2008-03-01

08ドラフト14 野手各ポジション

若干、予定より長くなりすぎているので、各ポジションまとめて結論のみメモします。


以下野手の目標値は、80R, 20HR, 80RBI, AVG280, 0SBとして書いていきます。人並みなどの表現はこれを念頭に置いていると思ってください。

C (捕手)

これの特徴はとにかくいないこと。また、出てくるキャッチャーの数も少なく、よほどの大リーグ通でない限りとりにくいこともあります。一般に方針は2つあり、上位で指名するか、最後まで指名しないか。カジュアルな日本人ユーザーはプレミアを払って上位指名(5,6番目まで)が穏当でしょう。上位指名にすると、打率、HRは人並みに、得点と打点の合計も人並みに稼いでくれます。ここで、何か確実に稼ぐというのは結構難しく結局計算できる値としては人並み程度だと思います。下位だと得点と打率が苦しくなります。いずれも低い人は相当低い。下位でも上位と打席数が2倍は変わらないので、結構打率というのも響いてきます。ここでは、得点・打率でいかに借金を背負わないかというのがポイントかと。

1B (一塁手)

ここの特徴は、Potential30HRは指名されない人ですら持っていること。上位と下位の差は一般にHRと得点・打点。前者は、HRの爆発はなくなりやすいと個人的には思っているので、あまり重視せず。後者が高い人のうち、個人的な打率・本塁打の爆発ではなく、チーム力で高い値を示している人を得点、打点が計算できる人と考え、これを上位と下位の差と考えるようにしています。打率については、一般的に低い。よって、このポジションで、高打率が計算できるということは数字以上に価値が高く、元気であった時のプホルスは、HRが同じくらいの昨年程度の成績であっても同じく3Bで高打率が計算できる、ミゲル・カブレラより相当価値は高くなるように思われます。下位指名でもクリーンナップというのが多く、打点、得点はあまり心配ありません。Potential30HRと低すぎない打率というのがポイントかと思います。そう考えると、合理的には下位指名でいいんですよね。遊ぼうと思っているリーグではいつもマッスルにあこがれて上位指名しますが。上位で行くなら、過去2年のいずれかは打率310を超えるような打率でも稼げる可能性がある人を指名するのがいいかと思います。そういう人ははねると打点とかが150とかの化け物じみた数字になる可能性があるからです。

2B (二塁手)

ここの今年の特徴は、とにかく人材が豊富なことです。若手も多いですしね。また、相当数の人が、potential20SBです。従って、ここで盗塁を稼がないという選択をする場合、どこで稼ぐか、慎重に考える必要があります。下位指名の選手でもpotential20SB/20HRを備えた人は結構いるので、ここでは、薄いpotentialであっても、何とかこれを確保したいところ。上位指名と下位指名の最大の違いは、打順。そのために下位指名は得点・打点が得にくくなっているはずです。下位でpotential20SB/20HRとすると打率も厳しくなりがち。こんだけ有力なpotential20SB/20HRがおおいポジションはだれか好調な人が在野にいる可能性も高いので、下位なら、思い切って打率だけってひとをとって様子を見てadd/dropに備えるのもいいかもしれません。

3B (三塁手)

ここの特徴は、打率、HR、打点、得点のバランスがいい人が上位7,8名をしめるということと、トップ数名が1巡目で指名されるということ。逆に下位は結構下位で指名されるので、価値を見いだせれば上位指名(それだけ差があるということ)、価値なしと思えば余裕ができたところで指名するのがいいと思います。個人的には、上位で指名するとしたら、potential20SBを求めたいところです。Mカブレラは、例年の高打率は買うのですが、トレードされた人は、上位指名しないのが無難かと(やっぱり環境が変わるのはどう出るかわかりません)ともうのと、打率のプレミアは1塁に比べて低いと思うので、指名回避の可能性が高いですね。結構有名どころが顔をそろえますが、「思ったよりいない?」というのが例年の感想。迷ったら上位でとっちゃった方がいいと思います。80得点、20HR、80打点、290というのを目指せるpotentialはあるというのが指名要件でしょうか。

