2007-01-18

米国law school出願 (TOEFL)

現在米国ロースクールに留学中である。ロースクール関係の情報はブログが発達した結果、留学生のブログから相当程度の情報を得ることができるが、私もここに若干記してみることにする。なお、私は、日本の弁護士でいわゆる渉外というところで働いており、出願2005年末である。

留学準備は、まずはTOEFLの点を取ることから始まる。
TOEFLはなるべく早くから請け出すことが望ましい。特に年度末、年末に仕事が忙しくなることがわかっているなら出願の前の年の秋くらいに開始するくらいが一番いいと思う。実際にこの時期に始られるほど計画性がある人は少ないが、終わり際にばたばたした経験からもこの時期がいいように思う。なお、TOEFLの受験回数は少ない方がいいという話も聞くが、周りの留学生(少なくとも)は相当数受けている人が多い。回数は余りデメリットとならないのではないだろうか。

一部の例外を除いて、特に勉強しないで受けに行くと初回の点の悪さに驚く。ここでしっかり現実を受け止めることが大切ではないかと思う。途中とぎれることもあると思うができるだけ毎月受験することが望ましい。私の場合、受験は2004年12月から受験を開始したものの、2005年1-4月の間一度も受験できなかった。出願年の初夏以降あわてて回数を受けるのであるが、だんだん言い訳しなくなる(あきらめる?)自分を発見した。

何度か受けていると自分の弱点(私の場合は、reading, writing)が発見でき、それなりに対処するようになる。個人的に対処方法としては、全般的に単語を覚え、前日8時間以上寝ること、listeningは英語ドラマ(英語字幕。Friends/sex and city等)を見ること、readingは英単語を覚え、grammarは問題集を解く(250を目指すと書いてあるようなものがいいように思う)、writingは分量を書くというのを気に留めていた。実際には働きながら勉強するというのは難しく、平日はあまりできなかった記憶がある。また、受験は月曜日午前中をねらっていた。土曜日は年のせいか平日の疲れをいやすために必要だったので、日曜勉強(ドラマを見るだけのことも多々・・)+睡眠とすると月曜しかなかったからである。睡眠効果か、平日の方が平均点が低いのか理由はわからないが月曜受験の方が成績がよかったように思う。ただ、月曜午前半休となるので、環境による。

各自じたばた対処する結果、出願年の夏頃に250(CBT)を超える場合が多い。問題は、250,260を超えたあたりで受験をやめるかである。結論としては270(all 25, writing 5.0)までは受験を繰り返すことをおすすめしたい。最終的に秋も深まる頃、ラストスパートで点を伸ばす人が多い関係上、一般にいわれているより周囲の日本人留学生のTOEFLの点数は高い。大量留学世代である影響かもしれない。数名にしか聞いていないが平均で270程度ある感じだ。特に学生時代・修習時代の成績に不安がある人(まさに私!)の場合は、TOEFLの点くらいしか挽回の機会はない。一方、弁護士が留学する場合、TOEFLの点が非常にいいのに留学が決まらないという話はあまりないので、ここさえよくしてしまえば後はなんとかなるのが、先例ではないだろうか。

最終受験時期であるが、12月1日締め切りならば、11月初旬―中旬になろう。その段階で、250は到達しているが、270に行っていないという場合、上記傾向からすると、出願し、その後TOEFLの点を追加提出するというのは、十分にあり得る戦略だと思う。この点は実際に経験しているわけではないが、アメリカの体質(締め切りは交渉で何とかなるのが通常)からすると、後で受験するのもありじゃないかと思う。ただ、精神的なフォローは必要となろう。一般的に出願作業を終えると消耗してしまうので、後はどうでもよくなってしまう。特に11月下旬から12月上旬は作業に追われるのでその後の回復には時間がかかる場合がある。また、1つでも合格通知を受け取ってしまうとその段階でほっとしてしまうのが常であるのでなかなか受け続けるというのは難しい。本当に受けたい場合は、先にオンラインで予約をしてしまうなど、強制手段を確保した方がいいように思う。

No comments: