2008-04-16

add/dropな日々(1) 野手

リーグが始まると一番するのはadd/dropです。この方針について、とりあえず野手から。


パブリック、またはこれに類似のフォーマットの場合、従前から書いているように、投手のイニング数は後から詰められますが、野手の出場試合というのはなかなか後から詰めにくい。これは、先発投手の大多数がFAにいること(厚く質が高いFA層)、先発投手は数日に一度まとめてイニングを消費するというルールが影響しています。

従って、まずは、どうあがいても初日からコンスタントに試合数を消化しないといけない野手の整備が第一です。まずはこれをねらってadd/dropしてロースターを整備していくことになります。

add/dropの目的

野手のadd/dropの目的は2つあり得ます。1つは新規レギュラーの確保。これは通年でいい成績が残せそうな選手をとるというもの。直近の成績もさることながら、長期での展望も重要となります。

もう1つが、スポット選手の使用。スポットというのはその時期調子がいいので使いたいが、通年の成績ではいい成績が望めない選手ということになります。

通常add/dropの多用をしない人の場合、前者のadd/dropしかありません。ただ、これだけよりも、不振のレギュラーを補うような2つめのadd/dropを組み合わせた方が通常は総合成績がよくなるので、add/dropを多用し後者の人材も活用している人の方がリーグでの成績がよくなることが多いように思われます。

開幕直後のadd/dropは2つの意味を兼ね備える

開幕直後は、前者の新規レギュラーの確保のチャンスです。これはいくつか要因があると思います。

まずは、開幕レギュラーの決定に伴う混乱です。有力新人がマイナーに行ったり、新人がレギュラーになったり、とかく事前のレギュラー予想に従ったOrank、それに従ったドラフト指名というのが否定される可能性のある時期で、各チームadd/dropを活発にする時期です。従って、好調の人を確保するのはむろん、思いがけずにFA落ちてくる人を片っ端から拾い集めるということも可能になる時期です。とにかく人が動きます。

もう一つの理由が、この時期は、レギュラー候補としてとる人間と、好調だからとしてとる人間がかぶるのです。選手をaddしたときにリターンが大きいのは、新規レギュラーを獲得したとき。ただ、これはなかなか見つけにくい。やっぱりいい選手から基本的にドラフトされているので、ドラフトされていない選手がレギュラーとなるというのはそれだけ難しいと言うことになります。一方、好調になる人はいつの時期でも出てきます。これを選別して加えるのは比較的容易で、かつ、常にやるべき事です。開幕直後に好調になる人のうちには、その年、予想外の相当いい成績を残す人というのが相当数含まれてきます。従って、単に開幕直後にいい成績だった人を加えていくだけで(要は第2の方法としてのadd)をするだけで、レギュラーを獲得できる(第1のリターン)が得られる可能性が他の時期に比べて高いのです。

第2のリターンは、スポットで使う限り、いつやっても同じなのですが、第1のリターンは早ければ早いほど通年通じてリターンが戻ってくるため効果が大きい。

このように、開幕直後好調の人をとるというのは、楽で、かつ、リターンが大きい可能性が高いという点で、非常に重要です。このために、ドラフト戦略に関して宗旨替えまでして、ベテランもとるべきではないかと思うようになったわけです。

開幕直後以後、4月中のadd/drop

野手のレギュラーは、パブリックで9名です。うち内野が5名、Util・外野で4名。4月中に通年で使う選手をできるだけ多く集めたいところです。できれば9個とも5ツールと呼ばれる80得点、20本塁打、80打点、3割、20盗塁に「行きそうだ」と思える選手で埋めたいところです。

ま、現実的には、なかなかそこまでは無理なのですが、最低6名くらいは優勝チームにいるレギュラーを見つけておきたいところです。

ここで優勝チームにいるレギュラーとは、最終的なランクが100以内に入る選手で、私の場合の盗塁オンリーの選手または打率なしの大型扇風機のように、自分が使いたくない形である選手をのぞいた集団をいうとイメージしていただければいいと思います。

他のファンタジーと比べて野球の野手は選手間の格差がすごくないので、9名全員100位以内となるチームは相当強いです。バスケとかであれば、全員二桁よりも、一桁の順位の人を3名とか持つ方が強いのですが、野球の傾斜はそれだけ緩やかで、人による差がすくない事になります。そのためスポットのadd/dropが効くんですね。

有力新人は外野からきますので、できるだけ早めに内野を固める必要があります。内野で期待していた選手が不調の場合、外野の有力選手をトレードで出してでも内野手を固めてしまうというのは、add/dropを多用する戦略を前提にする場合、とても有効な戦略となります。

