開幕後はじまるリーグのすすめ
はじめてファンタジーをする場合は、開幕後しばらくたってからゲームを始めるに限ります。
ファンタジーをはじめてやる日本人の場合、通常そのスポーツにも詳しくなく、留学を契機に始めることも多いのではないでしょうか。その場合、最初は、リーグが始まって1週間くらいしてドラフトに参加するに限ります。
はじめてファンタジーをやる場合、チームの名前も知らないことが多く、また、選手の名前は全部記号に見えますし(個性を持って迫ってこない)、前年度の話や、背景事情、ルール、何もかもがわかりません。その場合は、当たり外れのおおい事前のドラフトに参加するより、リーグが始まってから、難しくないパブリックのリーグでやるのがいいと思います。やはりある程度勝ててこそ楽しいと思いますし。日本人がコミッショナーをやっているからといってあんまりマニアックな設定のリーグからやるのはおすすめしません。やはり基本はパブリックだと思いますし、日本人は得てしてちょっと詳しくなると、すぐにすごくマニアックなせっていにはまりがちになりますから。
では、なぜリーグが開始してからドラフトすると優しいのか。
それは、その年絶不調の人がすでにわかっているからです。
絶不調の人は、事前にわかることもありますが、基本的にはリーグが開始されて、はじめてわかることがほとんどです。そうすると、事前のドラフトでは、どうしても絶不調の人を選択してしまう可能性があり、また、他の人が知識をもって避けている明らかな絶不調候補も選手名が記号に見える結果、とってしまい、結果的には他の人よりも見劣るチームを作ってしまいがちなのです。
開幕直後絶不調の人のうち、ざっくり、感想で半分はその年不調です。逆にその年不調の人のうち相当数が開幕から不調です。
従って、開幕後のドラフトにおいて、その時点で不調の人を指名候補から避け、好調の人を中心に指名するだけで、相当リスクを抑えることができます。また、好調が続いている人は、トレード市場における価値が高まっているので、たとえ多少調子を落としたりしても売れますし、他の人が絶不調になったり、けがをした場合のトレードの駒としても十分に機能します。
実際に、ファンタジーをプレイしてみるとわかるのですが、何が一番難しいかというと、不振のチームの立て直しです。これはなれてきても相当難しい。
逆に、今の順位を維持するのは、根拠があって今の順位にいるのであればさほど難しくない。その結果、結構勝っている人が上位にいる場合、それを抜いて1番になるというのは相当難しいことになるのです。
初心者はできるだけ上位からスタートしたいもの。従って、最初に調子のいい人とってゲームを開始するというのが、一番楽しくゲームに入る方法となるのかな、と思います。
ドラフト時では、指名時に単純に残っている中でOrank上から数えて10名くらいの間で好調の人を選択していくだけで、相当強いチームが作れます。パブリックのカジュアルで、リーグ開始後そんなに強い人がドラフトに参加する可能性はきわめて少ないですし、大リーグファンの人ほど現状の成績よりも過去の幻想と、まだまだひよっこの未来にかけたくなりますので、この方法は実はコンペティターはそんなにいません。
ドラフトの日時は、平日の昼間がベストです。この時間が人が一番少ない。従って、ドラフト自体に人が参加していないことが多く(その場合、そのプレーヤーの選手はオートのリストに従って指名されます)、ちょっとOrank下位の好調選手というのをほとんど独占することが可能です。これくらいのリーグで勝つことを覚えるというのは、最初からゲームを楽しむに当たってとても重要なことかなと思います。
もし、実はちょっとはじめてみたいけど、なんかマニアックなのは嫌だな、と思ってらっしゃる方がいれば、この方法ではじめることをおすすめします。
9 comments:
>開幕直後絶不調の人のうち、ざっくり、感想で半分はその年不調です
そんなにいるの?!
現在下位をひた走る各わがチームは大変ではないか・・・がーん。
うーんどうでしょう?
