2008-02-27

08ドラフト6 率の不思議(1)数遊び

率系のパラメータはあがったり下がったりするが、基本的な仕組みをどう理解すればいいのか、というのは初心者にはとっつきにくかったりします。ひとつのやり方は無視なんですが、今年はちょっと考えてみました。

知恵がついたのか??

だとしたら、ロースクールのローエコの授業の解説のおかげですね。留学した甲斐もあるというもの(笑)。


Yahoo!ファンタジーのパブリックにおいて、野球はバスケット・ホッケーよりも率をあまり真剣に検討しなくてもプレーできます。野手は打率しかなく、投手もERA/WHIPの2つしかなく、いずれも大差がつかないからです。したがって、野手は盗塁と本塁打、投手は三振奪取率とセーブに気をつけていれば通常のパブリックリーグでは勝つことが出来ます。これらが一番キーとなってくる数字であることは間違いありませんから。

ただ、バスケットでちょっと率について相当悔しい思いをしたので、率について考えてみる機会がありました。思い返してみると、昨年も野球のRotisserieでいいと思っていたチームが気がついたら3位に沈んだことがあるのですが、そのときもERA/WHIPがリーグ最下位だったのです。

というわけで、今年は2年目の課題で率についても考慮してみることにしました。

ここでは問題を簡単にするために、打率に絞って話を展開してみたいと思います。基本的にはERA/WHIPも同じかと。

打率は上下する??

その昔、イチローが200本安打と首位打者で騒がれていた当時、目標打率について聞かれたときに、率は上下するので目標とせず、つみあがる安打を目標としたいという話をしており、200本を目標にしているという話をしていました。

確かに、見かけ上、率ってのは上下するんですね。初日3打数3安打なら10割、翌日3打数0安打なら、合計.500と。だから、上がり下がりの激しいものを追い続けると精神的にきついから、無視するという話だと思います。

でも、これって正しい考え方でしょうか?

ファンタジーで率が部門になっている以上、ここでも平均以上稼ぎたいところです。そのときに、それを目標とするなといわれても・・・・と、ファンタジープレイヤーなら思うところです。

じゃ、表面的に存在する率ではなく、その奥の、もう少し追いやすい数字に変換してそれを追い求めればどうか、というのが、ここでの試みです。

分母の重み

1打数1安打も100打数100安打も10割と表示されるのが率の特徴です。無論、その価値は大きく違い、前者は、単に最初の1回がヒットだったというだけなのに対して、後者は、空前絶後、未来永劫破られることのない超超大記録です。

率の問題点は、重ねる重みが全く反映されないことです。

卑近なお金の例で考えてみます。たんす預金100万円は何年しても利息0円です。1年でも0円、3年でも0円。1%(単利)の利率がつく銀行に1年預ければ1万円の利息が、3年預ければ3万円の利息がつきます。たんす預金との差は1年で1万円、3年で3万円。同じ1%でも1年と3年では3倍の重みがあるということですね。

率は常に分母となっている重みと一緒に考える必要があります。

うる覚えの数学用語(笑)で言うと率は角度(ベクトル)積分計算が必要となる感じでしょうか?ま、そんな立派なものじゃないことだけは間違いないですね。

想定利率との関係(加重平均)

ただ、想定される率というのがある場合、それ以下だとむしろ何もしないでくれーということになる点が、ファンタジーの世界における率のもうひとつの特徴。

チーム打率が.280である場合に、.300打てる打者にはどんどん打ってもらいたいわけです。一方、.260しか打てない打者は、打席が少ないことを(打率との関係では)望んでしまいます。他のパラメータとの関係では出てもらいたいんですけどね。

これを示す簡単な数字遊びです。

8人で4000打席(AB)、打率(ERA).300のチームAと、AB4000、ERA.280のチームBが、あと2名選手を足すとします(実際のYahoo!のデフォルトは野手9名なのですが、数字が楽なので、10名を前提に書いています。というか後で間違いに気がついたのですが、書き直すのがめんどくさい・・・)。「9人目」のプレーヤーとしては以下のどの選手を選ぶのが一番効率的か?効果的な順に並べてみましょう。

a. AB400, ERA.310
b. AB200, ERA.310
c. AB400, ERA.290
d. AB200, ERA.290

チームAのERAは300なので、300より上ならば、打席数が多いほうが良く、300より下ならば打席数が少ないほうがいいことになります。チームBの場合、同様にERA280で考える。

