2007-04-05

LLM留学に英語PC必要? どう手配する?

日本では日本語OSしか、必要としないが、留学するとなかなかそうも言っていられない。

そこでどんなパソコンを持ってくればいいか、あるいはこちらで買えばいいか。

ロースクールに留学し、NYバー(ニューヨーク州司法試験)を受ける予定の場合、日本語のパソコンでネックとなるのは2箇所。

期末試験とバー。いずれもパソコンで受けられるのだが、機種の指定がある。

2007年7月のNYバーの指定は、以下の通り。
http://www.nybarexam.org/pc_program_707.htm
MAC不可、Vista不可。英語OSのみというのが公式見解。ただ、日本語OSで昨年受けた方がいらっしゃるとのことで、おそらく最後の英語OSのみというのは言っているだけ。

大学については大学によって違うと思うので、該当校の現役生に当たるのが一番。おそらく年々受付範囲は広がっているのではないだろうか。
うちの大学の場合、従来から、英語OSのみとあるが、日本語OSでも何とかなっていた。今回MAC、VistaがOKとなった。

その他検討のために必要な情報は以下の通りかと

● MACは日本で暮らしているより相当イメージがいい。

MACは日本ではほぼ流通していないが、こちらの学生は1割くらい使っている。動きはVistaと比べてもまだかっこいい。こちらに来て知ったのだが、二本指スクロールという便利な機能がある。また、最近の、MACはWindowsを入れることが可能。

● 日本語キーボードがおすすめ。

PCの日本語キーボードと英語キーボードだと、個人的にはなれた日本語キーボードがおすすめ。半角/全角キーはあった方がいいし、個人的には変換キー、無変換キーといったマニアックなキーも多用している。また、@ ( ) ' : のような記号がいちいち場所が違う。Enterの形も違う。ということで気になる人には気になる感じ。

● 英語Windows XPは大丈夫。

設定次第(追加投資なく)日本語の表示・入力が可能。XPなど最近のWindowsは、プログラム本体は全世界共通で、見せ方の部分(スキンみたいなもの)のみ言語によって変えているとのこと。昔に比べてずいぶんと合理的ですね。この情報自体ネットで探すにくろうしました。

英語Windows XPには日本語ソフトがそのままインストールできる。こちらでebay auctionで購入した数年前の機種に、いろいろ入れてみたが、特に不都合は見あたらない。こちらの情報はもっと。

結論として、英語OSを買っても何ら問題なし。

● 大学・バーで問題とされるのはOSの言語のみ。

その他のソフトが日本語であること、キーボードが日本語であることなどは問題とはされない。

● PC関係は何でも日本の方が安い。

店頭最安価格はこちらの方が安いが、同じ商品は日本の方が安い。どうせ検討するならいい物を安くと考えてしまうのは、既にプロファイリングにはまっているのだろうか・・・




これらの情報を加味すると、以下のような選択肢が可能となるのではないだろうか。

● MACを買う。

かっこいいですし、追加投資でWindows使えるようにすればおそらく大過なく過ごせそう。ただ、まだバーに当たっては不便だし、今まで使ったことがないひとは、キーの配置、操作などから覚えていく必要がある。英語MACを買って、家庭内の無線スピーカーとつないでiTuneを活用している人がいます。大画面TVも併せて使用しているので相当いい感じの部屋に仕上がっています。一部の友人から「ヤ○部屋」などとよばれる魅力的な部屋に仕上がってます。

ただ、日常的に使うのにはたまにPCとの互換性問題が出る。ヒイラギ明朝がPCにないためにMAC作成のWordファイルをPCで表示すると代替フォント(うちはなぜか年賀状ソフトの草書)が勝手に選択されるとか、送ったメールの文字化けが多いとか・・・

● 英語PCを別途買う。

追加出資をいとわないのであればいい方法。日本からのソフトも基本的に使える。ただキーボードが英語となる。追加出資を抑えるにはebay オークションも要検討。しばらくはどのOSのものにするかという問題がある。XPが無難だが、店頭から姿を消しつつある。

私は、オークションで大画面・高画素のPC(Dell D800)を買いMaxiVistaで外付けディスプレイとして日々活用している。(詳しくは過去の記事。この当時は英語も書いていたとは・・志だけは高かった。)

なお、先代から譲り受ける場合は、有償の場合その価値があるか考える必要がある。LLM生の場合、PCのねぎめができないことが多く、他の家具同様、適当に決めていることが多い。世の中の相場と比べていいか悪いかよく考える必要がある。特に日常使っていたという場合、HDDから異音がするかどうか、バッテリーがへたっていないか、先所有者のPCの熟練度を加味しつつ、事情を聞くのがいい。ただ、たいがい先輩なのでそんなことできない。よって個人的にはあまりお薦めしない。

● 日本語PCに英語OSを入れる

購入の時にオプションで選べる場合があれば、それを選ぶというのも一案。調べていないがあるとすれば、通販モデル。探してみる価値はありだと思います。この場合、日本語OSをゲットできないという問題は残る。ただ、OSのメニューはそんなに使わない。Wordのメニューは人に操作を聞くためにも日本語がいいと思いますが、OSはそんなに気にする必要ないような。

内蔵HDDを別途買い、HDDの入れ替え・増設を行う。難易度は機種とその人の技量次第。ハードの入れ替え・増設自体はネットに情報は氾濫しています。ただ、英語OSを入れるという情報はあまりない。ドライバが揃うかという問題はある。PCメーカーのweb site、マイクロソフトの対応次第になってしまいそう。英語モデルがある・全世界モデルであることが確認できれば特に問題がないという推定は働きそうです。この手段の場合、日本語Vista、英語XPという荒技も可能。環境自体を完全に入れ替えるので意味不明の問題も少なそう。

なお、同様のことを目指すものにOS切り替えソフトがありますが、これは試験用ソフトがパソコンの再起動、ハード(無線LAN等)の制御をしたがることが多い関係上、問題が発生する可能性があると思います。検証はしていないので、問題発生しないかもしれませんが。

● 日本語PCで押し通す

聞いていた話では、できないということだったので、買う気で渡米してきましたが、これも実は結構できそう。再度確認の価値ありです。問題は確認できる相手が知識があるか何ですよね、ロースクールの場合。

少なくともうちの大学の試験は大丈夫だし(XPで実際に受けています)、昨年のバーもできたとの未確認情報があります。周りでは追加投資の一切必要ないこの路線を選ぶ人も多いです。

結局は予算とのかねあいでしょうか。
ご参考まで。

2 comments:

Anonymous said...

英語PCは必要ありません。

MKT said...

コメントありがとうございます。

バーでもやはり日本語でいけるというご趣旨でしょうか。大変有用な情報をありがとうございます。

記載の通り、バーについては伝聞でしか聞いていなかったので、実際に受験された方(ですかね?)からおっしゃっていただけるのは大変参考になります。

ちなみにコメント1号でした。カウンタが1000を超えたあたり(記録の趣旨で記載)