2007-03-16

野球の季節到来

はるですねぇ。そうですねぇ。そろそろ近づいてきましたね。えっ何が?
なにゆうてますの!無論我らが世界の阪神の開幕。どうなんでしょうか、今年は?

例年通り、海外生活にもかかわらず毎日スポーツ紙をネットで流し読みしていますが、戦力的には今年はやばいんじゃないでしょうか。

ここ数試合勝ち始めているもののその直前までオープン戦独走の最下位。。。。たかがオープン戦と悠長に構えていればいいものの、古くからのファンには何せトラウマが。弱かった時期でもオープン戦の成績が良かった年と悪かった年を比べると悪かった年の方がリーグでの成績も悪かったという感じ。

ピッチャー

何が悪いのだろうか。一つには井川が抜けたことがある。個人的には、ヤンキースを優勝させてくれたら万々歳なのだが、阪神にはやはり痛い。その他のローテーションピッチャーの故障もあり、開幕ローテーションは、実績のないひとばかり。コンピュータの野球ゲームでも翌年ここまでローテーション変わるようなトレードはしないでしょうって感じ。何せ昨年のローテーションピッチャーで残っているのは長老・下柳のみ。全員がポテンシャルを余すところなく発揮してくれたらいいのですが、なかなかそうはならないのが現実。そうすると、ここは結構つらいです。

ピッチャー関連では、久保田の復調が見られないことも気がかり。復調するってことを前提に報道されている間に復調してほしいものです。でも野球選手はよくわからないまま、突然活躍できなくなったりもするので、もしかしたらこのまま終わるのか?って心配しています。現状、技巧派にはなれそうもないし。。。

今年は太陽に期待。昇れ~~。

野手

でも、なにより大きいのは、野手で結局新たにレギュラーをとれそうな人がいないこと。昨年より上回りそうな気配を見せているのは鳥谷のみ。鳥谷は希望枠で入ってきたものの、関西にあっているか疑問。いついなくなってもおかしくない気がするんです。ずっといてほしいところですが、結局井川みたいにいつかいなくなりそうという懸念がぬぐえない。

そんな鳥谷以外にはレギュラーに上積みの傾向が見られず、赤星はさらに下降、浜中は結局主砲にはなれないのかという気配を見せている。金本、矢野も上積みなさそう。年齢関係なく成長する人はいると思うのですが、今年の金本らに去年以上の雰囲気は感じません。

そんな状況であるのに準レギュラーの突き上げがあまりない。20代前半の野手のレギュラーってもっといてもいいと思うのに、なかなか難しいようです。林は例年通り相当期待させますが、喜田、狩野、桜井といったところは、チャンスをもらっていないとはいえない状況であるのに、結果が残せていない。毎年期待しているのに、非常に残念です。岡田監督はベテラン偏重との批判がありますが、その批判だけではなく、若手の結果もないような気がします。大和とか昨年話題の選手はどこへ?唯一今までと違うところを見せているのが赤松。2年連続故障だったので、違うのは当然としても、赤星が本当にこのまま衰えてしまうのなら、赤松に期待するのも一案かと。

でも、阪神のレギュラーは、オーナーも指摘しているように長距離砲がいない。一昨年に若手4門で競わせてフリーバッティングさせていましたが、そのときのメンバーは浜中、林、喜田、桜井。いまとあんまり変わりませんね。いずれも潜在長距離砲のまま。力はあると思うのですが、注目されすぎでしょうか。林の方が浜中より飛距離はあると思うので、是非レギュラーを取ってほしいです。阪神のチーム編成上、真の長距離砲がここ20年来の課題です。高橋という甲子園優勝メンバーにも個人的には期待していますが、まだ1軍は遠いようです。

こんな状況の阪神。戦力的には相当低下とみてます。昨年は後半に超人的な追い上げで1位と僅差の2位となりましたが、あれは基本的には巡り合わせ、偶然ですね。前半の方が実力に近いと思います。それでも2位にいましたから。今年はBクラスの可能性の方が高いのではないかと思っています。上に行くとしたら、岡田監督の采配。

岡田監督

このように戦力的に厳しい中で、今年優勝することがあれば岡田監督は本当に名監督だと思います。いろいろ批判もありますが、いままでの評価も僕の中ではかなりいいですが。

選手としては、好機に凡打するイメージでしたが、コーチ、監督としてはなんといっても勝ち運がある。オリックス、阪神で1軍2軍を問わず優勝しまくりです。能力的には、選手の潜在能力や、適正、その日の調子をみるのがうまい。浜中、関本は間違いなく彼の指導ですし、若手も見いだそうとしています。ただ、これらはコーチとしての能力ではないかとも思います。監督として何が何でも勝ちに行く姿勢にはかけるのではないかと。トレードで何が何でも穴を埋めるという姿勢はありません(毎年浜中、今岡をさして補強と。育てる姿勢は大賛成なんですがね)し、試合中も絶対勝つのだという気迫を見せることも、徹底して相手のいやがることをやるという姿勢もない。星野、落合両監督に比べると、監督としての勝ちに行く姿勢に若干物足りなさはあります。

岡田監督は常勝求められている年と感じているようですが、今までと比べると、明らかに今年は苦しい。仰木監督のような工夫が求められる年になると見ています。岡田監督は仰木監督、星野監督という名将の元で学んでいるのですから、実はその才能もあるのではないかと期待しています。

ぜひぜひ、ペナントを奪回して、中日黄金時代ではなく、阪神中日2強時代といわれるようになってほしいものです。期待大!!!
監督の力で優勝だ!

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