ファンタジーは最初で上位の順位につけそのまま逃げ切るのが一番簡単なやり方なので、できるだけ4月中に順位を上げておきたいところ。投手のイニングを後で消化する戦略をとる場合、投手の防御率・WHIPは結構ぶれます。あたりの有力先発をとれているかいないかで。従って、ここに書いてあるような戦略をとる場合、4月中に重視すべきは、野手Stats、投手のSVの合計で、どの程度のランクにいるかということです。

投手の他のStatsを加えた順位としては、先発投手があたりの場合、この段階で全体順位1位を目指したいところです。ふつうにあたりも外れもある場合で上1/3の4位以内くらい、主力先発投手が大はずればかりの状況でだいたい真ん中あたりの6位、7位くらいでしょうか。

こういった順位につけるためには、野手の方は相当上位にいる必要があります。ただ、ドラフトで内野の5ツールから選択をはじめて、add/dropで外野を補う場合、たとえ不調選手をとってしまっても、大概野手statsは上1/3につけられるのではないでしょうか。少なくとも、昨年(ハーフシーズンですが)、今年とそんな感じできています。

ま、これはフォーマットによって戦略も違いますし、リーグの厳しさで当然つけられる位置も違います。ただ、パブリックの場合は、休日の夕方ドラフトのwinnersでも、大概これが実現できそうなので、そう難しいことではなさそうです。

レギュラー

ま、人により選び方はそれぞれなので、自分の気に入った人を選べばいいと思います。やさしいリーグであれば、年間成績のいいOrankの低い選手というのが放置されているでしょうし、中くらいのリーグでも月間成績のいい人というのは、結構放置されていたりします。難しいリーグでは週間に着目するほかなかったり、選手のニュースを読んだりする必要があったりしますが。

ただ、一般的に5ツール選手は、一番価値が高いように思われます。たとえば同じランクで盗塁だけする選手と、5ツール選手を比べた場合、どのチームでもほしいのが5ツール選手(どのスタッツもあげてくれますからね)、盗塁1位のチームは少なくとも不要なのが盗塁選手です。HRの多い選手は打率さえあれば、結構誰しもほしいのですが、HRは誰もがある程度は打てること、HRをねらっている選手は、えてして打率がひくいことから通常はHRのある選手というのも5ツールの選手に比べると格段に価値は落ちます。価値の高い選手というのはOrankが低くてもトレードの交換価値が高く、いざチームが崩れそうなときにトレードで他の選手をとる際にずいぶんと役に立ちます。

したがって、全部5ツールの選手でそろえられれば完璧ですね。ま、みんながまじめにやっているリーグではほぼ不可能ですが。

5ツールが無理な場合は、レギュラーについては型を考える必要があります。例えば盗塁。100-120とるとして、どこでとるか。2B/SS/OFってのが通常取れる場所ですが、これでとらない場合は特に要注意。このため、特に2B/SSで盗塁ができない野手をレギュラーにすえる場合、どこの誰で100盗塁確保するのかというのを考える必要があります。

また、盗塁オンリーの人を使う場合、打点・HRです。これをどこで確保するのか。1Bに大砲がいるのか、キャッチャーはHR/RBIだけでも大量に稼いでくれるのか、などです。

こういった組みあわせに左右されないといういみでも、トレード・add/dropを繰り返して上値を狙うというプレイスタイルからは5ツールの価値がほかのプレイスタイルに比べて著しく高くなります。単に保有してプロジェクションの実現を狙うというバスケ、パズルのようなプレイスタイルの場合、5ツールの価値はそこまで高くないはずです。換言するとトレードで詳細は書きますが、そういうプレーヤーからは、総合での成績のいい人を差し出すことにより5ツールを取得できる可能性があります。

スポットのadd/drop

4月中にレギュラーをそろえるという計画が実現できようともできまいとも、少なくとも野球の場合、spotでのadd/dropを繰り返すべきです。上位と下位との成績差のカーブが他のスポーツに比べて緩やかだから、調子の波により、下位選手が上位選手の成績を短期的に上回る可能性が高いからです。

一般に大概レギュラーの誰かは不調です(笑)。誰も不調じゃなければ、レギュラー候補を探すなり投手用にadd/drop枠を使うなりすることができます。

なので、その選手のポジションをadd/dropのスポットでカバーしたいところ。不調の基準は、だいたい1週間の打率が2割を切ったり、1割を切ったりしたときでしょうか。特に無安打の日が続く、三振が多くなるというのを1つの基準にしています。逆に4打数1安打が続いて、たまに無安打があったり、ファーボールを結構選べているというのは、不調ではないというサインと見ています。