よって、この理屈から純粋計算上は、以下のとおりになります。0は足さない状態。
チームA:a>b>0>d>c
チームB:a>b>c>d>0

どうやって計算するかというと、単純な算数ですが、例えばチームAにaを足すとすると、(.300*4000+.310*400)/(4000+400)と加重平均してやるわけです。それを並べたのが上記。

c, d はチームによって足したほうがよかったり足さなかったほうがよかったりするほか、重宝される順位まで違ってきます。チーム成績がいい場合には、打席数が少なくても極端に打率がいい人が重宝され、そうでもない場合は、打席数が多いほうが重宝されます。

これは非常に重要。チームにより当該選手の重要度が異なるため、この点だけからしても概念的には率をランクにするというのは不能。所与の想定値を勝手に決めちゃうことでかろうじて加重平均ができるようになります。ま、ある程度のところで、「えいやっ」とやってくれているなら、ランキングはつかいやすくなるんですけどね。

損して得をとる(分母の肥大化=安定化)

でも、率の不思議はこれだけにとどまりません。上記設例は「9人目」を選ぶという選択になっています。なぜ最後の一人ではなく、9人目にしたのかということです。それは10人目によってチームAの結果(cとd)が変わりえるからです。

例:10人目に以下の2名(特徴を持たせるべく相当極端な数字を持ってきています)が待っているとしたら、チームAは9人目にcとdのいずれを選ぶべきか(a, bはいないものとする)。

I. AB400 ERA400
II. AB400 ERA200

Iが待っている場合、全体の平均よりいいので、9人目までの分母が小さいほうがいい。よって、0>d>c。
IIが待っている場合、全体の平均より悪いので、9人目までの分母は大きいほうがいい。よって、9人目段階では0>d>cだが、10人目を考え合わせると、0>c>dとなる。

要は、分母を大きくすることにより、極端に悪いのに接しても全体の影響を抑えるということですね。少数精鋭より清濁併せ呑んで巨大化しておくと、瞬間的な最悪状況の影響を受けにくい。肥大化理論、コングロマリット理論とか、連環の計とかって呼ぶことも可能かもしれません。

ここは、実は大きなポイント。多少全体平均を下げても早く見通しを立てることが大事。最後で回復を狙わないというのが率の基本的な扱い方になります。

率はどのファンタジーのどの分野でも、率系以外も優れていて、かつ率もいいプレーヤーが後から加わることはまれなので、ドラフトでは、むしろ肥大化理論が生きてきます。最初に想定利率への流れを決めるようなプレーヤー(打率でいえば3割超の打者)を多数取るということです。

この2ポイントがある限り、当該打者の打率の重要性というのは直線状のランキングにすることはほぼ不能です。もちろんイチローのように打席数もやたら多く(ファーボール選ばない)、打率もやたらいい人は、間違いなく1番候補ですが、そんなわかりきったところではなく、ランキングに頼りたい真ん中あたりの完全なランキングを作ることは、昨年の成績に基づくランキングですら不能であるということです。

というわけで、必然的に「えいやっ」が存在する世界ということですね。

結論

以上を式っぽいものにしておきます。所詮文系の人間ですので、おそらくどこかに穴はあるんでしょうが。

方針1(加重平均):チーム打席数ABT、チーム打率ET、新規加入者xの打席数(分母)ABx、xの打率(分子)Exとした場合の、xの価値Xは、以下のようにあらわされます。

X=(Ex-ET)*ABx/(ABT+ABx)

これは上の説明に基づいた式ですが、実際は次のように考えるのが実践的かもしれません。内容は一緒なんですけどね。チーム一人当たりの平均打席数ABp、平均打率Ep(ETと一緒の値になるはずです)とすると、

X=(Ex-Ep)*ABx/ABp

グラフにと思ったのですが、T系・p系を所与としても変数が2つになるので、3次元のグラフになりそうで、頭の限界突破です(笑)。エクセルで価値を自動的に計算させるくらいが関の山ですね。

方針2(肥大化):2名のプレーヤーx1, x2がいた場合、

もし ET≒Ex1≒Ex2がいえるならば、ABx1とABx2を比べて大きなほうをとる。

トレードのときにエクセルで計算してやるといいかもしれません。

ファンタジーとの関係では、バスケのときに、肥大化理論でドラフトをして、加重平均でトレードを考えるといいかもしれません。なんせ現状のYahoo!バスケの総合点は加重平均しているものの、選手個人のランクは表面の率のみを問題としているようですので、ランクだけでみるプレーヤに対しては、ここでスプレッドをとることが可能となります(同じランクでも実際の価値が違う)。野球の野手は実はほとんど表面利率だけでいいんですけどね。。。。また後ほど書きます。一度に書くと長くなりすぎるので。


2008-02-26

08ドラフト5 たかが盗塁、されど盗塁

盗塁は、一番小さな数字ですが、最初にある程度確保する必要があります。


小さな数字

何度もいいますが、盗塁は一番小さい数字で、チーム合計で120で十分に争え、150あれば普通トップに立ちます。一人当たりにすると、12から15。

何かの間違いでみな年間2回くらい盗塁に成功するとする(ファンタジー的には絶対盗塁しないというタイプより間違って走るタイプを一応取っておく)と、必要となるのはわずかに100。一人10です。160試合ですから16試合に1回、月2回程度確実に盗塁してくれればいいことになります。ファンタジーで取られるような選手の出塁率は、350を下回ることはまれなので、誰でも1試合1.5回くらいは出塁します。月間25試合程度で、35-40回は出塁です。そのうち、2,3回盗塁(成功)していただけば、チームとして十分ということです。

どれくらい短期間で稼げるかというと、例えば昨年の盗塁王レイエスは、4月24試合で17盗塁しています。動きが雑になり常に突進していた8月では、25試合で23!

12チームくらいで争う場合、FAの選手でもレギュラーは大量におり、誰でも1試合で猛打賞のチャンス、3盗塁のチャンスくらいはあります。要は走る気です。日本で確か昔盗塁王争いをしている人が最後2試合くらいで7だか8だか盗塁して盗塁王(たしか20か30程度の低調な争いだったような。。。)になったように記憶しておりますが、盗塁は要はやる気です。

したがって、よーく選手の調子の波を見ておいて、レギュラースポットのうち1つくらい空きを作っておけば、結構こういう小さい数字というのは、後からでもなんとかなります。

ただ、120必要なうち、120全てをそれでそろえるのは神ならぬ身では無理な話で、ある程度、継続的に稼いでくれる人の確保というが必要となってきます。

継続して稼いでくれる人

「どういう人を継続的に稼いでくれる人として当てにするか」ですが、20盗塁が目安になるかと思います。

盗塁について人を分類すると、①絶対にしないタイプ(常に0か3以下)、②間違ってするタイプ(5から10)、③むらがあるタイプ(10台)、④期待できるタイプ(20以上)、⑤毎日期待しちゃうぞ(40以上)に分かれるかと思います。本塁打が目立つタイプでも②間違ってするタイプは結構いたりします。Adam Dunn、Lance Berkman、Ken Griffey Jr.、Aaron Rowand、Jermaine Dyeなど。これらがちょっとその気でその年8-10盗塁とかしてくれると、相当楽になります。ただ、無論、1くらいに終わる可能性もあり、そういうのを3、4人重ねるとそれだけでMAXと最小の差は20くらいにもなっちゃいます。

そこで、④期待できるタイプ(20以上)、⑤毎日期待しちゃうぞ(40以上)に注目せざるを得ないわけです。

希少価値

クローザーについては、良くその希少価値が言われますが、実は盗塁も希少価値であり、上位指名が必要なのではないか、と思います。

盗塁数について07年、06年の結果を見てみましょう。現在契約済みの人のみなので、盗塁王ロフトンとかは含まれていませんが、全体の傾向を見るにはいいと思います。


20以上

40以上

07

31

8

06

23

9



20以上全員でもおおよそ35名程度。各チーム3名計算です。

ちなみに、HRでいうと、


20以上

40以上

07

79

5

06

73

11



人数は倍です。盗塁の場合と違い、20というのはすでにボリュームゾーンですね。誰でも期待できます。この検討は本塁打の稿で。

人数でいっても、盗塁20と本塁打20というのは希少価値が違うことは一目瞭然かと思います。

ただ、もっと恐ろしい点は、12チームで行う場合、この35名のうち、相当の人数が使えないということです。

何度もいうように、選手一人の平均期待値は、80得点、20本塁打、80打点、10盗塁、打率280程度です。今、20盗塁というのを見ていますので、理想的な期待値は、80得点、20本塁打、80打点、20盗塁、打率280となります。

これを達成できる人が何名いるかわかりますか?

