ドラフト・開幕の注意 3 ドラフト後開幕直後までにすべきこと
ドラフト後、開幕直後までってのも結構add/dropをする方が強いと思います。
ドラフト後開幕まで
ドラフト後開幕まで、実際のMLBはスプリングトレーニングというキャンプ兼オープン戦を行います。その間、好調であることが伝えられる選手や、怪我が報じられる選手がいます。それらにあわせて選手をadd/dropし、ドラフト後の情報のアップデートを自分のチームのロースターに反映するというのが大事になります。
ドラフト時にはドラフト時までの情報のみを反映して選択していたのであり、それ以後の情報というのは反映されていないわけで、それを反映して最善の選択に変えるというのはとても理屈に合う動きです。ドラフト時期が遅ければ当然それらの情報も加味してドラフトするわけですからね。
一方、所詮レギュラーシーズンではないので、好不調は参考情報に過ぎず、あまりあたふたしない方がいいというのも一理あります。したがって、シーズン中とは違い、その日その日の結果に一喜一憂する必要はないと思われます。
では、この時点で重視すべき情報はなんでしょうか?
以下のような情報は重視すべきではないでしょうか。
① 怪我人情報 当然運動をしているので怪我人は出ます。怪我が重ければシーズンにも大きく影響するので、当然dropを考える必要があります。逆にそこまで大けがではなければ、自分の指名を信じていいのかなと思います。また、オフシーズンに手術した選手についてはその治癒状況を把握しておく必要があります。ま、自分のチームにいる人だけでいいでしょうけどね。
② クローザー情報 spring training開始前にクローザーと契約しているチームもありますが、数名のクローザー候補をspring trainingで競わせて、その結果クローザーを指名しようとしているチームもあります。後者のチームについては、情報が逐一アップデートされるので、それにあわせて人より早くadd/dropして、クローザーを確保する必要があります。
③ 一軍確保 有力新人はたいていspring trainingでレギュラーを目指します。従って、一軍に残れるかどうかというのがfantasyで使うか否かの判断対象になるかを決定する根本的な情報となります。直前でマイナー行きというのもあり、その場合その指名は無駄になるので、有力新人といえど1軍を確保されている人を使った方が無難と思われます。もちろんマイナーに行ったとしても、あがってくることを期待して保有しておくというのもありますが、この場合、怪我人とは違い、ワクを占有します。感覚的には新人はレギュラーの故障者と違い、メジャーで通用するのか、という疑問が常につきまといます。たとえ1ヶ月遅れで5月にあがってくる超有力新人でも個人的には1ヶ月保有しておくというのはすごく苦痛で、これをしようとは思いません。
④ 好調不調 spring trainingでもオープン戦が行われ、毎日ホームランをうっただの、不調だのうちこまれただの、いくらでも情報が流されます。このうち重要なのは、レギュラー確保を目指している有力新人が活躍しているかです。この人たちは、レギュラーを与えられていないので、spring training時に好調時期をあわせて来ていますので、この時期活躍できないというのは、結構痛い。一方有力レギュラーにとっては、レギュラーシーズンの為の調整時期に過ぎないので、どんなに不調でも故障でない限り心配する必要はないです。むしろ、不振と言われる人を安くトレードで買えるならその時期に自分の好きな選手に変えるというのも一つの手です。この好調不調は野手を中心に見るべきです。理由は後述します。
こういった情報に基づきadd/dropをしていきます。
開幕前トレード
無論トレードもでき、トレードは、また機会があれば記載しますが、まず、自分のチームがどんな状態であれ、リーグ一番充実しているチームという前提に立って、ほかのチームが苦しんでいるとき(とくに期待していたレギュラーがマイナー行きになったとか、先発が故障で故障者リスト(DL)入りになったとき)に代替選手を提供してあげて、その対価をちょうだいするという方法が一番いいように思います。それ以外だとどうしても無理矢理奪うという感じになりますから。
ここで大事なのは、自分のチームはどんな資産も出せると思うことです。レギュラーシーズンは長いので自分のチームの長所と思っていたところが案外短所だったり、逆に弱いと思っていたところがある日いい選手に巡り会って強くなったりします。この段階ではあまり弱いところを補強とか考えずに、とにかく何でも得になる取引をすべきだと思います。ま、貧しても鈍さないことです。やればわかりますが、これがシーズン開幕当初に順位が低くても確実に上位で終わるために重要な考え方だと思います。たいがいはじめてやるシーズンのドラフトは失敗しているものなので、それの欠点を補おうと無理をしてもろくな結果にはなりません。欠点は自然になくなるものと、確実に両者に得になる取引をするのが肝心で、そのときに自分の増えるポイントというのはどんなスタッツでもいいのです。スタッツ間の調整はシーズン後半でも十分に間に合います。
