2007-07-31

メトロポリタン見学

先日メトロポリタンに行ってきました。なんと、今回こちらにきて初めて。


先週土曜日、特に理由もなく結構早くがさめる。せっかくの土曜日だし、世間並みに土日の観光をしようかと思い、博物館に行くことにする。この間タクシーで前を通りかかった、メトロポリタン。セントラルパーク内、右側を走る5th Aveに面して、80thのあたりにあります(これを書きたくなるところが初心者)。4ブロックに渡る巨大建物というのが売りですが、NYのブロックは東西と南北で相当違う。南北4ブロックですので、道沿いに歩くと、4分弱。万里の長城のような巨大さはありません(あたりまえか)。

家からは多少距離があるのですが、久々の観光と言うことでセントラルパーク内をぼちぼち散歩しながら突っ切ることに決定。あついが、いい季節ですね。楽しくなります。

入り口で、(卒業したが)学割効くのかなと思い、学生証を見せたところ、無料。新入生が入るまではいいと言うことでしょうと勝手に解釈。でも、こういった事業は、誰かがお金を落とさないと成立しないと思っているので、いくらかお金を落とすべく、普段は借りない音声ガイドを借りに行く。ここでも学生証を見せたところ、割引。その副作用か、英語だよね!?と黒人のでっかいおばちゃんにきかれ、おもわず、「Of course!」とのりで答えてしまう。まぁ、多少英語になれないとと思ったのでいいでしょう。

さて、どこをみるか。個人の意識としては、美術館ではなく、博物館にきたのだからと思い、とりあえず、エジプト館(でいいのかな)から。いっぱいミイラ用の棺ありますね。さわって係員に怒られている子供をみて、ほほえましく思い、とりあえず僕もさわっておきました、いろいろ。こういう注意されないテクを身につけるのが大人になるってことだよ、っておもいながら(せこい)。

エジプトコーナーは、本来展示用でないものも、別室として展示されており、おもしろかったです。コガネムシの装飾のやたら多いこと(ハムナプトラでしたっけ、いっぱい出てきたの。あれを思い出しました)。びっくりしたのが、絵の技術。いままで、エジプトといえば、横を向いている絵(ナウシカみたいなの)しかイメージがなかったのですが、素描っていうんですか、デッサンではいろいろ描いているんですね。紙やら石やらは高価だったとかで、泥岩くさいものの破片に書いているのですが、これがうまい。エジプトの絵も真横向いているのばかりじゃないってのを教えてくれます。横ばかりだとさすがに首がこりそうですもんね。

オーディオテープで解説を聞くと、この当時エジプトにいない動物だから交流の証拠だとか、王が小獅子を刺しているシーンでは王に敬意を表して、王のが立っている地平線より下の地平線に獅子を配置しているとか解説してくれます。へー、ほーってなもんです。

その後はアメリカwingへ。ティファニーの作とかは結構よさげでしたね。うちにもこんな電飾の一つでもおけるといいのですが。こんな風にかっこいい家具に囲まれて暮らす(昔の金持ち)のと、冷房があるけど、狭い我が家(今の小市民)とどっちがいいか、考えてしまいました。やっぱ冷房ですね、俗人には。文明の進化万歳です。

1Fだけみて帰る予定が、これだけでは、次回来ても終わらなさそうと言うことで、一番人気の絵画以外の2Fをみることに決定。アジアの宗教彫刻等がメイン。インド、色っぽいですね。あの時代から腰つきがなまめかしい。破壊と創造の3目神、シヴァなんて、lingaとかいうものから顔が掘り出されている(アルクででも意味みてください。れっきとした宗教用語)。あまりにリアルで結構引きます。

シヴァ神と言えば、象の頭のガネーシャ神の親。何でガネーシャが象の頭かと言えば、シヴァに(間違って)頭切られたところ、シヴァもさすがに驚いて、一番近くにいた象の頭を取り付けたとのこと。なぜ象が近くにいるのか、なぜ、首を切られても生きているのかわかりませんが、漫画並みの生命力により一命を取り留めたと言うことでしょう。彼(?)は、シヴァとはにてもにつかない体型の小太り君。小太りも縁起がいいからだそうな。数年前、友人にガネーシャ神のおみやげを買って帰ったのを思い出しました。ちなみにそのおみやげ、奥さんの反対にもかかわらず、しばらく居間にあったそうな。

中国は、みんな、切れ目。怖いからってかんじ。でも、さすがにアジア系では一番展示が充実。

日本館(なぜか独立して存在。世界史的にみて独立させるほどの存在かは知りませんが、日本人としてはみておかないとという感じ)は、色なさ過ぎ。日本の寺院だけなぜ灰色とか茶色だけっていうかんじなんでしょうか。建てたときは色鮮やかなはずで、その他の地域では、再現が盛んなのに、日本は色なしをわびさびとありがたがる。かくいう僕も色なしにありがたみを覚えるたちですが。不思議ですねぇ。しかも、雰囲気が厳かで、背筋が伸びる感じ。子孫繁栄を正面からアピールするインド出身の宗教とは思えません。

日本館で一番気に入ったのは、イサム野口のなんだかよくわからない噴水オブジェ。水が出てるんだか出てないんだか微妙ですが、それがまたいい。

アジア系は、いずれも、その展示に行くと、その国出身の人が増えるのがおかしかった。本国でみろよってね。人のことはいえませんが。

全くメインをみてませんが、それはそれで満喫のメトロポリタンでした。

その後は、がりのすし、かつ濱と日本食をはしごして死にそうになりながら帰ってきて、外人の送別会のため、南へ直行。白人地帯で、アジア人は私だけでしたねぇ。

行きは電車でしたが、帰りは深夜の9th北上。怖いと言われているので、千鳥足だとどんな感じかと思いましたが、特に怖いってのはあまりありませんでしたねぇ。途中しねって感じで、言葉を吐き捨てられたくらいでしょうか。よっぱらいには痛くもかゆくもありませんでした。

結局(南北ブロックで)150ブロック以上ぐらい歩きましたでしょうか。歩かないと町の方向感覚がつかめない僕にとっては結構NY満喫でした。

2007-07-29

井口

やはり3塁コンバートが考えられているようです。HR20本、盗塁15、.280打てるなら、上位打線の中に入れてもらえる可能性もあります。がんばってほしいものです。

http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=4679

2007-07-28

勉強量・実際の状況について

僕がやっていたときに、一番気になったのは勉強量。いったいいくらやれば受かるものなのか。そして、先人たちの合格体験はどの程度自分にも当てはまるのだろうか。こういった点について、今まで断片的に書き記してきましたが、試験の終わった今の感想を書き留めておきます。


試験勉強はいくつかの時期に分けることが可能ではないかと思います。

1. 5月の期末試験(または卒業式終了まで)
2. 期末試験以後、バーブリの授業開始まで
3. バーブリの授業開始以後、バーブリのMBEマルチプルの模試(6月末)まで、
4. バーブリの模試以後、PMBRの模試まで(今年は7月13日の人が多かったはず)
5. PMBRの模試以後、本番まで(7月24・25日が本番でした)

先日の分類で、受かりそうな人と、受かりそうにない人に分けて話をしたが、能力のある人は、3の途中または4からがんばっても受かるが、自信のない人は2から勉強すべきであるように感じました。ただ、5からではさすがに厳しいかも。

それぞれの期間に何ができるのか、何をしているの人が多いのか、見聞きした範囲で書き記してみます。数字は主に同じ学校に通っていた友人間でのもの。

1. 5月の期末試験(または卒業式終了まで)

この期間にする勉強といえば、バーブリのearly startという入門講義(30%位)か、PMBRの事前CDを聞くこと位でしょうか(10%弱。この人たちは、前記30%にもむろん含まれています)。PMBRの赤本というマルチプルの問題集を説いていっている人(5%位。30%には含まれているが、10%に含まれているかは微妙)もいるようですが、ごく少数。たまにこの時期に赤本を時終わる人がいますが、変人扱いされかねないくらい少数派です。

また、本当にどうしてもやりたいという人がいればBar-Briの前年度の通販教材を入手して、その講義テープをきいて、本格的に勉強することも可能(周りでは0)です。2月受験者というのが存在する以上、この時期でも十分に講義や教材というものは入手が可能です。

この時期に勉強している方は、社命でbarの合格を命ぜられている人が多いようです。ただ、全体ではやっているのはあくまで少数派。僕は学校のアサインを読むことすらできていなかったので、この時期にBarの勉強をすることはあまり考えていませんでした。周りのすすめもあり、early startに何回かいったくらいです。

2. 期末試験以後、バーブリの授業開始まで

この期間というのは実は人により様々。長い人で(早めに試験終わり、ビデオコースというパターン)20日以上あり、短い人では、3日程度。従って、実はひとくくりにすることが難しい。

一般的にやることといえば、旅行でリフレッシュ(3,4割)、何となく卒業式以後分かれる友人等と遊んで暮らす(4割)、PMBRの1週間講座の受講(3割)、個人での勉強(3割)くらいでしょうか。合計が10割を超えているのは必ずしも排他的ではないから。

昨年受験した友人からは旅行を強く勧められたのですが、何となくその気にもなれず、一応個人での勉強をしつつ、遊んで暮らしました。ブログの更新も進みました。僕の場合、この期間が20日超もあったので、難しいと聞いていたproperty、constitution、evidenceを個人で一通りみる予定でした。残りの日数を考えると妥当な目標だったと思いますが、自分のやる気と能力を勘案し忘れていたのでしょう、そんなに進むわけもなく、evidenceを一通りみた段階で終了。

結局この時期は、自分でやる時間を消す方向で動いた方がよかったように思います。僕の場合意志が弱く、結局自力での勉強というのはできないたちで、この年になってもそれは変わらないのだというのを痛感するだけで終わりました。意志の弱い人間がBarに生活を捧げるという観点からは、PMBRの1週間コース→Bar-Briライブというのが正解だったのでしょう。

なお、NYだけライブがあり相当前からやることがありますが、外人(米人以外の趣旨。日本人を含む)は2年目NYか本国に帰るということが多く、ほかの地域ではもっと友人との別れというのが多いと思います。もし、LLM生活を経験したものとして、アドバイスを求められるとすれば、この時期は友人との親交を惜しみ、一緒に多数のお別れ会等をするのがいいと思います。旅行というのもあると思いますが、もっと友人を作って時期に一緒に飲み暮らせるという生活をしている人に一番留学を有意義に過ごしているなぁというのを感じます。勉強ばかりするのは本来いまいちだと思います。

3. バーブリの授業開始以後、バーブリのMBEマルチプルの模試(6月末)まで、

この時期は、結構みんな勉強を始めます。ライブの人は、模試の1週間前で模試科目を終了するので、その後復習をして模試で成果を出すに適したスケジュールとなっています。ビデオの人は、最後のTort終了後すぐに模試なので、授業の内容をしっかり理解しているかというのが模試の結果に直結する傾向にあります。模試の点だけを考えるならば、Bar-Briの授業の復習+Bar-Briの問題がベスト。Bar-Bri、PMBRは問題の傾向が違うように思いますので。ただ、いい点を取る人は特に、これにこだわっていない。結局何をやっていても、できる人はできるのです。

カリキュラムは、MBE科目がcriminal → evidence → constitution → property → contract → tortと進んでいく間にNY科目が挟まる感じ。

授業に出るかという問題がありますが、内容を授業に出ずに把握することは可能です。それくらい再現度が高いノートが出回ります。ふつうに留学している日本人の知り合いがいる状況であれば、授業に出ないという戦略は誰でも採ることが可能です。このメリットとしては、時間の自由がきくようになることです。また、読むのが早い人は、全体の勉強時間を減らすことができるようにもなります。

個人的には、耳で理解する部分も結構あったので、授業は出た方がいいと思います。といいつつ、だるい、という理由で半分くらい出てませんが。授業に出ると、集中して聞くからか、ノートを打ち続けているからか、授業後数時間回復できないのです。学校の時も感じていましたが、授業は1時間程度快適に聞けますが、2時間目からは疲れて、最後の20分位ずつほとんど耳に入ってこない。しかも授業後、3-4時間回復に時間がかかる。気合いが足りないだけでしょうが。そのために午前中の授業(通常3時間から4時間弱なので昼飯前に終わる)後、昼飯を食って回復を図ると、5時ということがざらでした。気合いなのか肉体的な欠陥なのかよくわかりませんが、これでは相当時間がつらい。5時からノートの復習をすると、ノートの復習を1時間程度で終わるという人もいますが、私の場合、読むのが遅いのと、新しい概念の理解に時間がかかるのもあって、5時間くらいふつうに復習にかかってしまいました。

そこでとった戦略が復習(むろん予習も)完全無視作戦。5時までの休みを極力3時までとし、いきなりマルチプルをとき出すようにしました。むろん、予習を全くしておらず、授業の1/3くらいは全く耳に入ってこない時間なので、理解できていない部分が大量にありましたが、悩みすぎてもしょうがないということで、問題を解くようにしました。得順番はドリル→Bar-Bri intermediate→赤本→青本(できる科目のみ)。もちろん、時間内にとくことなど全然できませんし、ドリルの正解率はいつも5割を割っていてたまに2割程度となる有様です。それでも、もう復習はできないかもしれないと思い、正解のあしの情報をどんどん自分のノートにうちこみつつ進んでいきましたが、何もノートに反映せずに記憶できる人に比べると、相当すすみは遅かったです(科目の終わりあたりでも1問5分はかかってました。問題、解説読み、必要な情報の追加)。ちなみに、同じように予習・復習をしなくても、できる人はこの段階ですでに6-8割の正解率で時間内(1問1.8分)に解けます。この場合は、エッセイも同時進行でやっていく余裕もあり、7月まで相当余暇も楽しめると思います。ほんとうらやましいことです。

マルチプルについては、日本でもアメリカ(学校・前年に受けるMBREという倫理試験)でも、得意だという意識が強かったので、これが本番で140だか150だかとれるととりあえず受かるという情報を聞いて、じゃ、これだけ仕上げてしまおうと思ったんですね。そしたらとりあえず何とかなるんじゃないかと。先人の合格体験記を読んでもそんなニュアンスで書いてありましたし。ただ、僕は今回のマルチプル、全範囲の中でも相当苦労したと思ってます。何せ英語の解説を読んだり、理解したりするのが遅いので、人より解けない。全部で赤本150題残して、青本200題やったので、模試・ミックス・解き直しを含めておそらく、延べ2700題くらいだと思いますが、時間をとった割には少ない。相当最後までどうしたものか苦慮していましたし、いまでもこうすればよかったというのはありません。

エッセイについては、余裕のある人は、この間に準備(NY科目の理解が不可欠)も平行して進めるのですが、僕にはその余裕はありませんでした。NY科目はひたすら、授業中の理解にすべてをかけて、予習復習一切なしで、とりあえずマルチプルを解いていました。

半分以上の人が7月に入ってから本格化すること、最後のあたりは1日20題以上解くのも不能ではないので、一切無視も特に間違った戦略とは思いません。優先順位はMBEと授業の理解だと思います。授業が理解できていなくて、MBEのあしの知識だけだとエッセイのスタートで問題数をこなせないので、授業内容はしっかり理解しておくと、いいように思います。(私は無理でしたが)

模試では、いい点を取るに超したことはありません。悪い点の場合も合格できる可能性は十分にあるようですので、これを機に勉強量を増やせば致命傷とはなりにくいと思います。140というのが記載されているような合格体験記もありますが、達成している人はごく少数。相当できるか、筋のいい人です。120が結構やってるねぇというライン、100ががんばろうねというラインでしょうか。1割違うというのは結構違うと認識した方がいいです。確かに知識がフルに生きて、ミスをしなければ1割くらい上の点が取れるのですが、それを実行できる可能性がどの程度あるのかということです。少なくとも私の場合、神に祈る位しか方策を思いつきませんでした。

ノートは、前にもちょっと書きましたが、英語を読むのが嫌いなので、自分で短いノートを作ることにしました。とにかく短く(各科目第1版は5-10ページ、12ポイントフォント、行間大量)したかったのと、自分がLaw Schoolで作った書式でノートを統一したかったのとで、全部自分で打ちました。やり方は、わかることは書き、わからないところはタイトルだけ書く。この時期は2ヶ月しかないんだし、わからないところが結構ある状態で本試験に望むのではないかと思っていたんですね。その場合は、わかっているところ、一度理解したところを確実にいつでもすっと読めるということが大切になるのではないかと思っていたのです。ノートのデータが手元にあるので足すべき情報はパソコン一つあればすぐである一方、択一の情報というのはもらったノートにあまりはいっていないので、結局自分で作るのが一番ではないかと。