また、復調の兆しとして、1試合で複数安打、2試合以上連続して安打を打ったことなどをサインとしてみています。

不調の選手の穴を埋める場合、spotでadd/dropをすることになります。この場合、何を重視すべきでしょうか。

考慮する要素としては、当人の調子、相手投手、打順、潜在能力などがあります。

このうち、一番大事なのは打率。打率のいい人は、得点・打点にも絡みやすく、本塁打・盗塁も出やすい気がします。上記と一緒ですが、複数試合連続して安打していることが大事です。1試合だけ3安打、4安打して打率がいい人はスポットで結果が出る率は低いですか。実際の探し方としては、playersでFAのリストを見て、1週間のトータル(投手と違い野手はTotalが重要です)の成績のH/AB順にならべ、4割以上で、かつ、打数の多い人に着目します。

この打率がいい選手のうち、誰を選ぶか。次に重要になるのは、HR/SB能力です。年間の打率が低くてもHR/SB両方を稼ぐ能力を持った選手というのはいます。こういう選手は、レギュラーとするのは避けたいところですが、スポットで使う場合は、優先的に使いたいところです。次はHRのみの人でしょうか。で、最後にSBのみのひと。両方ないひとは、よほど打順、チーム全体の打線の調子がいい場合(この場合は、打順とかHRとかに関係なくどんどんR/RBIが入ることが期待できます)以外は避けています。

相手の先発投手については、あまり見る必要がないのではないかと思います。本当に調子がいい2名がいる場合は、相手方先発が崩れそうな方、を選んだ方がいい(大量のR/RBIが期待できる)のですが、通常は無視でいいでしょう。というのも、スポット選手に何を期待するかですが、前にも書いたとおり、率で取りに行っても、なんだかんだいって期待しているのは、数字の小さなHR/SBです。これが一番効率的。

率の場合、たとえば1番打者について考えてみましょう。1番は一番打席が回るので、1試合5打席回るとします。スポットで使った選手が最初の試合、3安打はなったとしたら、通常、もう1試合使いたくなります(笑)。これでもう1試合使った場合に、これが無安打だったとして、率が稼げているか?答えはNOです。

合計で10打数3安打になり、チーム打率のボックス圏(280-300)から見たときに、まったく引き上げていないのです。

よほど、自制心と計画性がないかぎり、たいていは活躍した選手を若干はずるずると使ってしまうものですから、最初よくても最後のあたりの効率性は落ちているものです。それを考えに入れると、率で収支プラスにするというのは相当難しい。特に調子の波を率で判断している場合、ほぼ不可能と言っていいくらいです。

一方、HR/SBというのは、年間で必要とされる数字が少なく、1つとれば数試合何も稼いでくれなくても大丈夫です。従って、dropする直前何試合かこれを稼がなくても、これで収支をプラスにするのは結構可能なのです。勝ち逃げが可能ということですね。

とすると、この期待すべきHR/SBの性質というのを考える必要があります。HR/SBというのはいずれも野手の調子の波を大きく受ける分野です。R/RBIというのはチーム全体のことなので、相手投手の調子と打線全体の調子が重要となるのですが、安打、HR/SBというのは当該野手の調子というのが一番影響します。

どんな好投手も100球、6イニング投げる中でだいたい5本くらい安打を打たれます。好投手であればあるほど、打者が打てるかは運になってくるように感じています。もし、これが正しいとしたら、9人いるうちの5名がランダムに安打を打つことができることになります。1試合、1安打打っていれば率の損失は結構少ないです。また、そこで安打がでるかHRが出るかは、その人の持っている長打力に影響されることが多いように思え、基本的には運が大きく影響するところ。連打が出るかどうかが、好投手とそれ以外の違いかと思われます。なお、むろんSBが得られるか否かは、ファンタジーの投手のStatsと基本的には関係しません。

また、好投手が先発するときでも、完投することはきわめてまれで、通常は中継ぎ、抑えが順次登板します。従って、好投手が試合で支配するのは通常2/3。とすると、安打、HR/SBについて考える場合、これの、先発投手による影響というのは実は少ないのではないかと思われ、この優先順位は低く見ています。

Spotでaddした選手は即座に使うべき

で、このようにスポットでとった選手をどうするか。簡単です。使うのです(笑)。

スポットでとっているはずの選手をよくBNにおいているチームを見かけますが、終始が一貫していないように思われます。

選手の成績というリターンを得るために、チームが投資しているのは何か。枠です。枠を投資しているのです。レギュラーについては、年間ずっとの枠を、スポットについては、その期間の枠を投資しているのです。スポットは、その期間の成績が期待できると思えばこそ、枠を与えているのに、BNのままにしてしまうと、リターンを得られません。よって使うべきと思われるのです。