見方によると思うのですよね。どこまでを回復といい、どこで満足するか。私の場合、通年の成績で一緒になることを回復と念頭においていました。プロジェクションより下回る前半と、上回る後半で当初のももくろみどおりみたいな。
昨年(07年)でいうと、マニーラミレス、バークマン、カノ、ベルトランなど後半復調した人もいましたよね。投手でいうと、Kazmirですか。これらでも、プロジェクションまで回復したのはカノくらいだと思います。
でも、ハフナー、コナーコ、アンドリュージョーンズ、D.Lee、セクソン、デルガド、Bay, Wells、投手でいうとSheets、ボンダーマン、F. Hernandezなどは復活してませんし、怪我の人も、Pマルチネス、Street, BJ Ryan, カーペンターなどは、一瞬戻ってもぜんぜんだめでした。こちらは瞬間風速的にすら足りない。
投手と、大砲がとても多い印象。これが1Bの上位選択を躊躇させていました。今年は、それでも一応、オルティス、ハワード、フィルダーといったあたりを選択しましたが、それも微妙ですよねぇ、やっぱり。
こういった人を避け、昨年でいうと、4月よかった、マーチン、Phillips, グランダーソン、などを中途のドラフトで選択すると(いずれも150位以降で取れる人を人より2、3順くらい先に選択する)、とても楽に勝てました。
不調の人は若干打ち出してもどうしても不安も残りますし、add/dropを難しくしたりもします。
動きまくって上値を狙うという前提からすると、不良資産は身を切ってでも捨てて、早く枠を作り、上を狙うっていうほうがいいように思います。
ここでいいとは、確実だという意味ですね。
けが人が完全復活すれば大きいとしても、その間それにとらわれるのが、そうではなくなり、確実にバランスの取れた一定の実力のチームが仕上がる。
パブリックでいうとこの動きまくりで仕上がるチームで優勝できるので、ストレスを抱えつつ待ち続ける必要がない。
こういう人をベテランがとっているので、好調な人で奪い取ったりしましたが、結局好調な人の年間成績とそうはかわらず、Orank奪いという評判の割りに得るものが少ない気がします。ま、ここら辺はトレードのとき書きますが。
この間、話しをした後考えて見たのですが、やはり野球は与えられるものが少ない気がします。特に打者と先発。与えられれば誰でも成績が残せるわけではなく、結構その人の体調、調子に大きく左右される。
ホッケーのゴールテンダー、バスケのシューター、アメフトのレシーバーなどは大きく作戦に影響され、作戦のメインにすえられることの要素が大きいですが、野球はそこまでではないかなと。
Arodとかも06年は普通にランキング20位台ですしね。バスケのOrank1位が年間健康で、20位とかの成績で終わること(人数考慮すると12位とかですかね、感覚的には)はあんまりありえない事態じゃないですか?
それとは違う気がするんですよね。だから、構造的に全部に貢献する5ツールとか、三振率、K/BBなど変わらない点がいい人、内野の複数守備位置を守れる人、は、ま、評価するとしても、それ以外でOrankが高いというだけで評価するというのはないのかなと思います。
抑えは、ほかのスポーツ同様、与えられるものですが。やっていること、能力がセットアッパーと一緒なのに、成績が違いますよね。
だから、ほかのスポーツと違い、Orankの重要性というのは、結構低いと見ています。それより、その年どうか、形がどうかの方が重要じゃないかと。
最近は見切りをつけたOrank2桁の人を、平気で150-200の気に入った形の人を得るために使っています。
ま、こうして使うためにも、一度はOrank高い人を得るのはいいのですけどね。世の中基本はOrank星人ばかりですから。
そうそう、フィルダーも忘れていました。4月開幕時は、100位以下で指名されていたのが、5月末のハーフシーズンではOrankが30位くらいになっており、遅くとも3順目、半分くらいは1順目で指名されていました。
ベテランからは、よく馬鹿にされている指名でしたが、結果はどちらが正しかったか明らかです。
ベケットもそういえば、100位過ぎで指名されていたようなのが、ハーフでは40位くらいまであがってきていました。野球のOrankの価値観は所詮、そんなものだと思います。
ホッケーとか野球とか全チームが4割から6割の勝率に収まるスポーツというのはプロジェクション・情報量より、ギャンブルの要素が強いのかな、というのが今の感想です。
開幕時に選手名が記号にしか見えない人は、開幕しても記号にしか見えないので、どの選手が絶不調なのかを一瞬で判断することが難しいよ。特に最初はブレが大きいから、1割2割ってかなりいるじゃない。
もっと手っ取り早く、「絶対獲らない方がいい」という選手の具体名を先達から教えてもらって、その選手だけ避けてポジションが埋まるようにランクに沿って指名していけばいいのではないでしょうか。そうすれば後でSBが足りないことが分かっても、基本ランクがあるのでトレードで補うことが可能。これが最初からランクも低い選手ばかりとなるとトレードに応じてもらえなくなるから辛い。
>「絶対獲らない方がいい」
私が聞きたいくらいですね(笑)。
Rotisserieでもポイントは相対的で、どの選手がどの程度貢献するかはリーグにより結構違いますし、Orankつけている人は、明らかに我々よりプロなので、一般的に、絶対にとらない方がいいという選手を割り出すのは相当難しく、意見表明すらはばかれる感じでしょうか。
プレイスタイル的にも相当必要だと考える選手は違うので、やはりこれは自分で選んでいくほかないかと。
「不要の選手を外すだけのリストがいい」というのは同感ですね。Autoの場合特に。何度も書く様に、Autoの場合は、基本これだけで良さそうです。
ただ、下位の選手が2名くらい大当たりすると、それだけで全て帳消しになるくらい楽なので、これが最善かはよくわかりません。
>「絶対獲らない方がいい」
私も聞きたい(笑)。けが人と、「今年はレギュラー(とかクローザー職とか)怪しい」っていう情報くらいじゃないか?
結局、よくわからないんだから、好きな人をとるのがいい気がする今日この頃。勝てないだろうけどね。
>好きな選手だと勝てない
ファンタジー的にいい選手を好きなればなんとか(笑)
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