2007-02-13

米国law school出願 (Resume)

Personal Statement, Recommendation以外に求められる書類としては、小論文、Resume (CV)がある。ここではResume (CV: Curriculum Vitae) について若干ふれてみる。なお、小論文は人それぞれであろうし、既に過去のものがあるので新たに書き起こさなくていいという人も多かろうということで省略。

Resumeは、要は履歴書である。通常1-2枚の紙に経歴を簡単に書く。1枚の先例と2枚の先例がある。今思い返してみると1枚の方が印象がいい気がするが、出願時はエピソード重視という姿勢であったので、1枚に収まりきらず2枚ものとなった。大学によっては1枚を強要しており、一部大学用に削った気がするが記憶は定かではない。先例を参考にしたほか、Chicagoのサイトにサンプルレジュメがあったのでそれも参考にした。

内容としては、Education (学歴), Employment(職歴)は最低記載し、後は適宜という感じではないか。

Educationは典型的には、修習・大学(この順)で書くことになる。卒業年度・学位(なお、私は、研修をApprenticeshipと、法学部をBachelor of Lawsと表現した)は記載する必要がある。個人的には、いずれもhonors system(表彰制度)なしと書いたが、日本の修習所とか日本のシステムは知れ渡っているので余事記載であろう。卒業した大学・学部の英語名称は、各大学のweb siteから取ってくるのがいいと思う。入学後、顔写真入りのFace bookというもの(卒業写真みたいなのを最初に作ると思っていただければいい)を作るが、たまに同じ大学で英語名称が1人だけ違う人がいるので若干注意。

ところで、研修所の英語名称(The Legal Training And Research Institute of The Supreme Court of Japan)はあきれるほど長い。スペースを取りすぎてくれる。スペース問題にはこの先(application本体記載時等)も悩むことになるので、他の場所用にどこを削るか考えておいた方がいい。いずれにせよ有名であるので、多少省略しても先方には通じる。私は後ろから削っていったが、頭文字としている例もあった。

Employment では、仕事の概略を書く。分野ごとに分けて書くのが一般ではないだろうか。Personal Statementに書いてある内容を要約するというのが一般的か。私は、プロボノは大項目を立てると行をくうので、この中で適当に処理した。記載量は十分考える必要がある。私は出向中の事も書きたかったので、結局通常の倍程度の分量となってしまった。

その他、日本で弁護士資格があること、著作、趣味・性格、やった案件の概略等を記載しているものが多い。夫婦出願の場合は、夫婦で出願しているということが書いてあった。案件の特定性をどの程度とするかは、本人次第だと思う。弁護士の守秘義務を厳格に解することもできるだろうし、アピールのために具体名(特に相手にわかる企業の場合)を書くというのもありであろう。

今振り返ると、いずれにせよ1-2枚の紙である。項目として、学歴、職歴、弁護士資格ありくらいが書いてあればいい気がする。先例に乗っかるか、シカゴの例をみるか、楽な方でさっさと書いてしまいたい。

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