2008-03-06

バスケ観戦とチケットの転売制度

昨日マディソンスクエアガーデン(MSG)で、ニューヨーク・ニックスがクリーブランド・キャブリア(インディアナ州ですね。キャブス)を迎え撃つのを見てきました。


今年、実はバスケはそれなりに観戦しており、インディアナポリスでのオープン戦を入れて3,4度目です。Fantasyをやっているため、結構名前と顔がわかるのがよいいですね。

今回の目玉は、なんと言ってもキャブスのしゃくれひげ(勝手につけました)こと、当代一のプレーヤーといわれるレブロン・ジェームズ。つい先週(2月27日)、史上最年少1万得点も達成し、どんどん全国的な名声が高まっていっている感じ。

一方の我がニックスといえば、チーム2位の得点源であるランドルフを欠き、ただでさえ今シーズン全然なのに、更に弱まっていっている感じ。しかーし、前回強豪ユタ・ジャズを迎え撃ったのを見に行ったときは、しっかり勝っていることもあり、まぁ、僕が見に行けば大丈夫でしょう、と出かけていきました。

今回お世話になったのが、ticketmaster。ふつうに正規販売なのですが、ほかのいくつかのチームと並んで、ニックス戦は、ticketmaster自身がやっているチケットの転売制度(ticketexchange)そこで、誰でも開始2時間前程度までチケットを買ったり売ったりできるのです。

Ticketexchange リンク
http://www.ticketmaster.com/ticketexchangehome/?tm_link=tm_exchange_header

おそらく接待用シーズンチケットのあまりか行く予定が行けなくなった券が売りに出されるのだと思います。

ほかのオンライン・街中のダフ屋に比べていいのは、何せ、オンラインでバーコードを新規に発行できること。ま、システムは想像なのですが、おそらく前のバーコードを無効にして新しいのを発行しているのではないかと。ほかのところだと郵送で送ってくるので、当日は買えません。信用性も最後まで不安。MSG前のダフ屋はもっとあやしい、、、となると、これは便利です。

値段は売る人が決めるので、時価。定価より安いことも高いこともあり、チケットにより同じような場所でも値段が違う。時間によって、スポットでいいのが出たりするのも一般のマーケット・オークションと一緒。当日には思わぬあたりがあることも。さすがマーケットの国。

注意すべきは1点、Ticketmaster一般ですが、billing addressのチェックをしていること。ま、オンラインでやれば問題ないと思いますが、一応アメリカ住所のカードでやる方がいいように思います。郵送はその住所にしかやってくれなかったはずです。

今回は、結構前の席がとれました。MSGのバスケの試合は最前列はだいたい2000ドル程度するので、そっから20列か30列くらい後ろでしたが、それで、まぁ妥当な値段になったのは結構すばらしかったです。場所でいうと、簡易席の後ろのパートの最前列。より大きなリンクを必要とするホッケーをやる関係か、コートの面積が少ないバスケの場合は、簡易席が設置されます。よって前の席はすべて簡易席。いっぱい払って簡易席かよ、って感じですが、マンハッタンの土地の値段を考えると仕方がないのでしょう。

いつもは上から見るのでテレビ中継みたいな感じなのですが、今回は選手の顔が見える。いわば、お腹いたの体育見学みたいな感じの席ですね。怒られそうですが。

全景を見るには適していませんが、選手の顔やでかさ、走った後つかれて肩で息する姿、ぶつかり合う激しさ(バスケはサッカーよりも更に厳格につかんじゃだめなので、上から見ていると障害物として突っ立ってるように見える(スクリーンプレイとも言いますが)人が多いのですが、実際は、結構肩とか胸とかはぶつかっているのがわかりました)、人の大きさの違い(エディ~・カリ~とシュートする度に同じフレーズが流れる不効率の代名詞な彼(6-11あるそうです)と、ロビンソン(公称5-9、実際は170センチだそうです)の違いとかがまざまざとわかります。

久々に写真です。こんな感じ。体育座りしてとってる感じでしょ?



試合の方はというと第3クオーター終了時で2点差(キャブスリード)。ずっと競っている感じ。今シーズンテレビを見ている限り、第4クオーターはだいたい決め手となる選手の独壇場となるので、やばい、やばい、クロウフォード~(ずっと肩にばんそうこうをしている人。入れ墨の代わりなんでしょうか)と祈っていたのですが、やはり、レブロンでした。

しゃくれひげめが、うつうつ、いれるいれる。しかもそれを観客が喜んじゃう喜んじゃう。おいおい、NYCっすよ、ここはってかんじ。そういえば、「っす」って日ハムの中田が敬語じゃないと聞いて驚いていましたが、東京に出てきてからですよね、「~してはる」「っすか」ってのが敬語じゃないと知ったのは。最近の口語での敬語はこれかと思っていましたが、東京では通じないようです。彼は10代で知っているので何も問題はないですね。しかし、ここは体育見学モードなので、「っす」で。

話はもどって、しゃくれひげ。かれ、やばいっすよ。何でもできるプレーヤーと知ってはいましたが、本当に(笑)。

前半はアシストを稼ぎつつ周りの選手に打たしていたのですが、徐々に自分で。第2,3クオーターはバスケットカウントっていうのですか?あのシュート(FG)打って、そのときにもらった反則でもう一本フリースローをうつやつ。あれを多用。ニックスは抱きついて止めにいく悲しさ。。。それで3点稼いでいました。結局この日フリースローは16本中11本成功。ふつうの選手の平均はだいたい3本打つくらいなので、いかに打ちすぎかわかります。率はそんなに高くないんですが、なんせ、うつ。シーズン平均でも10.3本うって、7.3本決めてますが、この日は多すぎ。あ、写真もそんなレブロンのありすぎたフリースローの1シーンです。

第4クオーターは今度はスリーポイントの嵐。外からの長距離のやつですね。本当に敵地での裏切り者たちの声援を背にやりたい放題。。。弱いものいじめもいいところです。この日は結局3ポイントシュートを13本打って、7本成功。ふつうよく決まる人でも4割程度、レブロン自身もシーズン平均で4.8本打って、1.5本しか決まらない(3割程度)この日は5割越えですからね。明らかに打ちすぎだし。

その結果、第4クオーターは悲惨なことになりました(涙)。ここだけで14点差のうち12点差分が生み出されて、決定力のちがいをまざまざと。。。

ニックスも20点以上決めたのが3名、二桁得点5名とがんばった(いずれもキャブスよりいい)のですが、子供の球技にひとり大人が真剣にやっているくらい違うレベルの人がいましたからねぇ。

第4クオーターはエースにボールを集めるのもあり、キャブスの人は、ボールを持つと、「先生、一つ、やったってください」と用心棒を呼ぶようにしゃくれひげにボールを渡す。そうすると、しゃくれひげめが、「しかたあるまい、刀の錆にしてくれよう」と。

こっちは主役がいない(いれずみのひとはいるのだが、桜吹雪の人がいない。。。)ものだから切られるのみ。。。しょっかーみたい。

結局、この日のLJの成績は、

50得点、10アシスト、8リバウンド、4スチール、FG30本中16本、3PT13本中7本、FT16本中11本という化け物じみたもの。今シーズンは51得点というのが1回あるのですが、3PTの成績、スチールとかを考えると、今シーズン一番の成績。

うーむ、これはキャブスファンになるべきか?
そんなことを考えさせられた一日でした。

ていうか、俺が見に行ったのに、負けるなよーニックス。


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