もしやり直すことができるならば、もう少し、先人のノートを活用してもよかったのかもしれません。すでに厳選済みのBar-Briの授業でふれられることは、最終的にはすべて理解(できれば暗記も)することが必要(むろんできる限りで、できないから苦労するのですが)なのだと思います。また、出てくる、exampleを自分で解説できるくらい理解するのが重要だということも直前期になって悟りました。exampleを全部できるようになれば、それだけで相当体系立った理解ができている状態です。マルチプルやエッセイの問題集と違い重複がないので、人に説明できるくらい自分で理解してしまうというのが実は一番早道かも。その場合は、マルチプルを説いている問題数は相当少なくても何とかなるように思います。

自分でわかったところのみノートにするという戦略とをったせいで7月半ばを過ぎても固まりで誤解している分野が多数ありました。どういうことかというと、体系の中での論点の位置づけを間違っているんですね。たとえば、Aの場合にXという論点が出てきて、Yという結論というのと、Bの場合にX'という似た論点ができてY'という似た結論というのを別のものとして認識できていなかったりしていました。そのために、やった問題ではできる気がするし、似た問題も解ける・理解もした気になる(X→Y)のですが、ひねられると全くわからず、解答を読んでも混乱するばかりという感じの状況に陥るのです。

長く勉強している科目であればある種のカンが働き、こういった誤解が少ないのですが、なんせ、2ヶ月で20科目程度やるという試験。逆算すると1週間でそれなりの理解をしないといけないので、3日目の授業終了時で本当に何も残っていないとつらいことになるということは頭ではわかっていたのですが、正攻法で、しっかり理解するということができる能力も、まじめさもなかったため、その後に何度も革命的に理解を変更する必要に迫られました。ここら辺が、勉強のセンスなんじゃないかと思うんですね。勉強のセンスがいい人は、最初から大きな誤解をしない。教えられたとおりにそのまま理解するからだと思います。僕の場合、記憶力が悪いのを何とか補おうと、自分で理解できる形に変えて理解しているために、なれない科目では痛手を負いやすい。時間がある学校の勉強や、日本の司法試験では大きな問題として表面化しないのですし、仕事の1日リサーチもソースの記載から離れないようにすれば痛手を負うことは少ないのですが、今回の試験は結構表面化します。もし、似た傾向にある方がいらっしゃれば、留意する価値ありかと思います。

4. バーブリの模試以後、PMBRの模試まで(今年は7月13日の人が多かったはず)

さて、いよいよ7月に入ってくると、追い込み系の人も本気で勉強し出します。7月死ぬほどやれば、受かるというのも、ある種真実かなとも思えるくらい、この時期は重要かと思います。もちろんこの時期に引っ越しやらなにやらの手配をされている方も相当数いらっしゃり、事前からしっかり勉強している方は、悠々自適なのかもしれませんが、模試の結果をふまえて、おしりに火がついた方は、ここではやらざるを得ない。がんばりましょう。周りに勉強している同志みたいな人がいる環境なら、自然に勉強モードになるので、あまり深く考えなければ自然に勉強時間は増えます。

エッセイに重点を置けるか、マルチプルをやるかという話はよく聞きますが、私が詰まったのは、(その前段階の)NY科目の理解。ビデオコースの場合、この時期も延々授業が続きます。各科目1日か2日。NY科目は、マルチプルがないので今まで結構おざなり。さすがに、この時期に全くわからない科目を作るわけにはいかないしと、その日その日後れをとらないように復習してみました。ただ、これやると本当に、その日がそれで終わってしまう。相当精神的にはつらい日々でしたね。結局マルチプルも、エッセイもあまり進まず。先に進んでいる人において行かれたのは6月段階だと思いますが、後半追い込み組において行かれる感を感じたのはこの時期ですね。

アドバイスがあるとすれば、この段階では、あきらめるくらいならやれるもの全部を死ぬほどやれってことですかね。追い込みでやっている人は、この時期からエッセイを15題から20題とマルチプル50題を毎日やってました。私は無理でしたが。

5. PMBRの模試以後、本番まで(7月24・25が本番でした)

続いて直前期。さすがにこの時期は人並みにできたでしょうか。

個人的には、ノートと資料の見返しが中心でした。各科目の誤解をとく日々。ノートの読み返しは、自分のノート+弱いところは先人のノートに戻って読み返すという形式でやりました。自分のノートをプリントアウトして持ち歩くようにしたのもこの時期。手書きでコメントを加え、大幅バージョンアップがあれば再度印刷する感じ。MBEは3-4回、NY科目は2-3回呼んだ感じでしょうか。1科目最初は2-3時間、最後らへんは、1-2時間ですね。自分のノートはたいてい10ページ、長くても20ページなので。一番最後は、MBE科目、NY科目それぞれ1日で一通り読みました。一日の最初から元気なうちは、ある程度の固まりを読んで、その直後、白紙にそれを単語ベースで概要が再現できるかというので少なくともざっくりとは再現できるまで読んでました。スペルの覚え間違い等をつぶしていったのもこの時期。いずれもサラのノートに書き殴ると1日でノートを消費しきる感じでした。記憶力が悪い僕には死にそうな作業でした。腕も痛いし。

エッセイについては、前にも書いたとおり、僕の感覚に合うアウトライン(解答にあまり左右されず、授業のノートを中心に、ほぼ単語のみで作成したもの)をもらったので、結局最後までそれを中心にやりました。結局前半100題は、全部ノート1ページくらいに手書きで答案構成というか何というかというものを書き(わからない科目は白紙・・・)、その後、アウトラインを読み、解説を読み、ノートの該当箇所を読んで次の問題というのをひたすら繰り返しました。当初は1問30-50分くらいで、なれてくると20分が見えてくる感じでした。

最後2日で、いただいたアウトラインの論証を覚えました。これは日本からこのために買ってきた小さい付箋(0.5センチ×1センチくらいの一番小さいの)をキーワード完全にいえないのに貼って、それがなくなるまで読み返すという作戦。論証は1問1ページで5つくらい論点があり、それが130問あるのですが、それを2ページ割り付け、両面(計30枚程度)に印刷して、付箋を貼りまくる。最初は300-400くらいの付箋でしょうか。貼るか貼らないかの選択が一番時間がかかり、片面(全問題の半分)で5時間程度。問題文は読んでおらず、ひたすらそのアウトラインと心中することにしました。顔も存じ上げない一個人の資料にここまで寄りかかったのは初めての経験です。その後は付箋を外すのですが、結局100-150は残したままで本試験。でも、まぁ、これらは最後に3-4回みたので、最終的に付箋が完全になくなっているか否かはあまり関係ないと信じることにしました。

NYマルチプルは1日しか時間がとれなかったので、1日午後から全部使って前半170題解きました。平均2-2.5分(それでも読み切れない)で、正解率は50%かちょい下くらい。1問1.2分で解いて6割必要だとのことですので、相当、こりゃ無理だと悟りました。ただ、マルチプルはなんか書けば当たるんでしょう?っていうおもいもあった。ちなみに、その後は、最終日に、間違えた箇所の半分くらい読み返しやった気になりました。

MPTは、これも1日だけ夕方からの時間を使い、5問ほど読みました。本当に、速読大会のように読むのみ。時間を30分、45分、60分でどこら辺まで理解できて、どこら辺までとばし読みできるかの確認のつもりでした。結果は、残念ながら本気で、「答案構成をできるほど理解できない」(まったくわからん)ということを学びました(笑)。

今となっては、どうでもいいと思えるのですが、この時期にこれを受け入れるのは結構精神的につらく、がーんって思いながら、次の問題わかるんじゃない?っておもっていたら5問も読んじゃったというのが真相です。本当は形式の確認とかをしたかったのですが、もっと根本的にできていない、自分はできないんだってのを確認する作業と化しました。周りは白表紙と一緒だから大丈夫といってましたので、よりいっそうショックでした。

で、どうしようか、前日までずっとぼーっと、あてもなく考えてました。どこの箇所も時間がはみ出しているのでどこを削るべきか見当もつかなかったので。結局先日書いたように、時間をとってゆっくり読む戦略しかないという結論にたどり着きました。

MBEは、模試で、どの科目の問題かを認識するのに時間がかかるということを学んだので、ミックス問題を中心に解いていました。まず、足をみて科目を特定する作業を徹底させました。ただ、本試験ではほとんどこのテクニックを使わなかった(使わないと苦しいほど問題文が長くはない)。むしろ、2回読む時間的デメリットの方が多いので、長い問題だけとしてました。そのため、果たして本当に必要な作業だったかは不明ですが、本試験の経験のない身としては、模試に対応するテクニックに走らざるを得なかったのも事実で、それはそれでしょうがないかと。。

僕自身の直前準備はこんな感じでしたが、ごく一部の仕上がっている人を別とすると、勉強が仕上がらないと悟ってくるのもこの時期。後は、何処の身を削らせて、骨を断ちにいくのかの相談が始まります。従って、ここでは、何を捨てるかということを書いてみたいと思います。

まず、MBE。余裕のある人は毎朝50題やってますね。毎朝は厳しいかもしれませんので、適宜でいいのかも。新しい知識ってのも減ってくるので、手を抜くとしたら抜けるところ。ミックスは科目が混じっているのをとく練習としてはいいですが、聞いてくる論点の幅が狭い。同じところばかり。知識を増やすには不十分です。

MPTは、やっていない人もいる。やっている人は3-5日程度、10問弱を実際に書いている。センス次第ですね。最初からできる人はできるだろうし。全く0でも対処可能ではあると思います。

NYマルチプルは、全問やる人は少ないが、何にもやらない人も少ないという感じ。本番とは傾向が違うように感じました。ノートのNYルールを覚えていくことである程度対処可能なので、問題を解いて覚えるという方針じゃなくてもいいかもしれません。NY distinctionという章がMiniにはあり、読む人は読んでますが、どうですかね。一部読みましたが、楽しいもんじゃない(笑)。現実的にはやはり先人のノートに出てくるNY distinctionをみるくらいでしょうか。

エッセイは、聞いていた話とは違い、ほとんどの人が問題集の前半100題は実際にといていました。しかも復習のための2周目まではするという感じの手の入れよう。これは、実際、やってもいいかもしれません。本試験では、論点として覚えたこと以外もたくさん書かないといけないのですが、典型を、あっさりももっさりも適宜力加減を変えつつかけるってのは、それはそれで重宝するものです。論点の誤解も発見できますし。というわけで一応やった方がいいと思います。

NY科目のノート読み。これは必要。マルチプルがないので、問題で補うことはまず無理。本試験の傾向からしても、バーブリの問題集(エッセイ、NYマルチプル)だけやってもカバーしきれないし、不効率。ノートで全体を把握するのが一番。講師は相当差があり、個人的には、willとかは本当に、もう勘弁してくれってくらい、時間を無駄に使ってくれた感じですが、やはり授業に出て、耳で聞いて、ノートを復習するっていう王道が、ついて行ける人には一番早いと思います。ぜひぜひ、ここは、力入れてください。本番はwill/domestic relationsあたりが、ストライクゾーンど真ん中とばかりに、いっぱい出題されますよ。

最後に、勉強せずに受かるかということについて書きたいと思います。僕自身は、ある程度勉強したにもかかわらず、徒労に終わっていそうなのが、大変残念ではありますが、大多数が受かる試験ですので、最低限の勉強で受かることも可能であろうと思います。

マルチプルについては、授業直後で5割くらいでき、僕は模試の点も5割でしたし、本試験の感触も変わりません。ってことは、全くやらなくてもいいのではないかとも思います。全くは言い過ぎにしても、2ヶ月でできることはやはりしれており、ほかの方は知りませんが、結局僕の場合、そんなに全く新しい人間に生まれ変わるような知識の増加・能力の上昇はなかったのだと思います。感覚で恐縮ですが、このように、あまり変わらない人間が結構な割合でいるとすると、勉強せずに受かる可能性も相当程度あると思ってます。たとえば、4割くらい(僕の予想確率よりこの時点で高い。涙。)。どんな感じかっていうと、確実に受かる層4割と、団子7割。残り30%は団子から受かるのだから、4割。どうでもいい数遊びですが。僕は勉強しても団子から抜けられなかった組。。。。

エッセイについても、2割が5点超、2割が5点未満、6割が5点を取るような採点をするそうで、そうすると、勉強してもしなくても5点となる可能性は、結構あるわけです。日本人でも。

そう考えると、勉強しなくて受かったという話が出回っても全然不思議でもなく、それはそれで真実なのだと思います。能力が優れていたのかもしれないし、運がよかったのかもしれない。ただ、内実を考えると、運によるとしてもとびきりの運までは必要ない。周りが勉強する中、しないで合格したという話は、結構話題になりやすく、人に伝わりやすい。逆に落ちた人がなぜ落ちたかという詳細はあまり伝わらない(落ちたという事実は伝わりやすいとしても)。そう考えると、必死にやる試験・精神的につらい試験であるが、「受かる試験」という話と、勉強しなくても実は「楽勝の試験」という話が出回るのは当然かとも思う。最近でこそ、ネットの普及により落ちた人の話も出回るようになったが、あくまで少数派。みんな精神的に受かった人の話を聞きたくなりますもんね。

というわけで、引っ越し、家庭の事情等で勉強時間がとれない場合も、そこまで悲観する必要はなしです。知り合いの韓国人には6月に別の米国の国家試験を受けて、それから本格的に勉強をしている人もいました。

最後に、前日は、よく寝てください。個人的には9時間程度睡眠すると、英語を読んだ際に、普段気がつかないニュアンスも気がつくが、3時間程度だと、読むべき単語(notとか、主体の名前とか)を読み飛ばす傾向が顕著なのでよく寝るようにしました。日本語より、長時間やったり、疲れた際の弊害が顕著なように思います。

また、前日は当日の作戦立てもしてください。個人的には今でも理解が1週間で変わる試験なので直前以外時間配分を考える意味はないと思ってますので、前日でいいと思います。僕は、自分にプレッシャーを感じさせないように、NYマルチプルは60分で残りを捨てていいんだ、MPTは120分使える、MBEは90題しかとかなくていいからとやさしく甘やかす作戦にしました。当日の苦戦模様は前の記事をご参照あれ。

勉強始める前に知っておくといいと思いますが、司法試験の時より、年をとっています。周りの人が言っていたのは集中力が昔ほど長時間続かず、記憶力が落ちていると言うこと。僕自身はむしろましになったくらいだと思うのですが、別のところで老いを感じました。精神の落ち込みが肉体を支配するんですね。昔は落ち込んだと言っていても、言った瞬間に回復するくらい、愚痴というのは僕の健康剤みたいなものでしたが、だめだーといって今回言い終わった後もだめだと感じている自分がいるのにはびっくりしました。やめたいって思って、全く勉強しない日を平日のど真ん中あたりにほぼ毎週作ってしまったのも。感じ方は人それぞれだと思いますが、もう30(若い人でもそれくらいが多いと思います)、おっちゃんおばちゃんだってことを考えに入れて、大人の計算をする必要があるように思います。

以上、落ちた可能性の方が高いと思いつつも、ブログに勉強・本試験の感触を詳細に記してみました。なんといってもこのブログは、ほかにない一次情報(転載・紹介ではなく)を記載する、それが有用またはおもしろかったらそれはそれで素敵ってのがもっとうですので。

昨日あたりから、友人のブログでも総括的なものが出回っていておもしろく読んでいます。人によって感じ方は様々だなと。知り合いの日常を知っていると、余計にへーってなもんです。勉強を始める前には、こういったものを読み比べてみるのもいいのかもしれませんね。

もういい加減、バー関係も飽きたので少なくとも長いのは、今回を最後にしたいと思います。
それでは、毎度の長文失礼いたしました。

2007-07-27

野球

お題変わって野球。

まずは、日本の野球から。

阪神強くなってきましたね。6連勝で貯金1ですか。先日書いたように、5位より上に行く分は、選手の活躍はむろん、岡田監督の采配と評価する年としているので、采配がよくなってきたということでしょう。