SS (遊撃手)

ここの特徴は、上位3名(いずれも、平均選手に比べpotential+20SBをもっている)とそれ以外の差が激しいこと。あと、potential20HRかpotential20SBだけであれば、下位でも指名可能です。打順の関係で、potential20SBは、打点が厳しくなっている場合が多いかと思います。2Bとの比較でいうと驚くほど薄い。運動神経が高い人が多いはずのSSで、ここまで薄いと、誰か今年出てくるのではないかと勘ぐりたくなるところです。ここで、potential20SBをとらないとすると、どこでとるのか考える必要があるのも2Bと同じ。

OF (外野手)

ここは攻撃面での能力が一番高いところ。3ポジション分あり、人数が多いというのもありますが、守備の負担が少ないというのもあると思います。なんせボールにさわる回数が少ないし、中継にはいるとかの作業も少なく、打撃に専念可能。守備範囲の関係で足が速い人も多い。複数ポジションを守ることができる人を基準に順位をとると、各部門6,7位であっても外野でのランキングは20位を超えるということはしょっちゅうです。しかも、新人も出てきやすい。

よって、ここはある程度軽視というのが私の方針。3名全部軽視にするとつらいのですが、少なくとも最後の1名は捨てる覚悟で。全員potential20SB/20HRをとるように心がけ、それ以外は、落とす可能性があるという位置づけです。盗塁がほかで稼げる体制なら大砲とかでいいんですけどね。あと、結構大砲は少ないです。稼ぐとプレミアという言い方はできるかと思いますが、HRのプレミアは取りに行かず、むしろ野手全員potential20HR体制で、誰かのその年の大当たりをまつという方針をとろうかと思っているので、あまり個人的には関係ないです。HRだけではなく、走れるということで、打順が結構前の人が多く、その人を上位で指名した場合、結構打点、得点の合計が低くなっている場合があるので、そのときは、どこでこれをしっかり稼ぐのか考えておく必要があると思います。上位指名でも結構打率280とかしか期待できない人も多いので、そういうタイプの5ツールをとっちゃったときは、打率が気がついたら低いが、でもその選手は捨てることもできるはずもないという軽いド壺にはまっている可能性があるので、気をつける必要があります。無論打率をほかでカバーできれば、ランキング通り、実力を発揮してくれるのですが。

Util (DH)

ここは誰でも守れるポジション。よって、1つしか守備のポジションを守ることができない人でも、結局は2つ守れるんですね。Util専門の選手はここでしか使えませんが、ポジションは複数できる方が優位なのは当然です。その優位性は、1と2,2と3、3と4とすると、だんだん効率が下がっていくように思います。各ポジション1名ということを考えると、1と2の差を味合わなくてはいけない事態というのは結構つらいかなと思うので、Util専念は相当成績がよくても無視してます。オルティス、ハフナーが1B守れるというのは本当に助かるところですね。これがなければ真剣に検討しないといけなかったかもしれません(ま、指名しないんでしょうね)。

というわけで、どう使うか?ですが、元来の攻撃力、有力新人の割合を考えると外野の4つ目というのが基本ですね。あとは内野の有望株(potential20SBを持っている5ツール系)用ですか。いずれにせよ、ここも20SBはとりたいところです。ここと外野3つで取れると、それで80SBですので、結構楽です。

ドラフトでの指名のイメージ

上位3名野手とすることが多いです。これは先発投手の安定度、人数と上位野手の安定度、希少価値の違いから。3名合計で、すべてpotentialで、300得点、70HR、300打点、3割(できれば上位3名で.310か4名で.300を満たしたいところ)、+40SBというのを一応の目標においています。で、外野(40盗塁と20本塁打できそうな人は実は限られてますよね)は多くても1人までで、できれば内野でこれをそろえる。