レギュラーが不調に過ぎず試合に出ている場合、レギュラーの方がいい成績を残す可能性というのもあります。ただ、これを加味してもaddした選手は使うべきでなのです。

レギュラー選手を使って、spot選手が活躍した場合、そのaddのために使ったBN枠は全くの無駄で、そもそもaddの必要がないわけです。またこの場合、次の試合もレギュラーを使うかspotを使うか同じ問題で悩むことになり、日々の枠だけが消費されていくことになります。

一方、レギュラー選手をBNにおき、Spot選手を使ったところ、レギュラーが活躍した場合。スポット選手用の枠からのリターンというのは一応得られているわけです(枠を有効に使えている)。また、レギュラーが活躍して戻ってきたと思った場合、spot選手は、dropすることができるので、翌日以降の無駄な悩みというのもなくなり、枠を別のことに使えるのです。

うまく数式で表現できないため、この文章だけ読んでいると、だまされているような気になるかもしれませんが、日々の枠をレギュラーではないspot選手に使う以上、何らかのリターンをその選手に求めるべきというのは、ま、ある話かなと思います。

dropのタイミング

dropのタイミングは、レギュラーの調子が戻ってくるか、spot選手の調子が落ちてくるか、いずれか早いほうです。また、spot選手よりもさらに一時的に好調となる選手がいる場合は、その選手(spot 2)に入れ替えましょう。これらがdropするタイミングです。

一番始末が悪いのは、このまま活躍すればレギュラーとして使えるかもしれないと思うことです。これがadd/dropを鈍らせます。

4月中に優勝チームにいるレギュラーを見つけたいといっているのは、実はこれにも関係するからです。優勝チームにいるレギュラーというのはそう簡単に見つからず、spot選手が一時的に活躍したとしても、不調のレギュラーを凌駕する成績を年間で収められると感じることは非常にまれです。従って、spotをdropするのも簡単なのです。

一方、そこまでではない選手がレギュラーの場合、spot選手との格差が小さくなってしまいます。何せ選手間の傾斜がなだらかなので。これが蟻地獄的に苦しいのです。いい選手を持っているチームは、どんどんspotのadd/dropで加点を稼ぎ、そうでもない選手を多数そろえていると、add/dropもままならなくなるためもともとレギュラーで差があるのに、その差がadd/dropで広がるのです。

こういう場合、もう、えいやって、どっちかをレギュラー、どっちかをspotと決めつけてやるようにしています。めざせ、「貧すれど、鈍さず」です。超一流選手をもっていると仮定して、spot選手はあくまでspot選手としてどんどん捨てていく。迷うような選手はいずれをレギュラーとしてもそうは変わらないものです。たとえ、捨てた方が大活躍したとしても、add/dropをいっぱい繰り返すことを前提とすると、プラスの方が多いです、野球の場合。

少なくとも上位で優秀な選手を抱えているチームがスポットでadd/dropを繰り返すチームであったばあい、こうでもしないとadd/dropでどんどん差がついてしまいます。少なくともadd/dropでは差をつけられずに、それとは別の作業としてレギュラーを捜すのです。そのためには、同じような選手はグループでとらえて、このうち誰か1名を持っていればいいや、位に考えるのが必要となってきます。

add/dropを繰り返す場合のFA選手についての考え方

spotでは、調子のいい選手を使いたいもの。では、調子のあがるのをBNで待つか?

答えはNOです。少なくともパブリックのようにFAの層が厚い場合、どの選手がどのタイミングで好調となるかわかりませんし、また、スポットでしか使わない選手の調子の回復を待っていられるほど枠に余裕はないのです。従って、Spotは、数名を束で考えて、とったら常に即戦力で使う、これが大事です。

個人的な思いかもしれませんが、FA選手のうち自分が目をつけて調子があがった時をみはからって定期的にadd/dropしている選手は、FA「枠」においている自分の選手と思っています。従って、他のチームがdrop直後にwaiverなどでもっていくと、「えー、俺の選手とるな」という気分になるものです。ま、かってなんですけどね(笑)。こういう事態を防ぐためにも、22個目、23個目の枠があったらとるなぁという選手のグループというのを常に把握しておき、一人の選手に依存しない形でspotグループを想定して、把握しておくのが有効だと思います。

もし、グループで把握できないような選手がいれば、それは、個別の個性があると言うことです。ドラフトの下位指名と同様、ずっと持っておくべきです。それに値しないけど、個性がと思ってしまうとすれば、無駄なところで選手を分けているということで、パブリック用の頭になっていないとかなと思います。

まとめ

ま、そうはいっても、野手のadd/dropは単純です。

最初はレギュラーねらい、レギュラーができた後はspotねらいで調子を見るだけ、そんな単純なもので成績が上がるなら是非やるべきですね。


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