選手では、若干遅い話ですが、喜田が広島移籍ですか。阪神では芽が出なかったのですが、果たして広島ではどうでしょうか。のびのび野球ができそうな雰囲気はあるので、がんばってほしいものです。早くも最初の新鮮効果が薄れてきているようなので、ここらが踏ん張りどころといっておきましょう。

今岡が2軍に落とされたようです。スピードのない選手が打てないとつらいですなぁ。どうせ打てないなら若手を使うというのもわからなくはないです。秋に万全で戻ってきてくれるのを待ちましょう。なんといっても90年代阪神にはいなかったタイトルホルダーなのですから。

今年はレギュラーが予想通り苦戦しており、その影響か若手の台頭があるようですね。林は華々しく活躍し、桜井も一軍デビューしたようですし。赤松はどこへ行ったのかな。狩野と矢野はうまく使ってあげてほしいところです。

ほかのチームでは、ソフトバンク打線が復活してきているようですね。巨人も高橋好調で、チーム全体の本塁打が、打率の減少なく増加しているのは脅威ですね。中日が阪神相手に鬼の強さを発揮していないのは助かります。

メジャーでは、松坂勝ち星増えてますね(12)。でも負けも7。足すと20(近く)ですか。これはメジャー一般的にみても相当多いですね。長く投げるタフ投手ということでしょうか。体壊さないように。最近の写真首が、アメフト選手か江川かみたいになってますが、首鍛えマニア?勝てば何でもいいですが。

そういえば、速報で、井口がトレードされたという情報が入りました。フィリーズだそうな。フィリーズの2塁はUtleyという大リーグ1の2塁手が三番打者としており、今年は例年にもまして大活躍であったのですが(現在320超える打率で、打点・得点ともに80前後)、先日骨折。その影響で話がまとまったのでしょうか。それにしてはえらく早いですねぇ。2日ですから。

はっきり言って、Utleyが万全で戻ったら2塁レギュラーはまず無理です。かといって、このチーム、ショートも大リーグ有数のRollins(1番)。。。。レギュラーとれるとしたらサードでしょうか。いまいち幸せが待ってなさそうなトレードです。ただ、サードのレギュラーがとれて、2番(これがまた好調なVictorinoなのですぐには難しいと思いますが)をとれたら、得点は増えそう。4番には去年のHR王Howardも控えてますし。

Utley戻った後はサードのレギュラーとる意気込みでがんばってほしいです。去年の活躍からすると、大リーグで15番目くらいの2塁手としては評価されているようなので、これを機に、今期後移籍するにしてもしないにしても来年レギュラーで使いたいと思わせる活躍をしてもらいたいものです。

そういえば、最近の日本人選手の活躍で忘れてはいけないのが我らがヤンキースの松井。月間10本ですか。がんばってます。ロドリゲスの歴史的大活躍(個人的には150打点・150得点・60本塁打・20盗塁の大記録の期待をかけてます)の陰で今年は不調の打者が多いヤンキースですが、松井が戻ってきているほか若手二塁手のCanoも戻しています。ジアンビーももう少しで戻るということですから(休みの理由が本当にけがだったのか薬物の事情聴取だったのかは未だに僕にはわかりません)、今後は快進撃が期待できるように思います。8月後半大型連勝予測。一方、ポサダは成績を落とし、ジーターは波があるものの、急激に落ちる心配はなしというのが私の予想。Abreuどん(なんかこう呼びたくなるようなイメージ)はどうなんでしょうか、3番ならもう少しHRがほしいと思うのは僕だけでしょうか。

イチローのところ(マリナーズ)は、守護神プッツの大活躍で久々に1位をねらえる状況。日本のマスコミもたまには彼のヒット以外にも着目すべきでしょう。打者も投手も昨年までの実績選手と台頭選手をうまく使い分けないといけない難しいチーム状況の中、監督が替わってしまったのは気になりますが、その後もそれなりに戦えているので是非是非がんばってほしいものです。イチローはいろいろいわれていますが、今年も打者としては好調。盗塁も順調です。成績以外の精神的支柱になれる年齢、実績ですが、彼にその役割を求めるのは酷。先日のYahoo! Japanのアンケートでは英語しゃべれるというイメージでしたがどの程度なんでしょうか。人の心にしみいる言葉をはけるんですかね。日本語でもそういったことは得意そうではないので、チームとしても彼にその役割を求めてもあまりいいことはないと思うんですよね。皮肉屋だし。いい兄貴分的な監督かベテランが加わってくれることを祈ります。

残す日程もいよいよ残り4割、タイトル・順位が気になる季節になってきますね。


2007-07-25

宴の後

24、25日とあったNY Barも終了しました。
記録のため、新鮮なままの感想を書き留めておきます。
ちなみに、ラベル名を若干変更しました。(どうでもいいが)
あと、校正をしていません。いつも以上に、誤字脱字重複が多いと思いますが、お許しください。

いやぁ、終わりましたねぇ、やっと。
では、ざっくりと感想と、申し伝え事項等を。

1 時間割

まだまだ、受験は先だよという方のために時間割から。

初日
午前 (NY マルチプル50題(1時間)、エッセイ3題(2時間)、余裕15分、合計3時間15分)
午後 (MPT 1題(90分)、エッセイ2題(80分)、余裕10分、合計3時間)

2日目
午前 MBEマルチプル100題 3時間
午後 MBEマルチプル100題 3時間

続いて、一般的な傾向、感想等。

2 NYマルチプル

まず、初日午前のNYマルチプル。これは、bar-briのものよりもずいぶんと短時間で終わるもの。あの本をやったときは1問2分くらいかかっており、当日も30問くらいしか解けないものと覚悟をしていた(そこで、あきらめてエッセイに移る予定であった)が、60分終了時点で44か45題目あたりであった。1問1.3分くらいか。だいぶん短い時間で出来る。従って、事前にNYマルチプル時間がないと思ってもあまりあわてる必要はない。私の周りでもbar-briのものを1.2分で解けると豪語している人はごくごく少数であった。問題の難易度は人によって感想が違った模様だが、私は、特にやられたなぁとは感じなかった。単に寝ていただけとも思われる。

3 エッセイ

続いて、エッセイ。午前・午後で計5題書く。これは、ロースクールの試験に近い。ロースクールの試験で2時間とか3時間の小問たくさん形式の試験を受けていればさほど苦労しないように思う。もちろん、試験の合格率、周りの人の気合いの入れ方、スペルチェックがないことなど違いは多々あるが、一番安心して受けられるものではないだろうか。

私の場合、高望みしないこととしたので、論証は覚えず、要件の単語を出来るだけ覚え(覚えきれないもの、その場でぱっと思いつかないものはでっち上げることとし)、あと思いつくものは、全部書く(これは個人的には司法試験も含め全部一緒なのであまり違和感はなかった。人によってはスタンスが違って大変とのこと。)ことにして望んだ。

形式はもちろんIRAC。Issue, rule, application, conclusion。要は4段落。日本語と違い、英語で複雑なことが出来るはずもないと思っていたので、とりあえず、原則も例外も使うルールは全部ruleにいれて、applicationで全部当てはめてしまう。従って、本来、原則→当てはめ、例外→当てはめとなるところが、原則・例外→当てはめとなり、どんな問題も基本4段落。あてはめを一挙にするところは、実務の裁判判決の認定事実に若干近い気もした。

もちろん、英語力、構成力により、人によって様々であろうが、私の周りはこれが多かった気がする。分量的には1題あたり1ページから2ページ。所詮そんなものである。あまり気負う必要もなく、日本人でも思いつくままうつ限り、15分から25分程度で打てる。なお、私の場合この時間で打つとひどい英語になるが、質は無視することにした。

バーブリの時間配分では45分であるが、最悪30分で仕上げることも可能だと思う。45分の場合は答案読み5分、構成7分。30分の場合は、答案読み5分、構成1分。時間がないときはここを削ることにして当日臨んだ。

4 MPT

続いてMPT。受けていない人のために一言説明すると、要は白表紙の即日起案。起案内容は年により違い、メモであったり(日本で英文のメモを書いていると参考になる)、遺言書であったり、質問書であったり、裁判所への補足資料であったり様々。事前に形式になれておくといいと言われる。