この際の、戦略として、事前に平均picが自分の指名順位より下の人だけで3名そろえてみて、基本的には手堅くその人を指名。この上位で誰を指名するかというのは、大型トレードで総取っ替えというのをしない限りチームの基本方針になるので、指名漏れを探して、もうけものの指名をするより、手堅いのではないかと思うのです。ランキングは、真ん中がごっちゃで、上位がまばらで、上位の1つ違いというのは下位の1つ違いと大きく違うということからすると、こここそ指名漏れを、と思わなくもないですが、結構誰を指名しても活躍すること、結局その年の爆発を事前に見分ける方法はない(上位は実力は安定しているので、上位のだれかの爆発があればその人がランク1位になります。昨年はAロッド、前半はレイエスも)と思うので、ま、爆発の可能性がある、若い人、かつ、何年か実績を残している人でトレードされていない人くらいのなかから、選べばいいんじゃないでしょうか。ここからすると、プホルスは是非ほしかったのだが、さすがに1巡目でけがのリスクはとれません。。。昨年毎試合1打席代打というのを味わっているからかもしれません。

なお、ドラフト指名順位ですが、1巡目が下位のチームの方が頭を使います。上位は最初の一人で完全態をとれる可能性がたかいので、2巡目以降多少とがったのをとっても大丈夫な場合が多いと思います。よって初心者は特にドラフト上位が望ましいと思います。もし、コミッショナーが順番を決めるようなドラフトがあれば、初心者はお願いしてみる方がいいと思いますし、その方が公平です。初心者がドラフトで後にきた場合で勝つというのは結構難しいと思います。逆になれてくれば、最後あたりでも何とかなります。特に1,2巡目は誰を指名するか開始前から相当堅く計算できますので。

下位指名は、結局add/dropの対象。とすると、1度目のaddをする感じでいいのかと。そう考えると、昨年まで中途半端に実績があるいぶし銀より、今年カムバック、ブレイクが期待されている人をとろうかなという気になったりします。特に外野・Utilは。というわけで、例によって若干率は重視ですね。ブレイクもカムバックも結局いつ誰がするかわからない以上、今いる人の成績はいつも見ていたいもの。そのため、一応の基準として、開幕スタメンというのをあげています。開幕スタメンじゃないのはブレイクのひとでは絶対とりたくなく(結局評判の神童も基本的にはそだってしまえばただの人がおおいです)、あるとすれば、早期に復帰が予定される実績のあるベテランでしょうか。誰がけがをするかわからない以上、最初から数ヶ月IRをとられちゃうのは痛いと思います。

このように考えると下位の指名順位は結構どうでもよく、指名漏れの人をできるだけおいしく取りに行くのがいいと思います。一つの方針では、ライブでは特に、控え野手というので、積極的にC/2B/SS(もしかしたら3Bもかも)とかの野手を取りに行くことは少ないと思います。控えで攻撃力がある人を取りに行こうとすると基本的に1B/OFになりがちなので。よって、C/2B/SSあたりが残っちゃっていれば、結構平均Picよりも下で指名することは楽にできたりします。ま、リスク承知でご検討ください。

できあがりのチェック

Potentialで、800得点、200本塁打、800打点、120盗塁、280あるか。
Potential+20SBが2名以上いるか、Potential20SBが5,6名以上いるか(最終的な人はかわると思いますが、いま、いるかです)
全員(最悪8名程度)potential20HRあるか。
内野で何があっても落とさないという人を2, 3名は確保できているか
全員開幕スタメンか
上位指名は堅実さと爆発力を堅持しており、下位指名は爆発力があるか(レギュラー理論)

なお、こうしてできあがったチームは、はっきり言って前年度実績からすると弱く見えると思います。そりゃそうなんです。毎日大リーグ情報を精読するような通にもならず、大リーグ中継もみず、強引なトレードもせず、毎日ちょっとの時間をつかうカジュアルユーザーという線をまもりつつ、でも毎回「優勝」をねらおうというのですから、どこかではリスクをとる必要があります。そんなおいしい話は世の中にありません。

で、今回はadd/dropで解消できる可能性が高いリスクは全部とるという方針です。しかも、実践したことのない理屈。所詮ドラフト前の覚え書きです。Add/dropしなければ、極端に順位は悪くなるとお考えください。なんも保証はできませんよー。

書こうと思っていたことをまとめて書いたので、若干わかる人にだけわかるという形かもしれませんが、ご容赦ください。


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