2007-07-25

宴の後

24、25日とあったNY Barも終了しました。
記録のため、新鮮なままの感想を書き留めておきます。
ちなみに、ラベル名を若干変更しました。(どうでもいいが)
あと、校正をしていません。いつも以上に、誤字脱字重複が多いと思いますが、お許しください。

いやぁ、終わりましたねぇ、やっと。
では、ざっくりと感想と、申し伝え事項等を。

1 時間割

まだまだ、受験は先だよという方のために時間割から。

初日
午前 (NY マルチプル50題(1時間)、エッセイ3題(2時間)、余裕15分、合計3時間15分)
午後 (MPT 1題(90分)、エッセイ2題(80分)、余裕10分、合計3時間)

2日目
午前 MBEマルチプル100題 3時間
午後 MBEマルチプル100題 3時間

続いて、一般的な傾向、感想等。

2 NYマルチプル

まず、初日午前のNYマルチプル。これは、bar-briのものよりもずいぶんと短時間で終わるもの。あの本をやったときは1問2分くらいかかっており、当日も30問くらいしか解けないものと覚悟をしていた(そこで、あきらめてエッセイに移る予定であった)が、60分終了時点で44か45題目あたりであった。1問1.3分くらいか。だいぶん短い時間で出来る。従って、事前にNYマルチプル時間がないと思ってもあまりあわてる必要はない。私の周りでもbar-briのものを1.2分で解けると豪語している人はごくごく少数であった。問題の難易度は人によって感想が違った模様だが、私は、特にやられたなぁとは感じなかった。単に寝ていただけとも思われる。

3 エッセイ

続いて、エッセイ。午前・午後で計5題書く。これは、ロースクールの試験に近い。ロースクールの試験で2時間とか3時間の小問たくさん形式の試験を受けていればさほど苦労しないように思う。もちろん、試験の合格率、周りの人の気合いの入れ方、スペルチェックがないことなど違いは多々あるが、一番安心して受けられるものではないだろうか。

私の場合、高望みしないこととしたので、論証は覚えず、要件の単語を出来るだけ覚え(覚えきれないもの、その場でぱっと思いつかないものはでっち上げることとし)、あと思いつくものは、全部書く(これは個人的には司法試験も含め全部一緒なのであまり違和感はなかった。人によってはスタンスが違って大変とのこと。)ことにして望んだ。

形式はもちろんIRAC。Issue, rule, application, conclusion。要は4段落。日本語と違い、英語で複雑なことが出来るはずもないと思っていたので、とりあえず、原則も例外も使うルールは全部ruleにいれて、applicationで全部当てはめてしまう。従って、本来、原則→当てはめ、例外→当てはめとなるところが、原則・例外→当てはめとなり、どんな問題も基本4段落。あてはめを一挙にするところは、実務の裁判判決の認定事実に若干近い気もした。

もちろん、英語力、構成力により、人によって様々であろうが、私の周りはこれが多かった気がする。分量的には1題あたり1ページから2ページ。所詮そんなものである。あまり気負う必要もなく、日本人でも思いつくままうつ限り、15分から25分程度で打てる。なお、私の場合この時間で打つとひどい英語になるが、質は無視することにした。

バーブリの時間配分では45分であるが、最悪30分で仕上げることも可能だと思う。45分の場合は答案読み5分、構成7分。30分の場合は、答案読み5分、構成1分。時間がないときはここを削ることにして当日臨んだ。

4 MPT

続いてMPT。受けていない人のために一言説明すると、要は白表紙の即日起案。起案内容は年により違い、メモであったり(日本で英文のメモを書いていると参考になる)、遺言書であったり、質問書であったり、裁判所への補足資料であったり様々。事前に形式になれておくといいと言われる。

90分で解けるものなので分量もしれている。説明では45分で読んで45分で書くように指示がある。守る必要はさらさらないが、結論的には守っていい気がする。

事前の準備の段階では読みながら規範を拾う形などいろいろ試してみたが、しっかり読むのが一番であるような気がする。早くしようとするあまり、規範部分だけ読んでも結局はよくわからないのだ。

問題は過去問と称されるものを読む限り、45分ではとうてい読み終わらないこと。最悪30分読んでも字面を滑る感じで全く理解できないことも多数あった。こう言ったときは脂汗がどばーっと出る。ダイエットですね。

前日夜に決めた方針は、最初の指示書の内容は100%理解できるまで何度も読もう、全体で最悪60分までは読もう、60分読んで、2分で日本語の骨子を口頭で言えるようにしてから一気に骨太答案を書こう、120分まではつかってよし、答案は最低5段落書こう、それ以上は書けなくてもよし、仕上げることを重視。

当日は幸運なことに判決が1つという例外的な薄さ。初めて全部読めました。全部読んで40分ないし45分。そこから書き上げて2ページ弱(100分程度、判例の引用等をしたりイタリックにしたりそれなりに気を遣うので若干時間がかかる)。まあよしとして次に進みました。

6 時間

時間は、午前中がぴったり、午後が3秒ほど余るという感じで、いずれもエッセイを最後に持って行ったので、時間の使い方はまぁまぁではなかったかと思う。規範はでっち上げのたぐいが多いが、まぁ、人生そんな規範しか書いてきていないので、よしとして、ここで落ちはしなかったものと勝手に解釈(というかそうとでも思わないと次の日受けたくない)。

