、仁義無視ということであれば、現在ランクの違いを利用して、ForwardでDを買うというトレードを仕掛けてもいいかもしれません。詐欺ですが。

また、こういったレギュラーを採るというのの他に、あまりがちなDの残り試合は、一番表面の数字が少なくランクの低い人でも採りやすい+/-を取りに行くのに使いましょう。こういったadd/dropは結果が出ても出なくても1日のおつきあいと割り切って、すぐにdropして次の日は違う人を使うことで残り試合数は結構減っていきます。

全体として、シーズン後半を考えると、各ポジションでエースがほしいです。LWで2名超エリートがいるより、LW・RWに分かれている方がずいぶん総合成績はよくなります。


シーズン後半

シーズン後半は、できれば、首位争いをしていたいところ。ま、楽観的にそれを前提として話すと、まず、抑えたいのは+/-。またGAAでポイントが取れていないなら、相当高位のForwardを出しちゃってもGAAの低いGを取りに行くべきです。+/-、GAAというのは経験上一番1日の変動が激しく、ここでセイフティーリードが保てるのか、というのが優勝のためのキーとなってくるからです。

あと、残り試合数を、どんどん消化します。残り試合のprojectionがプラスになるように持って行く。で、Forwardについては、実際の残り試合と、プロジェクションのプラスが一緒になったら、そこからはそのポジションはエースのみ登板させる。Forwardは各ポジション2つ枠があるので、その時点になってはじめてエースのみの登板で足りるようになるのです。

H2H

最後にH2Hについて。8チーム中2チームはH2Hのリーグに参加しています。無事決勝戦を戦っていますが、たぶん来年はやりません。野球の時に書いた先発投手を回すという技が、構造上全選手についてでき、ゲームとして破綻しているからです。全体ランクの上位者は1000回とか2000回とかadd/dropをして勝っています。リーグで一人だけ2000回add/dropをして勝ってうれしいのか疑問であり、また、そういう手段がある以上ゲームとして破綻しているという批判は避けがたいと思っています。むろんプライベートで違う設定でやればおもしろいんでしょうけどね。

以上、野球に比べるとずいぶんとあっさりですが、ホッケーの回顧録兼備忘録でした。




2008-04-01

打者パラメータについて

ファンタジーが開幕した直後なので、以前から思っていたランクの付け方について、ちょっとみてみました。


特に気になるのが打者のRankのつけかた。Orankはポジションのプレミアムも考慮してつけているのはわかるのですが、じゃ、明らかに機械的につけていると思われるRankの付け方はどうなっているのか、というのもだいたいのところは知っておきたいところです。投手は押さえと先発にタイプが別れて、その中でそれぞれ全員が稼げる部門を稼ぐので問題ないのですが、野手はタイプが別れるため、どの部門が重く考慮されているのか、知っていた方がいいようにおもい、これを、ざっとみてみました。

打率は、本当に複雑そうなので、特に対象とせず、それ以外のR/HR/RBI/SBについて検討してみました。一番知りたいのは、結局のところ、どのくらい打者に必要とされる80R/20HR/80RBI/10SBという理想像と違った比重でランクが検討されるのかということです。10SBというと、70SBする例エスは、以上にポイントを稼ぐはずですから、このままの数値でやるのにも問題を感じる一方、もし、違う重みを与えられているなら、例エスのような極端な例ではないその他大多数について、求める値と違った比重で評価されてしまっているため、その差について、トレードでアービットラージ取引ができるのではないか、というのが命題です。(たいそうですね。。。)

方法としては、たとえば、4打数1安打の人というのを全部抽出して、その中でどのようにランクがつけられているのかというのをざっとみていきました。原始的ですね。。。

まず、簡単なところから。

SB>HR>R>RBI

という関係が認められます。目標数値が盗塁10、本塁打20なので、盗塁1つは、本塁打よりも価値がある。これはいいとして、得点が打点より価値が認められるというのは意外でしたね。盗塁タイプは、盗塁のみならず得点でも稼いでいることになります。ま、理屈はあるんでしょう。打点は複数まとめてとることができる一方、得点は1打席ごとにどんなにがんばっても1つしか稼げません。それで希少価値が高いということにされたのではないかと推測。でも、この結果、1,2番のランクが高くなることになります。

では、打点と得点はどの程度の差があるのか。

3RBI>2R

というのが判明しています。さすがに3打点あげると2得点より価値があるということですね。さすがに1.5倍の価値はない。

HRについては、

HR>2R-RBI

というのがありました。RBIはRより小さく、HR>Rというのはありますので、あまり意味のない式ですが。

xR>HRというのが得られなかったので、実際のところどの程度の上限かはわかりませんでした。


では、問題の盗塁。これをどうとらえているか。

SB>2R
SB>HR+2RBI-R
2SB>2R+HR+RBI
HR+RBI>SB

まず、最初の式から2得点より大きい価値。ま、80得点、10盗塁ですから当然ですね。

で、2番目からみるに、HRとは結構近い。RはRBIより大きいですから、最後の式とあわせ読み、RとRBIが近いことを前提とすると、ほとんどHR+RBI=SBではないか、と推測されるのです。これを使っちゃうと3番目の式はほとんど無意味ですね。SB>2Rになるだけですから。

xR>SBという式が得られなかったのは残念ですが、ま、8倍はないのかなという感じの印象です。ここだけはみてみたいですけどね。

以上からするに、今日のところは、

SB>HR>>>R>RBI

で、SBとHRの差はRBI一つ。2R<3RBI。

ま、実際は、HRうつと、R/RBIの両方がついてくるので、行為自体は、行為としてのSBより評価されてはいるんですけどね。

ついでながら、打率、最低打席数については、以下の傾向があるかと。

最低打席数は大きく考慮されている模様。ただ、1試合3.3打数などという厳しいものではなく、今日でいうと、基本的には2打席以上あればいいようです。1試合1打席から2打席の間が求められるABということになるのでしょう。これを割ると、政策的にランクが低く現されます。よって、途中から出てくる人は、ある程度のところで、いきなり出現する感じになるのですね。たとえば、1打数0安打、盗塁ありというのは、上の法則からいうと結構なランクをもらえるはずですが、実際はもらえないのです。900番台。

また、打率については、打数を一応検討して成績をつけているようです。3打数0安打の方が4打数0安打よりランクはよくなります。

最後に、同じ成績の時のランクは、どうやらランダム(少なくとも法則は発見できず)。たぶん個人成績の時にURLとして表示される登録背番号みたいな通し番号によっているのだと思いますが、わかりません。少なくとも、同じ成績の時にOrankが上の人が上に表示されるということは保証されていないようです。

去年ずっと不思議に思っていたので、開幕直後という割と数字を見やすい時点でちょっとみてみた結果のご報告でした。この作業は砂をかむような作業なので、一番知りたいHRとRBIとかの関係がわからないのですが、ま、たぶん追いかけません。気がついた方がいらっしゃいましたらコメント欄ででもお教えください。