2007-02-18

大阪帰国-1 (飛行機・飛行場)

今週末、友人の結婚式のため、大阪に一時帰国した。家族向けブログに記載した内容のうち、ノウハウにかかるかと思われる部分を転記。ですます調である点、編集したため一部読みにくくなっている点はご容赦を。

1 飛行機関係(JAL/HISをほめてみる)

飛行機の予約は、日本からのアメリカ往復より、アメリカからの日本往復の方が相当高い。しかも、格安航空券では、滞在時間が短いほど値段が高くなり、1日しか日本にいない日程ではそもそも格安航空券が使えないといわれてしまいました。なんでなんでしょうねぇ。意味不明です。

NYから出発する場合、成田までは直行便もあるのですが、大阪に行くには必ず1度は乗り換えを挟む必要があります。乗り換え場所は、それぞれの航空会社のハブ(中継基地)といわれる空港であることが多いです。それぞれの航空会社のハブ空港における存在感はものすごいものがあり、ターミナルが複数ある場合、ターミナルをまるまる一つその航空会社で占拠している感じです。

日本―アメリカ往復でおなじみの会社では、ノースウェストでは、デトロイト、ユナイテッドの場合は、オヘア(シカゴ)、デンバー、ロス、サンフランシスコ、コンチネンタルの場合は、ヒューストン(テキサス)、ニューアーク(NYC(New York City)の最寄り3空港の一つ)などになります。日本のJAL, ANAの場合は、アメリカ行きの場合成田ですね。

値段が同じようなものである場合、1ドルでも安い切符にするか、1分でも飛行時間が少ない経路にするか、逆にマイルが一番稼げる路線を選ぶか(一番遠回り)、ハブ空港により決めるか、人により選択方法はさまざまになります。今回は、予習に追われている関係上、スケジュールで選びました。つまり、ニューヨークの出発時間が一番遅く、ニューヨークへの帰宅時間が一番早くなる便ですね。その結果、日米往復で初めてJAL(成田乗り換え)を使うことになりました。

アメリカからの往復の場合、航空券の総合予約サイト(Orbitz)よりもHISの方が安かったので、HISにて予約。HISのサイトは大阪行きの予約に関してはなぜか操作がうまくいかず、あきらめて電話で予約しました。燃料高による追加分を含めて1000ドルくらいでした。日本では、たいていオンラインの方が安いので新鮮でした。

ところで、行きと帰り、時間も進路も違うのはびっくりでした。時間が違うのは友人の説明(ネットにも説明がありました。)によると偏西風(北緯30度付近で地球を一種している強い西から東への風。日本、アメリカあたりは強く影響を受けます。)の影響とのこと。地球が西から東に自転しているからかアメリカに行く方が早いのかと思いきや、違うとのことでした。偏西風が起こるのも自転の影響ではあるのですが、1クッションはさむということですね。

進路についても、偏西風の影響か、行きの方が北側(偏西風の域圏を超える目的かな?)、帰りが南側です。地図でいうと、行きは、カナダの北のハドソン湾を通過する感じであるのに対して、帰りはアメリカ・カナダの国境にある5大湖を通る感じ。初めて知りましたが、結構違うんです。JFKの場合、発着路が西を向いてるにもかかわらず、離陸の場合、西へ一瞬出るもののそのまま反時計回りでぐるっと北東をむき、そのままひたすら直進するので、行き先の違う飛行機に乗ったかと心配しました。

国際線の行きはずっと日中でした。2階座席であったこととあいまって、ずいぶんすばらしい眺めでした。NY出発時からは前日、この冬初めて本格的に降った雪。で一面真っ白。このため前日の日本行きJALはほぼ全部キャンセルだったので、無事出発できたのは幸運でした)。ロングアイランドを北東に向かっている間は、川が凍っているのを見て改めて寒さを実感。ハドソン湾の流氷(というか一面凍っている)にも感動。オーロラにも期待したのですが、昼間のためか見ることができず。

成田乗り換えのあとの国内線(55分のフライト)も、さながら国際線の様相でした。ファースト、ビジネスがカプセルのようになっていて、水平方向に180度開くようになっている感じでした。いらないでしょう!と思わず心の中でつっこんでしまいました。でも合理的ですよね。飛行機の機内持ち込み荷物の大きさの制限は国内線・国際線で違うのが普通ですが、国際線で持ち込んでいたのを国内線で禁止されるのもかなわないし、いっそこういう乗り換え便については、国際線仕様の方がいいのかもとおもいました。

日系の飛行機がすばらしいと思ったのは帰り。成田乗り換え時に、日本で卸業者のように購入した歯磨き粉やらワックスやらがすべて機内持ち込みできないとのこと。友人からライターとかの破棄を迫られたという話を思い出し、とてもいやーな思いに駆られました。なんせ、今回、貴重な日本滞在時間をマツモトキヨシ訪問に当てた結果、手荷物の中身の80%位を占めていましたから。ところが、これは杞憂で、JAL側で倉庫に入れる形でNYに運んでくれました。NYの手荷物受け取り所で、スーツケースと別途預けた手荷物の両方がベルトコンベアーに乗って出てきたときには、本当にほっとしました。

サービスについても、日本人ならではと思わせるものがありました。搭乗時、機内で読もうと英語の新聞と、教科書を手に持っていたのですが、それだけで、日本人スチュワーデスをふくめた全員が英語で話しかけてくるのです。半年の滞在で見かけが外人になった可能性も否定はできませんが、まぁ、おそらくそれはないのでしょうから、とてもよくみているなという印象を受けました。簡単な英語ではなしかかられた僕は、相手が日本人スチュワーデスか名札を見るのがめんどくさく、つたない英語で返していましたが、???だったかもしれません。

なお、乗り継ぎが成田であるというのも日本人には気楽。表示が日本語で日本人だらけであるから迷うことがない。また、成田で入国審査をする結果、伊丹で降りた後に手続がない。日本入国には書類が必要ではなくなったのでどこでやっても時間がかからないのでしょうが、何もないというのは魅力です。成田乗り継ぎのターミナルで、無線LANを使えないのにはがっかりしましたが。

ちなみに、帰途については、幸い、ホテル(梅田)から伊丹空港まで30分かかるとシャトルのおっちゃんにいわれた道も、日曜早朝のため15分程度でついたため、その後の作業は余裕。伊丹では、成田行き・国際線乗り換えのチェックインは、カウンターが別だったが、こんな目に遭うこともあろうかと、係員を捜して聞いたので、ここでも困難回避。また、出国手続は成田ということで、時間的にも30分前到着スケジュールでOK。

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