07年では、以下の8名。このうち上位4名は通常1順目指名、3順目が終わるまでには6名ほど消えているはずです。(下2名は要求する打率を290にすると消えます。)

Alex Rodriguez
Hanley Ramirez
David Wright
Jimmy Rollins
Brandon Phillips
B.J. Upton
Eric Byrnes
Corey Hart

なお、この8名のうち、06年も同じことが出来たのは、David Wrightただ1名です。無論Wrightを一番に指名するべきという趣旨ではないですけど。また、Upton, Hartは昨年始めのドラフトでは指名すらされていないのが通常です。それだけ、盗塁をこれくらい盗塁を「追加で」もっている人は少なく、最上位近くで指名するか、宝探しをするしかない。

なぜこんなに難しいか?それは簡単です。個人的な才能(長打力+走力)+中軸を打たせてもらえる信頼感(R/RBI)、走る気力・チーム方針(走れても中軸で次も長距離砲ならアウトになること、怪我をすることを考えて走らせないというのはもっともな戦略です)の全てが必要だからです。

盗塁を持った選手は何名か必要なので、この追加で盗塁を持っている選手だけを最初から選んで指名するのは不能です。

それだけに、何を失うか、どの程度失ってもいいのかという検討をすることになります。

ここで12名でやるパブリックリーグの特性が出てくるのですが、なんといっても30程度もチームもあるところを12チームで争うので、いいスーパースターしか使わないんですね。なんせ、クリーンナップとか中軸とか呼ばれる選手だけで100名おり、それで全員のほぼ全部の枠を使えるわけですから。とすると、選手には、一芸とか盗塁とかだけではなく、できれば他のも稼いでほしい。

一般に一芸選手として、HRだけ稼ぐ(率も低い大型扇風機と呼ばれることも多いです)と、盗塁だけでHRのない選手というのが比較されます。これはファンタジー的には圧倒的に前者が有利なのですが、それをちょっと考えてみます。

ホームランというのは、1回打てば、1R, 1HR, 1R, (と打率の上昇)が最低手に入り、うまく行けば、R/RBIはもっともらえます。球団もこれを期待してHRを打てる打者には中軸を任せることが多く、R/RBIはほぼ自動的についてきます。R/RBIと打順・チームについてはあとからまた検討しますが、この中軸ってのにならないと、R/RBIの両方を稼ぐのは結構難しい。

一方、盗塁です。一度走っても1SBを稼ぐだけ。ちょっとRを入手する可能性が増えるかな?という程度。したがって、SBを稼いでも他のポイントを相乗的に稼ぐことが出来ず、これだけ単独で稼ぐという行為が必要になってきます。このため、盗塁の方が数が少ないにもかかわらず、20盗塁しているひとと、20本塁打打つ人を比べると、他が全て一緒の状態からスタートすると、20本塁打の人がバランスよくなると考える理由です。

実際、走るだけで、HR/RBIが少ない選手は大量にいますし、AVGまで少ない選手ってのも結構います。いずれもレギュラー。ただ、ファンタジー的に使うのは難しいですね。

80得点、20本塁打、80打点、20盗塁、打率280という基準から大きく下落する許容値として、仮に50得点、10本塁打、50打点、20盗塁、打率260というのを立ててみます。

昨年の成績で言うと、20盗塁している人(39名)のうち、これらの数値を満たさないのはそれぞれ、以下のとおり。

50得点未満

2

10本塁打未満

16

50打点未満

13

打率260未満

5



一応この各最低基準を満たすのはわずかに19名(先のエリート8名を含む)。一人25盗塁平均とすると、各チーム40SBくらいしかこの層から取ることが出来ません。実際は、本気でプレーしていない人の方が多いので、この層からだけとるということも可能であり、それを目指すべきですが。