故障者の取得
トレードで相手の困ったところを改善するのをお手伝いしているうちに、気がついたら自分のところは故障者だらけということになっていることもよくあります。
故障者については、ドラフトではとらないことにし、ドラフト後に故障者を抱えて困っている人を助けてあげるのがよいかと思います。その際は、なるべく完治しそうな人をとる、長期故障の人はとらない(めどは開幕1ヶ月くらいでしょうか)、野手の故障者はなるべくとらず、故障者は先発に集めるというのがあります。優先順位は、先発、抑え、野手の故障者でしょうか。
野手と先発では先発に故障者を集めるのが効率的です。いずれも戻ったら完全に力を発揮するという前提で考えます。野手の試合数は162試合ですが、これは試合がほぼ毎日ある関係上、一度未使用試合を出してしまうと、これを使い切るのが結構難しくなります。一方、先発は、1名あたり5試合に1回しか登板しないこと、パブリックでは全部で使えるイニングが1250イニングしかないことから、add/dropをすれば、すぐに使い切ることができます。例えば、パブリックでフルにadd/dropした場合、先発は先発用のワク2つと先発・抑え供用ワク3つのあわせて5ワクにつき毎日先発投手をつぎ込むことができます。1名あたり5イニング平均投げるとしても、1日25イニング、50日で使い切ります。これは開幕からだと5月半ばですね。いかに使う時期を選んで使うことができるかわかります。
とすると、野手は、常に出さないといけないので、スポットで使う選手以外の主力選手については通年の総合成績が大事になります。一方投手は、この少ないイニングをどう使い切るか、使用する選手の質が重要になります。
怪我でも保有しておく選手というのは確実に主力選手です。こういった選手が怪我で試合に出られない場合、通年での成績は確実に落ちます。一方怪我が回復した後にしっかり働けるというのであれば、実働期間の質は落ちないのです。
このため怪我人はある程度で直る先発投手でとってくるというのが効率的ということになります。
トレードで故障者が出たチームの立ち直りのお手伝いをする場合、先発投手であれば、若干格下の選手と故障選手を取り替えるという方法でお手伝いするのが、双方の利益にかない、野手であれば、怪我人以外の数名を含めた大型トレードによりその他の選手の若干のレベルアップを対価にちょうだいするというのが理にかないます。で、怪我人の穴はこちらで負担する。ま、そうしても長いシーズンFAなりほかのチームとのトレードなりで通常は何とかなります。この穴は外野の方がいいですが、どうしてもしょうがなければ内野でも何とかなるのが通常です。
クローザーについては、先発と野手の間の考え方ができます。毎日SVがつく機会があるので毎日ワクを使用する必要があるという意味では、野手と類似しますが、あくまで限界は試合数ではなく先発投手と共通のイニングで縛られるという意味では先発投手同様質が重要ともいえます。従って、怪我人を引き受けるか否かもその間くらいということになるでしょうか。場合場合としています。
このように他人のお手伝いも終了し、みな、シーズンを迎える準備が完了したら、いよいよ開幕です。
開幕直後
開幕すると選手の好調不調が見えてきます。投手にしろ野手にしろ最初好調だとしばらく好調だったりします。従って、人に先んじてこれをaddする必要があります。
このときにaddすべき中心選手は、野手です。先ほども書いたように先発は質を重視です。ドラフトで質を重視し、開幕までに他の人をお手伝いしている間に、少なくともOrankが良く自分も気に入っている先発が複数いるようになっているはずです。なので、先発はほかにとられてしまっても何とか回せます。一方野手は年間成績が重要になるので、ここで急にでてくる人、復活する人といった好調レギュラーをしっかりつかむ必要があります。この時期は、まずはレギュラー野手で人よりも上回ることが大事なようにおもいます。
なお、好調な選手は結構後半でもでてきますが、この時期に取得するのが大事な理由は、うまくいけばシーズン中ずっとレギュラーを任せられる人に出会える可能性があることです。あたりの効果がでかいということですね。
このときにdropする選手は、前のエントリで書いた様にベテラン野手。最初好調ならトレード要員、最初不調ならdrop要員ですね。ま、いずれにせよ実際の人でやると、結構人でなしですが、所詮ゲームですから効率重視で。
何を持って好調とするかですが、これは率です。率はねらいに行ってもとれないのは以前書いたとおりです。ただ、好調不調を判断するのは率です。率がいい人を取りに行くものの、率は上がらずに、ほかの付随的な要素の方がむしろプラスが多い、そんな皮肉な結果が多いのではないでしょうか。
ランクは、本塁打・盗塁が出ていれば相当もらえるとは以前書いたとおりですが、これは1つの差が大きなランク差になるのであまり信用することができません。むしろ率が大切なのです。例えば1週間で4割打つとか。
