2007-01-15

ローマ字入力・かな入力

日本人がキーボードで入力する方法は大別してローマ字入力・かな入力の2種類がある。その他無数のキー配列があるようだが少なくとも私の周りでその入力方法をとる人はいない。昔私は日本語を入力する場合はかな入力を用いていたが、今はもっぱらローマ字入力になってしまった。

一番最初キーボードのブラインドタッチを習った際に偶然英語環境にあった。Windows XPなどない時代の話であるのでその環境では日本語を入力することはできなかった。英語自体に抵抗はあったものの頭の中と表示が感覚的に一致するタイプ方法であったので、思っていたより楽にブラインドタッチを覚えた。

次に独学で日本語の入力を練習する機会を得た。小学校の時のローマ字習得を怠ったせいかこれがローマ字入力はストレス以外の何者でもなかった。漢字→ひらがな→ローマ字と頭の中で変換して打つ必要がある上、ローマ字のぁぃぅぇぉなど小さな文字の打ち方を知らなかったし、教えてくれる人もいなかった。またタイピングスピードも遅く1打でも打鍵を少なくしたいと思った。

こんなわけでかな入力も習得することになった。かな入力ならまわりに誰も教えてくれる人がいなくてもキーボードの表示を見ながら文字を探すことができたから。

かな入力の場合、日本語を入力する場合はかな入力、英語を入力する場合はローマ字入力を用いることになる。日本語の入力スピードはむろん、英語・日本語の頭を切り換える場合も便利であるし、(ATOKを使う限り)日本語・英単語が入り交じった表現も一度に入力できるメリットがあった。

一方、かな入力は常にキーボードを4段フルに使う(数字の書いてあるところもしょっちゅう押す)のでタイポが多くなりがちである。ただ、これだけではメリットを捨てるまでには至らなかった。職場のパソコンでもかな入力を続けていた。

ローマ字への変更の契機となったのは、小さなノートパソコンを買ったことである。ただでさえタイポが増えがちな私のかな入力においてキーを小さくするのは致命的であった。タイポが激増し、使い物にならなくなったのである。

こういった流れを経てローマ字に変わった後は、環境によって入力方法を変えるのがめんどくさいのでローマ字入力一本で暮らしている。慣れとは恐ろしいもので、今ではこれでもしょうがないかと半ばあきらめ気味である。

ただ、ローマ字にしても現在のノートパソコン(Let's note R5)のキー配列は不満である。なぜかEnter keyを押したいときに枠を小指で痛打してしまうことが多いし、右手担当範囲に、Altがない。

Altに関しては、キー変更ソフトを使うという手もあるが(その便利さは十分に知っているものの)パソコンが不安定になった経験を持つので使いたくない。十字キーの周りの空白をつぶして是非右Altを採用してほしいものである。レイアウトを崩したくないということであれば、カタカナキーをなくしてほしい。AltはWordなどのソフトウェアをキーボードで使う場合必須であるので是非右手の元にもほしいものだ。

また、蛇足ではあるが、Page up/Page downはいかなる場合にも独立させるべきであると思う。特に小さな画面の場合スクロール回数が増えるが、ホイールはまだ信頼の置けない動きをする場合があるし、スクロール幅が読めないのでweb サーフィン(死語か?)のためにはPage up/Page downの方が使いやすい。

パソコンに対する要望があるうちはまだまだ何台も買ってしまうのかなと思い、悲しくはなるが、いっそうの進歩が心待ちでもある。

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