90分で解けるものなので分量もしれている。説明では45分で読んで45分で書くように指示がある。守る必要はさらさらないが、結論的には守っていい気がする。

事前の準備の段階では読みながら規範を拾う形などいろいろ試してみたが、しっかり読むのが一番であるような気がする。早くしようとするあまり、規範部分だけ読んでも結局はよくわからないのだ。

問題は過去問と称されるものを読む限り、45分ではとうてい読み終わらないこと。最悪30分読んでも字面を滑る感じで全く理解できないことも多数あった。こう言ったときは脂汗がどばーっと出る。ダイエットですね。

前日夜に決めた方針は、最初の指示書の内容は100%理解できるまで何度も読もう、全体で最悪60分までは読もう、60分読んで、2分で日本語の骨子を口頭で言えるようにしてから一気に骨太答案を書こう、120分まではつかってよし、答案は最低5段落書こう、それ以上は書けなくてもよし、仕上げることを重視。

当日は幸運なことに判決が1つという例外的な薄さ。初めて全部読めました。全部読んで40分ないし45分。そこから書き上げて2ページ弱(100分程度、判例の引用等をしたりイタリックにしたりそれなりに気を遣うので若干時間がかかる)。まあよしとして次に進みました。

6 時間

時間は、午前中がぴったり、午後が3秒ほど余るという感じで、いずれもエッセイを最後に持って行ったので、時間の使い方はまぁまぁではなかったかと思う。規範はでっち上げのたぐいが多いが、まぁ、人生そんな規範しか書いてきていないので、よしとして、ここで落ちはしなかったものと勝手に解釈(というかそうとでも思わないと次の日受けたくない)。

7 その他初日

といった感じで初日は終了。他のネット上のブログ等でもふれられると思うので、あっさりふれると、パソコン試験で当日フリーズという割合は結構いる。日本人も外人も友人(!)の中に途中から手書きを余儀なくされた人が何人もいる。私の場合、手書きがペンで書かないと駄目ということすら知らなかったのであるから、パソコンが最後まで順調に動いてくれた(はず)なのは、幸運であった。こういったリスクを避け手書きにする人もいるが、個人的には信じがたい。自分でも読めないし、スペルミスが増える(覚え間違いの他に、頭で思っているのと違うのを手が勝手に書くという類型が加わる)ほか、日本語でも何でも何度も前後の入れ替え等したいタチであるし、手書きはとても疲れるので、正気の沙汰とは思えないが、手書きの方が合格率は高いとも聞く。人によりけりであろう。

8 2日目MBEマルチプル(実際の時間の進行)

続いて2日目。今日である。個人的にはとどめを刺される悲しい試験となったが、一応記録の趣旨であるので、今まであまり見ていない情報を書く。

まず、午前。前日不覚にも4時間程度しか寝られなかったこともあり、最初は問題文が全く読めない、わからない。多少予期はしていたので90題だけとく予定であったが、それは7割程度の正解率が前提。ということで、半分過ぎたところで10題ほど借金を背負った状況から若干スピードアップ。何とか1分前に終了。こう言ったことが出来るということは、本番は文章が若干短いのであろう。2日前のバーブリミックスですら時間が足りなかったのであるから。感触は最悪で、昼で帰ろうかと思ったほど。

午後はとりあえず、記念受験モードで100題こなすことに重点をおく。昼飯を食ってあくびが出るのと戦いながら、30題終了時点で5題借金、これを50題の時点でもどすも、もうろうとしているうちに70題時点で5題再度借金、やむなく長めの81題をとばし、100題まで何とかたどり着くと、2分余裕。81題も結局解いて、時間。いままでこういった日本にいたときのブースターモードみたいなものが出来なかったので、本番はいかに問題が短いかと言うことであろう。しかし、またも感触は最悪。だが、開放感も強い。

9 質問内容

個人的な時間と落ち込みの話はこれくらいにして、友人とも話した感想を。

マルチプルを受けて思うのは、問題集と違い、論点がはっきり一読してわからないものが多い。科目すらわからないものも多い。結局みんなで酒を飲みながら出した結論は、will, NY practice, 訴訟指揮、管轄といった知識が必要な問題が相当数混じっていると言うこと。バーブリのミックスを受けるとwillっぽい問題が結構あったのであるが、こういったものは科目別では出てこない。NY科目を軽視する最初の方針を最後まで維持していたらMBEもさらにひどいことになるところであったように思う。ここは特に要注意。模試とも方向性は違うように思う。どのように注意すべきかは不明。

とても、これで100/200の模試よりX/190の本番が数十点あがるとは信じがたいマルチプルであったが、周りは話を合わせてくれただけで結構あっているのであろう。過去の人のブログを読む限り150やら160やらという人たちもいるみただし。

いずれにせよ、最後まで受けた自分をほめてあげることにする。よしよし。

10 これから受ける人へ

ところで、この試験、5月から2-3ヶ月で受かるものと言われているが、これは個人の能力によるところが多いと言うことをここで強調しておきたい。

受かりそうな人々 (どれもないです)
●アサインを読むのが早い
●英語を一読して理解できる。特に頭で日本語に変換せずに理解する能力が重要
●日本で試験といえば何でもやたら成績が良かった人
●いままで人より勉強時間が少なくとも理解が深かった人(特に大学以後)

危ない人々 (私はいずれも当てはまるように思います)
●マニアックに、こだわって人生を送っている人
●日本語の方が深く理解できるとして、留学中も日本語を中心に理解している人
●英語を読むのが遅い人

危ない人々は、相当注意してやった方がいいと思います。
2-3ヶ月全員同じように勉強すれば受かる試験ではありません。同じ時間でこなせる量も、理解力も、正答率も全然違います。大体今までの体験記は合格者が書いているものだと言うことを認識していた方がいいと思います。

私個人的には、ほぼ英語の問題だと思っています。今回落ちても2月受けるかは相当疑問。いつまでも受かる気がしません。そこまでしてほしい資格なのかという気もしますし。

最後に、受けるか受けないかと言うことであれば、受けた方が、米国法入門てきな理解は出来るのでいいように思います。


2007-07-22

最近誰モブログ書いてないので

知り合いのブログはほぼ全休。ということで、一言。


今日はMBE科目のノートを読み直しました。新大陸並みの新しい知識の発見が山ほどあるのが悲しい。

最後にマルチプルを解いてみたのですが70弱。そんなもんですね。本番は120素点であればいいという感じの結果になってしまいました。

やっていると、知識で新しいのはさすがにほとんどないので、要はあてはめ。英語の意味がわからない、言い回しの差がわからない、単語を読み飛ばしている、急ぐあまり単純ミスが増えるという、いくつかの要因がかさなっている感じ。

最初50題で止める予定が、後半25問のうち10問中9問間違い(!!)という箇所があり、点数伸び悩み決定。その後時間がなく、三分割で7割→(お、もうちょっと出来るじゃん)→5割→8割といったところで100になったのでもう止めました。

5割から7.5ないし8割の間を行ったり来たり。最近そんな感じです。周りの点は怖くて聞けない。時間は相変わらず足りないかぴったり。当日は足りないんでしょうなぁ。

ちなみに1/10のところは解説読まずにもう一度時間を計って解いたところ7割まで正解率が上がったので、特に難しい問題でもない模様。その周りは20問中15問くらい間違ってるんですなぁ。当日これが炸裂するとつらいことになりそう。

まったく役に立たない情報ですが、なぜか、まだ読みに来てくれている人がいるようなので書いてみました。

個人的には合格率は残念ながら2割程度。結構時間を使ったので、個人の能力が周りに比べ低価に落ちるかを実感しているところです。英語の意味がわからない、英語が遅いというのが致命的です。もう少し英語にさらされる生活が必要だったのかもしれません。

受験される方皆様の御武運をお祈りしています。
私にも大量の運が舞い降りてきますように(日本語あってるか?)


2007-07-17

境地

今日もエッセイ20題で力尽きました。。。
後10題で前半100題終了、明日には是非。

毎日同じで恐縮ですが、驚いた点と、周りの勉強具合を。

NYマルチプル50題くらいかと思いきや270題あるそうな。今日驚くなと言う感じらしいです。既に200題くらいといた人や解き終わった人がおり、解いても意味ないとのコメント。それを言ってみたい。時間内は難しいとのこと。ちょっとやってみるか。でも、いつ?

そのとき聞いたのですが、エッセイ2周終わった人や、1回目から1問20分かけるのはかけ過ぎというひとやら、なんだかもう、どうでも良くなってきますね。

そういえば、さっき、一番身近な人にも、どのくらいやってるか聞いてみました。ずいぶんやっているんだろうなと思ってはいたのですが。今日はMPTといて、MBE(青本)50題といて、エッセイ10題とノートの読み返しだそうな。MBEは時間をかければ9割はいくから、問題はどう時間内にやるかだ。時間内だと、眠気に負ける事もあり、調子悪いときは7割に留まることもあるとのコメント。この間聞いたときが7,8割だったから、さらに上昇ですなぁ。寝ても7割って、点数分けてください!

ちなみに私の勉強量については、「エッセイしかやってないの?そっかぁ。」と半ばあきれ顔。

はぁー。
確かに周りの半分くらいですわさ。しょうがないじゃないっすか、頭のできが違うんだから。

まぁ、救いはこの人達に勝てなくても合格できる可能性が残っている(はずな)ことでしょうか。司法試験の時も周りは勉強するなぁと思いましたが、今回は同じ時間に同じ事を一人だけで出来ないのを痛感してます。まぁ、1回で受かった人か、悪くても2回で受かった人が大多数なのでそんなものなのかもしれません。

ちなみに、企業・官庁派遣の人は、センスの良さを感じます。なんでやったことないのにあんなに出来るのだろうという感じ。頭がいいんでしょうな。エースがきてるのかなぁ。

それとも、世の中みんな出来て、なぜか僕だけ出来ないのか?
だれも周りに同じ苦しみを感じる人がいないってのが、今までにない受験生活だ。

普通に七転八倒して、試験を受けてきた人間でも受かる試験なんでしょうか、これは。。


2007-07-16

今日の取り残され

今日も、自分が取り残されていることを実感。

今日予定通りエッセイの問題集を解き進みました。20題くらいでしょうか。1日かかって何とかという感じです。

個人的には過去最高なので満足したいところですが、周りはもっとすごい。。。。

聞いた話では、エッセイの問題集を解き終わっていない日本人は極めて少数とのこと。NYマルチプルもMTPも皆さん手をつけているとのこと。聞いていた話と違うなぁ。今年が以上なのか聞く人を誤ったのか。僕は前半100題が残り30問程度。何とか明日終わらせたい。

前半100題だけで終わるつもりだったのですが、最近よく出ると噂のprofessional responsibility は101題目からの通称R部分(過去問)にしかほとんど含まれていないとのこと。何とか、こちらにも手をつけないと。。。。こちらは明後日か?

毎日やることの範囲が増えていくのがつらい。

そう言えば、今日エッセイを解いていてconstitutionの問題に当たりました。Constitutionはマルチプルしか出ないと聞いていたのにどうやら違うようです。どうすりゃいいんだ。。。

いずれの話もびっくりしたと話すと、普通に「そうだね」と返された。今頃びっくりすること自体だめだめなそうな。

何にせよあと少し、何とかこれ以上はなされないようにしたいものです。
いつ記憶するんだろう???復習の時間はとれるのか。

ちなみにPMBRのときもそうだったのですが、本番もマルチプルは短くないそうな。まぁ、そんなもんだろうと思ってたので、もう、それはいいです。どうせ5割あたりでもがくのでしょう。

もし、来年の受験者がこれを見ているなら、NYにいる限りライブコースを取った方がいいと助言したいです。ビデオコースでも7月にはいると差がないと聞きましたが、差が埋まることは永遠になさそうです。

なんなんでしょうなぁ、この差は。


2007-07-15

受験票到着

今日帰ると受験票が届いていた。
試験も近いということでしょう。後9日か?

今日も愚痴を。

朝は昨日やり残したPMBRの復習。今回は間違ったところの解説のみ読む方式で当日終了させる予定が終わらなかった分の借金返済。たまに間違ってない問題に表が出ていて重要な気がしてくるが、無視。きりがない。

午後からは、エッセイ。今日は解くぞと思うが、いかんせん気合いが入らない。やむなくタブを買いに行ってきた。科目が増えて、全科目持ち歩くようになるとこういうものも必要になる。

帰りにラーメン屋により、チャンポン+半チャーハン(久々にタイプする言葉だ)。3時30分頃でしょうか。朝勉強に耐えられずブランチを取っているので、既に2食目。最近、体が弱っている気がするので野菜中心にしたら腹が減ってラーメンに手を出してしまった。

チャンポンは思いの外多く、よるまでずっと眠いことになった。ちなみにお店は56丁目の5と6の間。57と6のステープルズの帰りに寄ったんですな。

図書館に帰るとアレルギーと眠気が一挙に襲ってくる。呼吸困難になった(大げさだが)。もとからアレルギー体質で、疲れるとアトピーが出る。今回も試験勉強を始めてから出た。出たと騒ぐなと妻に言われるが、ごもっとも。左手の手のひらに直径2ミリくらいのアトピー領域が出来ただけだから。。。。

その後もぼちぼち勉強する。今日の目標は、エッセイのアサインを終わりまでいくこと。あと先日バーブリの予想論点が発表されたらしいのでそれも見れればというのが目標だった。

あまり進まず、リンカンセンターに1匹だけいた蛍を取ってきて図書館に放してみたり(子供か?)ぼちぼちマイペース。夕方にアサイン終わらなさそうだなぁと思っていたら、友人に今日30題やったという話を聞く。思わず目が点。マルチプルかと思いきやエッセイ。

相変わらずサイボーグみたいな人ばかりだ。何なんでしょうね。

すごいと言えばイチロー。110億ですって。会見の100万円なら弥生時代から、1000万円なら平安からもらいつづける額と聞いて、彼我の差を痛感!!!先祖の収入全部足してもかなわなさそう。すごいなぁ。

ちょっといろいろ刺激を受けたので、エッセイ終わらない予定だったのですが、明日明後日で終わらせることにしました。明日はとりあえず50番までの解いていない問題(約半数)を終わることにします。

よる家に帰ると受験票と、いつやったかも思い出せないバーブリのエッセイが来てました。エッセイは4点。1/2が8個ですね。コメントは読めず。ただなんかいっぱい段落ごと消してあるところ(全体で1/3くらいばっさりやられてました)には、「なにいってるかわからん」と書いてありました。そんなもんです。

点が上がったのは、前回は1/3の先生に、今回は1/2の先生に当たったためでしょう。バーブリの採点官は1/2単位でつける人と、1/3単位でつける人がおり、2/3、1はほとんどつかない。必然的に1/2と1/3では点数が違ってくる。そのためなんでしょうね。

いろいろたたかれながらも、なんとか、暮らしていくことにします。
しかし、平安かぁ。ウグイスのころだよねぇ。。。。
しかし、30問かぁ。。。
なぜか、actual cause (factual??), proximate cause とか言うフレーズが頭に浮かんだ夜でした。


2007-07-14

PMBR 模試

昨日PMBRの模試を受けました。

結果は103だか4だか。ほとんど半分ですね。当たるも八卦当たらぬも八卦って、それじゃ困るんですが。。。

午後の方が若干いいのですが、誤差の範囲内。いいですよ、もう(今日は全般愚痴です)

今回は目標が110だったので、未達。まぁ、点は落ちると聞いていたのですが、どうしようもない点です。周りには今回はほとんど聞いていないのですが110程度が主流でしょうか、よくわかりません。

Bar Briと違い短いと聞いていたので、time management も1つの目標だったのですが、それもあまりうまくいかない感じ。後半は全問設問を先に読んで論点を先に把握する形で、長い文章は数段落無視する形ですすめました。最小限なのである程度考える時間も出来ますが、所詮はやきつけ。

日本の択一やらセンターやらもそう言った話はあったのですが、特に必要性を感じず、全問先頭からとばしもせずに解いていました。MPREも読むスピードを上げれば良く、何かをとばすということはしませんでした。今回は、僕のスピードではいかんともしがたいようです。読まないというのはそれで出来ないという問題を必ず生むのであまり好きではない(というか、それなら考える時間を減らせよっておもっていましたので、むしろ反対派でした)のですが、そうもいってられないので、肉を切らせて骨を断つ戦法。(ところで、なぜか骨も切るってATOKは示唆しますが、もしかしてそっちが正しいですか?googleの検索は僕の側が主流との結果でしたが)

低めの目標が未達だったので、嫌気がさして家に帰って泣き寝入りしてみようとしました。物理的に、ストレス発散のためにわめきながら泣いてみようかと。鍵を図書館に忘れ、言えに入れませんでした。そんな日なんでしょうね。鍵自体は管理人に借りられるのですが、勉強しろと言うことかと思い、図書館に戻りました。

まぁ、家に戻っても涙が出たかは微妙。20代前半までは、女優のように5分程度あれば、意図的に泣けたのですが、最近は無理。年を取ったのか感情が減ったのか、涙を見かけることはほとんどなくなりました。(あ、ちなみに、そんなに怪しい人間ではありません。本人が言ってもという感じですが)

さて、次(のぐち)。

復習当日終了というのが第2の目標で、間違った問題しか解説を読んでいなかったのですが、これも未達。120で挫折でした。疲れているのか、頭が働かない。渉外で24時間働く系の人が多かったからか、周りの集中力、勉強時間には毎日感嘆させられます。すげー。

採点直後は、受験自体を止めようかとまで思いましたが(点もともかく、内容も悪い)、とりあえず記念受験はしてみることにします。つらい夏になりそうだ。

Positive thinkingとやらが出来る人はすごいですね。毎日ぐちばかりだ。
英語きらい。勉強嫌い。絶対うかねーよ。

PS 今日図書館で自分のブログの過去の記事をちょっとだけ読んでみました。何かいたか覚えていない記事(何せ長い)が多いのもあり、きょうのよりはおもしろいですね。今日のは最悪だ。でも、まぁ、このときこう思ったという記念に残すことにします。

なんらか情報習得のために読まれた方、ほとんど皆無です。すいません。
試験後に何らか書ければと思っています。


2007-07-10

いよいよ佳境になっていました

周りから威勢のいい声が聞こえてきます。

1日15-16時間やっている人や、マルチプル50題+エッセイ10題、エッセイ15-20題やってい人やら。エッセイ一通り終わったとか、NYマルチプルに手を出し始めたとか言う人も増えています。

マルチプルは青本をやり始めている人が多そう。50問時間通りで7割くらい出来るそうな。私は、やる日で一日20題程度赤本を解いて6割前後の正解率。青本には手が着かなさそうです。13日のPMBRに向けて、マルチプルの復習をちょっとやってはみますが。

エッセイは4-10題程度。これが限界。

みんなすごいもんです。
勉強のプロって感じですね。

そういえば、今日short outlineなるものを入手。これがあれば自分で短いのを作らずに済んだのに・・・と若干へこむ(自分のは英語が変で後から読んで意味がわからない箇所がある)。

さて、今日もマイナー科目の受講にいきますか。
マイナー科目とはいえいつも復習に5-7時間程度取られるのを何とかしないと。。。


2007-07-07

エッセイ

さすがにエッセイの勉強も進めています。

いままでエッセイを無視してきたがそうも言ってられなくなりエッセイの勉強もしています。周りもそうで、1日15時間勉強するだの1日16問といて1週間でエッセイを終わらせるだの景気がいい話が飛び交っている状況です。皆さんすごいね。

いずれも、僕もそうしてみようと思ったが、どうにも体がついて行かない。一日5題程度がせいぜいである。理由を探るに3点あるように思う。1点は自分でアウトラインを作っている点、1点はノートの見返しに思いの外時間を取られる点、最後は体が持たない点。

最初の点については、友人からアウトラインをもらった。人のアウトラインは使いにくいのがおおかったりするが、その中に1つ、キーワードだけ書いてあるような短いものがあった。僕のノートの取り方と似ているのでそれを活用してみることにしました。具体的には、その日に解く問題数を先に解いて、解答とアウトラインを読み、残りの時間を自分のアウトライン作成に当てることにしました。アウトラインが出来ない問題が多くなりそうですが、問題は多数こなせそうです。

次の点は、いままでノートの見直しをしてこなかったつけなので、あきらめるとします。そのうち1周して楽になると信じて。

最後の点は、今日2ついいことがありました。1つは耳栓。いままで、耳が痛くなったり、気になったりであまり使っていなかったのですが、周りに使っている人があまりに多いので、妻が持っていた耳栓を勝手に失敬(今でもこんな表現するのかな?)して使ってみました(無論未使用のもの)。これが結構いい。最初は耳が痛くなりましたが、あまり奥に押し込まないようにすると、耳が痛くないこともわかり(年で感覚が鈍っているのかもしれない)、集中力が増した感じ。シャドーロールか遮蔽眼か。4コーナー回ってからの菊花賞のナリタブライアン(古!、ご冥福をお祈りします)なみののびを見せられるかどうか(あんな余裕のレースではなく、離された最後尾から入賞ねらいの追い上げですが・・・)。

もう一つはほたる。フォーダム前(リンカンセンターというオペラとかをやっている場所)で先日蛍を追いかけている人を見かけた。へーと思ったが、1匹しかおらず??って感じでした。日本のように売っているわけでもないだろうが、水も草もないぞって感じで。今日夕方長めの散歩休みをしたところ、見つけました。何のことはない、セントラルパークに大量にいました。思わず追いかけて捕まえてみました。ちょっと童心に返った気分、周りから見ると単なる危ない中年男性ですが。

写真でも撮ってついにこのブログにも写真をと思ったのですが、横断歩道を歩きながら手のひらの蛍を捕ろうとしていたら見事に逃げられました。危ないことはするなって事でしょうね。再度機会があれば今度こそ、是非光っている姿を。


2007-07-02

Bar-Bri 模試の結果

Jacobs Javits Center でうけてきました。MPREを受けたとこです。パソコン受験生はここで受けることになるそうな。

結果は、困った。。。

107-108くらいです(全部問題の足に丸をつけたつもりがつけてないのが多数あるのでぶれのある可能性はあります)。カリフォルニア会場?での先週の結果の平均が110とのことですので、平均よりしたですね。

周りに聞いたところ、125-130が多数派でした。100を越えればいいかと思っていた(きいていた)のですが、今年は若干簡単なんでしょうか。何人に聞いても自分が最下位なので、もう聞くのも止めました。

ゲームを止めるか迷うところです(迷うくらいなら止めればいいのにねぇ)。

分野別では、tortがもっとも悪く1/3程度正解、以下、constitution, criminal/criminal procedureが下から2番手グループを形成(正解率半分)、real property が半分強、evidence, contractがまだまし(2/3弱正解)。それぞれ33-34問でしたからbar-briもまじめに問題作ってるんですね。

tortはビデオクラスでろくに復習が出来ていないので仕方がないと、微妙な慰め方をしてみる。

昨日、今日で150題まで復習をしたのですが、ゆっくりやれば7割程度は解けそう。問題は、早くやることですね。英語を読むのが遅く苦労している感じです。1年いても全く英語は上達しません。困ったものだ。

当日は、午前は、ゆっくり解き、午後は時間に間に合わせることを重視して解いたのですが、午前(8問残し)の方が午後(1問残し)より結果がいいのは悲しかったですねぇ。55と52-3くらい。いずれにしても大差なし。

120後半の人も、英語で苦労して解けてない問題が多数あるとのことでしたので、大きな実力差がついていることになります。

論文にほとんど手をつけていないのにこれで受かるのだろうか、大いに不安になる週末でした。

そう言えば、どうでもいい話ですが、

模試の後飲んだくれて爆睡していたのですが、土曜の朝は、お隣さんの大人の営みの声で目覚めました。うーん、学生時代以来。こちらは壁が厚いのかいままでそういったことはなかったです。基本的な音響は変わらずです(外人はしゃべりまくるのかと思いきやそうでもない)が、外人さん長いねぇ。模試で一喜一憂するのも、隣の声が気になるのも、一日勉強しなきゃと思いながらネットで遊んでしまうのも、10年前と変わらず・・・・

10年後は違う生活が出来ているといいですね。