7 その他初日

といった感じで初日は終了。他のネット上のブログ等でもふれられると思うので、あっさりふれると、パソコン試験で当日フリーズという割合は結構いる。日本人も外人も友人(!)の中に途中から手書きを余儀なくされた人が何人もいる。私の場合、手書きがペンで書かないと駄目ということすら知らなかったのであるから、パソコンが最後まで順調に動いてくれた(はず)なのは、幸運であった。こういったリスクを避け手書きにする人もいるが、個人的には信じがたい。自分でも読めないし、スペルミスが増える(覚え間違いの他に、頭で思っているのと違うのを手が勝手に書くという類型が加わる)ほか、日本語でも何でも何度も前後の入れ替え等したいタチであるし、手書きはとても疲れるので、正気の沙汰とは思えないが、手書きの方が合格率は高いとも聞く。人によりけりであろう。

8 2日目MBEマルチプル(実際の時間の進行)

続いて2日目。今日である。個人的にはとどめを刺される悲しい試験となったが、一応記録の趣旨であるので、今まであまり見ていない情報を書く。

まず、午前。前日不覚にも4時間程度しか寝られなかったこともあり、最初は問題文が全く読めない、わからない。多少予期はしていたので90題だけとく予定であったが、それは7割程度の正解率が前提。ということで、半分過ぎたところで10題ほど借金を背負った状況から若干スピードアップ。何とか1分前に終了。こう言ったことが出来るということは、本番は文章が若干短いのであろう。2日前のバーブリミックスですら時間が足りなかったのであるから。感触は最悪で、昼で帰ろうかと思ったほど。

午後はとりあえず、記念受験モードで100題こなすことに重点をおく。昼飯を食ってあくびが出るのと戦いながら、30題終了時点で5題借金、これを50題の時点でもどすも、もうろうとしているうちに70題時点で5題再度借金、やむなく長めの81題をとばし、100題まで何とかたどり着くと、2分余裕。81題も結局解いて、時間。いままでこういった日本にいたときのブースターモードみたいなものが出来なかったので、本番はいかに問題が短いかと言うことであろう。しかし、またも感触は最悪。だが、開放感も強い。

9 質問内容

個人的な時間と落ち込みの話はこれくらいにして、友人とも話した感想を。

マルチプルを受けて思うのは、問題集と違い、論点がはっきり一読してわからないものが多い。科目すらわからないものも多い。結局みんなで酒を飲みながら出した結論は、will, NY practice, 訴訟指揮、管轄といった知識が必要な問題が相当数混じっていると言うこと。バーブリのミックスを受けるとwillっぽい問題が結構あったのであるが、こういったものは科目別では出てこない。NY科目を軽視する最初の方針を最後まで維持していたらMBEもさらにひどいことになるところであったように思う。ここは特に要注意。模試とも方向性は違うように思う。どのように注意すべきかは不明。

とても、これで100/200の模試よりX/190の本番が数十点あがるとは信じがたいマルチプルであったが、周りは話を合わせてくれただけで結構あっているのであろう。過去の人のブログを読む限り150やら160やらという人たちもいるみただし。

いずれにせよ、最後まで受けた自分をほめてあげることにする。よしよし。

10 これから受ける人へ

ところで、この試験、5月から2-3ヶ月で受かるものと言われているが、これは個人の能力によるところが多いと言うことをここで強調しておきたい。

受かりそうな人々 (どれもないです)
●アサインを読むのが早い
●英語を一読して理解できる。特に頭で日本語に変換せずに理解する能力が重要
●日本で試験といえば何でもやたら成績が良かった人
●いままで人より勉強時間が少なくとも理解が深かった人(特に大学以後)

危ない人々 (私はいずれも当てはまるように思います)
●マニアックに、こだわって人生を送っている人
●日本語の方が深く理解できるとして、留学中も日本語を中心に理解している人
●英語を読むのが遅い人

危ない人々は、相当注意してやった方がいいと思います。
2-3ヶ月全員同じように勉強すれば受かる試験ではありません。同じ時間でこなせる量も、理解力も、正答率も全然違います。大体今までの体験記は合格者が書いているものだと言うことを認識していた方がいいと思います。

私個人的には、ほぼ英語の問題だと思っています。今回落ちても2月受けるかは相当疑問。いつまでも受かる気がしません。そこまでしてほしい資格なのかという気もしますし。

最後に、受けるか受けないかと言うことであれば、受けた方が、米国法入門てきな理解は出来るのでいいように思います。


2 comments:

Anonymous said...

はじまして&試験お疲れ様でした。NY Barでググったらこちらにたどり着きました。私は3年前に夏、冬と連敗して帰国したんですが、最近リベンジの気持ちがわき上がってきて情報収集から再開しています。試験感想大変参考なりました。ちなみに私の敗因は1.英語を読むのが遅い、2.暗記の方法論が確立できず、でしたが今回は仕事の合間に時間をかけながらでもやってみようかと思ってます。私の時はHarry Noteが全盛でしたがFujino Noteというのは最近出回ったんでしょうか?ともあれ、まずはリフレッシュください!!

MKT said...

Ronさん、コメントありがとうございます。現在大いにリフレッシュ中です(笑)。

最近は日本人もパソコンでノートを準備する人が増え、ノートの種類は増えるばかりですね。若干話題も変わっているかと思うので、最近の信頼の置けるノートをいかに効率よく入手するかというのは省力合格のため、大事になるんでしょうね。