一応、この最低ラインを割り込んでいる人をどう考えるかについても書いておきます。

使いたくないのは数字の大きい順。打率、得点・打点、本塁打の順でこれに足りないのを使いたくないのが原則。むろん、乖離の幅にもよりますし、チーム事情にもよりますが。

得点と打点の関係は、上記のとおり、SBは得点くらいにしか響かないところ、得点すら低いのでは、、、と思われ、現にこれに該当する2名は、本塁打、打点ともに基準を満たさないので、まずなしです。

こう書いてくると、いかに盗塁を120取りたい選手から取ってくるのが難しいかということがわかるかと思います。逆にそれが出来れば、本塁打はじめ、後のパラメータの難易度を考えると、結構野手のパラメータは上位にいけます。

指名すべき人数

何度もいっているように盗塁は小さな数字であるため、一見一人か二人のものすごく稼ぐ盗塁王タイプを指名すればそれで必要な数字が達成できるような気がします。

ただ、これはものすごく危険な考え。一人に頼るということはその一人が怪我をしたら基本的にはおしまい。また、その一人はいかなる事情があってもトレード不能(同等かもっといいSBを取得するためは除く)となります。よって、盗塁は出来るだけ多い人間で稼ぐ形にしたほうがいい、ということになります。これは盗塁だけではなく、ホームランとかその他のパラメータも同じなのですが、盗塁が一番小さな数字であり、現に07年だと、Jose ReyesとJuan Pierreで必要な盗塁数を上回ることができる(144盗塁になります)ため、誘惑が強く、より注意が必要となるのです。長いレギュラーシーズン、もっというならどのチームで着実に順位を稼ぐには安定が大切です。

では、何人に割り振るか、また、⑤40盗塁以上を取得するという意味はどこにあるのか、というのが次に問題になります。

昨年遊んだ感じからすると、シーズン終了時に20盗塁できる人が最低5名、できれば6名ほしいところです。また、40盗塁できる人は2名とカウントするのではなく、あくまで1名とカウントし、目標盗塁数に達する確実性があがった、よりアップサイドがあるというような感じで理解すべきかと思います。

昨年SB20以上だったのは39名で、ある程度他のパラメータを考慮して積極的にとりたい人は、機械的に見て19名(機械的にとしたのはこの中にはイチローは入ってこないのです。本塁打が足りないため。ただ、打率のよさを考えると当然順位によっては指名していい選手になるので、機械的にと書きました)なので、これから5名ないし6名指名するのはほとんど不可能に近いです。ピッチャーはじめ指名しないといけないポジションはたくさんありますので。

では、どうするか。

あくまで必要となるのは最終的に20盗塁に達する人をきっちり取れていること。そのためには、39又は19と言っている母集団をもう少し柔軟に考えてやることが大事です。08年に20盗塁に行きそうな人、行く可能性のある人をきっちり指名してやることが大事になってくるのです。

ひとつは新規に20盗塁クラブに入りそうな人。これについては後ほど書きます。

もうひとつは復活組。例えば、昨年怪我で泣いたSorianoは19盗塁であり上記類型に入っていません。彼なんかは過去7年中5年で30盗塁、うち3年で40盗塁しており、今年1番を期待されていることからしても(年齢を考慮しても)、20盗塁計算できる1名だと思います。復活組みの元のいい成績のハードルは当然20より高く設定すべきで、30盗塁を少なくとも2年程度やっていることくらいがいいのではないかなと思っています。

こういった人を含めて、5、6名は20盗塁近く行きそうという人をドラフトで指名できていれば、ま、ドラフト時としてはそれでいいんじゃないでしょうか。何せちいさな数字ですから、あとから補強が可能です。

どのポジションで走塁を確保するか

問題は、では「ドラフト選択時にどのポジションで盗塁を取りに行くか」です。ポジションは全部で10個このうち5、6個となってくると結構な数です。

ちょっと先ほどの39名のポジション分布を見てみます。なお、複数のポジションを守れる人がいるので、合計は39名を上回っています。


8名中

19名中

39名中

OF

3

10

23

2B

2

4

8

SS

3

3

8

3B

2

2

3

C

0

1

1

1B

0

0

0



結果は明白ですね。外野が狙いどころ。次に2B/SS。外野はいつの世も5ツールプレーヤーが多いところです。守備の負担が軽いというのが主な理由です。2B/SSは、小技が出来る人が昔から守るところで、足は速かったりします。ただ、日本と違い、運動神経の塊みたいなひとが守っていたりもするので、そういう場合は、本塁打も打てたりします。サード、キャッチャーはあくまで例外。今年をみても、19名にはいっているのは、かのAロッド、ライト、マーチンの3名のみです。去年はシェフィールドが1塁を守れたので、故障までは重宝したのですが、今年はいません(OFしか守れなくなっています)。これも例外事例の1つ。