率は不思議なもので、大砲の場合、.280あると何も言われないのに、.250を切ると不振と騒がれます。このさ030。打数にして30打数に1回。ファーボール、犠打などを含めた打席数にすると40打席に1回とかだったりします。1試合4打席くらいなので、要は10試合に1回、ヒットが出る打席と出ない打席が分かれるか否かというだけの違いです。でも、そう騒がれる。
選手の方も当然電光掲示板にかかれた自分の打率は見えます。同じように3割超えていれば好調、1割台だと絶不調とか感じるのです。確率とか統計の世界では10打席で、0割でも特に問題はないのですが、実際の選手は、なぜだろう?と感じずにはいられません。怖いのは、これで本格的に調子を崩すこと。
一方4割とかなら、瞬間風速的だとだれもがわかっていてもご機嫌で調子がいい。あたりがあるので、誰もがHRを打てる大リーガー、ホームランも出るし、体の調子がいいといつもより走ったりもする。無論、打点、得点に絡む機会も増える。打点得点は長期的に見れば打順が大事なのですが、野球は、争っている数字が小さいので、そのときの調子というのが、構造的なものを凌駕しますので、調子がよければ打順の関係は低いとみて大丈夫です。したがって、第1次的に打率の高い人の中から、addする人を選ぶ。その際に、HRがでる人か、盗塁できる人か、クリーンナップを打っている人か等というのを2次的に考慮すべきではないかと思います。
先発投手は、足りないなと思えば、好投した投手のうち、過去の成績でしっかりイニングあたりの三振がとれている人(だいたい8割程度)、K/BBの比率がいい人(奪三振がファーボールの5倍とかあるならエース候補です)を若干名足してもいいように思います。自分が軸にしようと思った高Orankの先発も必ずしも全部が好調というわけには行かないでしょうから。
セットアッパーはできれば追いかけたくないです。抑えが十分にあれば追いかけなくてもいいのですが、諸般の事情でそうではない場合、やむを得ません。クローザーが抑えるのに失敗した、故障したという情報が入る度に右往左往です。このときは、先発以外の投手はSVだけ持ってくるものと割り切っていいとおもいます。従って持っていても、質が悪ければ登板もさせない。よって、価値も将来得られるセーブ数×その確率しかなく、確率が低い場合、相当低くなります。
トレード
開幕直後、前から持っていた有力新人やFAからとってきたプレーヤーが好調で、レギュラーを変えてもいいと思うことがあると思います。その場合には、トレードでポジションの重複を解消しましょう。常に相手を助けてあげる気持ちを忘れずに、そのポジションで困っている人にあげるのがいいと思います。このとき、拾ってきたプレーヤー、Orankが低いプレーヤーを手元に残し、実力者として評価されている方のプレーヤーをトレードに出すのが、リーグ内の雰囲気を保つコツのようです。
どっちのプレーヤーを得ても同じ活躍をする場合、本来、相手方としてもどっちをもらっても一緒のはずですが、Orankの低い人、直前までFAにいた人をトレードで対価をはらって譲り受けるというのは、不合理な人間の常でしょうか、感情的になる場合が多いようです。むろん、合理的にプレーする場合、Orankが低い方も一緒の活躍ができると確信したら、低い方をもらう方がOrankが低いこと、拾ってきただけであることなどを交渉材料として取得コストを下げることができるので、いいのは間違いがないです。ただ、Orankに比べて現在のランクが著しく高騰・暴落している場合、値段がつけにくいというのもあります。合併の意見書と同じです。ま、それをねらって取引するのも一つの手ですが、あまり、歓迎はされないようです。
もう一つ、開幕直後ならではなのが、ランクのみを利用した取引です。規定打席みたいなものがあるようで、これに到達しない限りなぜかaverageですら、700番とか1000番とかのランクがつけられている選手がいます。これらの選手は不調でもなんでもないので、相手がランクのみを見る人の場合、同じかちょっとしたの選手で、100番台のランクが着いている人などと交換することができる場合があります。これは、自分のチームを好みの選手のみで集めたい場合などに、結構有力な手段だったりしますが、トレードのセンスとしては悪いと思います。いっぱいやってみて(笑)、確信めいたものを持っています。
複数のチームを持っている場合
複数のリーグに所属している場合、どのリーグの誰が上手い人か早めに確認しましょう。で上手い人のaddは、addの理由を自分で納得の上、まねてほかのリーグで実践してみるといいと思います。どういう事をする必要があるのか、肌感覚で知ることができますから。
ま、これが今年できなかったことを含め(笑)、つらつら思ったことのまとめです。いやぁ、世の中上手い人はいっぱいですね。
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