一般的に20盗塁が期待できる人は、OF/2B/SSにいるということになります。

1つ注意すべき点は、OFと2B/SSは若干39名ワクの内訳が異なるということです。OFは攻撃力がある選手というのが定着しているので、39名またはそれ以上のpotential 20Bのなかでも、打率と盗塁はあったり、単に試合数が少ないだけという選手がいたりしますが、2B/SSの場合、ベテランでフルに試合に出ている人が、19名には入らずに39名にはいるというラインに多いということです。すなわち、2B/SSでも走塁に加えて攻撃力というのまで求めだすと、その他のポジションと同様に相当トップでないと取れないことになります。

ドラフト戦略への反映

では、これを踏まえて、ファンタジーの戦略的に、どのポジションでpotential 20SBを確保するか。

人により戦略は違うでしょうが、私の一般的な戦略としては、①「OF3つ、Util1つは絶対」、②「あと2つを2B/SSの攻撃力がある人又はその他のポジションからとる」というものです。potential20SBなので、10ちょっとで終わってしまうこと、全く活躍できないことも考慮に入れると6名狙いたいところです。

先ほどの記載のとおり、①は後からでも取れますが、②は、結局ドラフト上位で取るということに他なりません。一般化できないほど数が少ないですからね。

こういう選手を上位で取るインパクトは、結構あります。他のチームが同じ盗塁の合計値にいたるために盗塁の専門家を取ることになり、その分RBI・HRのチーム合計がこちらに有利になるのです。

例えば、CでMartinをとり、もし、今年も20盗塁したとします。他のチームのCは多いところでも10程度で、通常は0です。したがって、このポジションで20ほど盗塁が有利になります。

その後、他のポジションで同じ盗塁数の選手を取ると、走塁の総合値でこちらが勝ちますし、走塁でこちらを上回ろうと、無理に走塁をとりに行くと、その他のパラメータでこちらが容易に上回れるということになります。

したがって、OF以外で攻撃力のあるpotential 20SBというのは、たとえプレミアを払っても相応の価値がある場合が多いといえると思います。で、得られる価値は、一般に盗塁する人がいない「2B/SS以外」の方が2B/SSよりも高くなります。

こういうインパクトを考えて上位指名でSBを取るとすると、そのポジションで他のプレーヤーに比べて「+20SBのインパクト」というのがひとつの目安になるかと思っています。本当はOF/2B/SS以外でpotential20SBのある人を上位指名というのが理想ですが、結構難しいので、若干OF/2B/SSでとることも妥協、その代わりに+20SBを求めることにしたというところです。OF/2B/SSの人はpotential40SBということで、今年「⑤40以上盗塁」を期待できる人ということですね。

具体的には、OF/2B/SSでpotential40SB、その他のポジションでpotential20SB。これがあって攻撃力がそこそこあれば、上位指名のプレミアを払ってもいいと思えてくるのです。

今年の指名では、その他の要素も考え合わせてAlex Rodriguez, Hanley Ramirez, Jose Reyes, David Wright, Jimmy Rollins, Alfonso Soriano, Ryan Braun (3B), Carl Crawford, B.J. Upton, Brandon Phillips, Russell Martinがこの候補で、このうち2名指名できるといいなと思っています。それぞれ不安要素はありますし、その場のノリで実際は違う指名になってしまうことも多数ですが。

07年を踏まえた、新規20盗塁クラブの取り方は、OFについて書くときに書きます。

若干中途半端ですが、つかれたので結論。

12名のリーグでは出来る限り最初のあたりの攻撃力がある人で盗塁を確保してしまい、後の盗塁はOFに期待、どうしても足りなければ2B/SSで補うということでしょうか。

いかがでしょうか。

表がうまくいかないが、ご愛嬌ということで。


2008-02-25

08ドラフト4 大きな数字をとれ<盗塁重視

パラメータが10個もあると、「どの数字を重視すればいいか教えてくれ!」という気分になることが往々にあります。どういう数字を重視すればいいかちょっと考えてみました。


話を単純にするために、野手に絞って考えてみます。

野手のパラメータは、得点、ホームラン、打点、盗塁、打率の5種類。目標値は大まかにいって順に800、200、800、120、290。選手によって稼いでくれる数値は異なるので、どの数値を稼いでくれる選手を取るのが効率的かというお話です。

気がついたら盗塁がないチームに仕上がりがちだから気をつけるように、とはよく言われることです。何でこうなるのでしょう?

一般に、ファンタジーでは(フットボールは相変わらず良くわからないので、野球、ホッケー、バスケの3つとお考えいただいて結構です)、大きな数字を先に確保すべきという原則が当てはまるかと思います。

どういうことかというと、合計値が大きいものについて、これを稼いでくれる人を優先するということです。

なぜ、合計値が大きいものを優先するか。

大きい数字ほど、使用する全選手が一体となって稼いでおり、差がついたときに後から取り返しにくいからです。

例えば打点とホームランを考えてみます。Aチーム(ファンタジーではなく実際のチームを想定)ではホームランを量産するチーム方針を採っており、年間ホームラン200本とします。で得点は800点。Bチームはスモールベースボールの方針でホームランを求めないとします。しかし、Bチームも勝つ必要がある以上、得点はとります。その結果、ホームランは120本かもしれませんが、得点は600点くらい稼ぐ。

実際に選手を入れ替えて見るとわかりますが、例えばBチームがホームラン60本打つ怪物4番を手に入れるとどうなるか。前の4番(おそらくホームラン20本くらいでしょう)に比べてホームランは素直に40本増えますが、打点はどうでしょう?おそらく多くて30-40点くらいの増加じゃないかと思います。その結果Bチームは160本、640点打線になる。ホームランの差は一人で半分に出来るが、打点の差はそこまでうまらない。日本で言うと某東の球団がFAで大砲を一人取るたびに優勝騒ぎになるものの点がそこまで取れないのはここら辺が理由じゃないかとみています。やはり4番級を「大量に」取れば前後のつながりも増え、得点も増えるはずですから。

何がいいたいかというと、打点というのはホームランに比べて一人の結果ではなかなか差を埋められないということです。数字上数パーセントに見えてもその差は大きいのです。一方小さい数字は、運がよければ(または見立てがよければ)結構簡単にうまる。

数字が大きいということは、全選手が稼いでいるほか、コンスタントに稼いでいるということもいえます。

例えば160試合で120打点を稼ぐ選手(打点マシーンタイプの選手)は1試合約0.7打点稼いでいる計算です。無論3,4打点を稼ぐ日も0の日もありますが、その差は0.7を基準として0%-500%の幅。

一方、160試合で20盗塁する選手の場合(結構盗塁することが期待されている選手)、1試合約0.1盗塁です。盗塁をしなければ0である一方、1つでもすれば1000%、2つしようものなら、2000%です。先の打点の例で2000%となると14打点でプロ野球記録物ですから、その差は明白です。

だから大きい数字で負けだすと、どうにもならない。一日にしてならず、です。よっぽど工夫しない限りその部門は全体の群れ(真ん中辺)には紛れ込めてもトップにはなれない。

一方、小さい数字というのは、一人で変われる。化物一人採るだけで簡単にトップに立てたりしがちです。例えば盗塁で言えば、レイエスのように70盗塁する人をとるだけで結構勝ち。

じゃ、「盗塁取に行く方がいいじゃないか、簡単に取れるんだし」とはなりません。この段階では。

とらなければいけないのは盗塁だけじゃなく全部門だから。これがH2Hの場合、最終的に半分の部門を相手より上回るというのが目標になるところ、全部門同じ配点ですから、無論、とりやすい小さな数値からとりにいっちゃった方がいいのですが、Rotisserieの場合、どの部門も捨てられないので、大きな数字を先にとりに行く事が不可欠となります。

そのため、この段階ではまだ、盗塁重視という傾向は出てきません。あくまで大きな数字重視。

じゃ、大きな数字として、何が大きな数字なのか。打点、得点、盗塁、本塁打の比較はその数のままやるとして、率はどう考えればいいのか

率は分母(分子ではなく)で考えるべきです。打席数(AB)が分母ですね。一人当たり500-600ありますので、ざっと5000超。

これが一番大きな数字です。

ファンタジーの数字上は、どのチームもだいたい.280-.300に落ち着くこと、ヒットを打ったり打たなかったり、猛打賞になったりその日の結果だけ見ていても見えにくいこと、年により、月によりばらつきがある打者が多いことなどから、軽視されがちですが、これが一番大きな数字です。

したがって、一般のファンタジーの経験則からすると、
打率>打点・得点>HR>SB
が数字の大きな順になり、この順で先に抑えるべきことになります。この順であとから挽回するのが難しいから、ですね。

ただ、もう2つほど、視点を足してやる必要があります。

1.希少価値

考慮すべきは、「その部門を稼げる人がどのくらいいるのか、どういった選手が稼いでいるのか」です。

極端な話、盗塁できる選手が世の中に1名しかいなければ、その選手を取ればその部門を制することが出来、出来なければまったく点を得られないということになり、大きな数字じゃなくても、一番最初にとりに行くべきもの、となります。希少価値が高いのです。

そのため、原則としては、大きな数字を見に行くものの、希少価値が高いものは全てを差し置いてとりに行くということです。この希少価値というのは、ファンタジーでの選手の価値をはかる上で、常に原則に対立する例外として出てきがちです。

ここでも盗塁が出来て、なおかつ取りたい選手が少ない(別途書きますが)という事情を加味すると、最初に盗塁をとりに行け、という結論になります。

2.安定性

なお、もうひとつ考慮する要素としてどのくらい安定しているかというのがあります。選手の個人的な方向性、全体の方向性の両方を考える必要があります。

例えば打率。イチローは打率いいですが、07年は.351、06年は322、05年は.303と、まぁ、結構違うわけです。どのくらい違うかというと、チーム打率を.290で、打席数が一定とすると、07年は+061、06年は+032、05年は+013。どのくらいプラスかという観点からすると05年は07年の2割しか価値がないというくらい違います。イチローの打率はこれくらい上下することを考えると.310-.320くらいの価値と見積もらざるを得ないわけです。ま、彼の場合生涯打率を考えて.333とかでもいいんですけどね。

イチローですらこれですから他の選手は押して知るべきで、結構簡単に5分くらい打率は上下します。

一方、打率でも、先日トレードになったMiguel Cabreraの場合、3年間が、.323, .329, .320と非常に安定しています。したがって(トレードがなければ).320は「少なくとも」期待できるかな、とか思えるわけです。

よって打率は、「全体的には変動が激しいが、たまに安定している人がおり、できればそういう選手で稼ぎたい」となります。

こういう風に各パラメータを自分流に特徴づけると選手の能力を見たときにぱっと分類できるようになると思います。

最後に、ここでの記載だけからは、判然としませんが、以上の諸点を考えて、個人的に重視している順番は、盗塁>打率>打点・得点>HRです。

ドラフトではふらふらいろんな選手に目がいってなかなかこれを守れないのが難点ですね。なお、重視の仕方というのもあるんですが、これも又別途。

08ドラフト3 レギュラーをとる

Yahoo!のパブリックの場合、ドラフトをしたらそれで終わりではなく、その後日々add/dropやらトレードやらで選手の入れ替えを行います。したがって、ドラフト時もそれを想定して指名する必要があります。


Rotisserieの場合、バランスが大事といわれます。何かというと、すべてのパラメータを破綻なくチームを作ることが大切と言われます。例えば、走りまくるがHRはないとかいうチームにならないように。

そのために何が必要かというと、「各ポジション満遍なく指名していくこと」、これが唯一絶対だといわれています。1BでHRを打ちまくる人をとったら、次は盗塁する人か先発投手を取るという感じで。

これを否定するつもりもないのですが、絶対の真理か?というと、そうかな?とも思います。

例えば、ポジションA、Bがあるとします。いずれもレギュラーとして要求される数値は8、選手はそれぞれA1(能力値9)、A2(7)、B1(7)、B2(3)の4名がいるとします。これをX、Yの2名で、XYYXの順でドラフトするとします。

このときにXは何をとるべきか。

上記、バランス理論からすると、合計値が最大となるB1をとるべきことになります。この結果、XはB1(7)、A2(7)を、YはA1(9)、B2(3)をとり、Xの合計点は14、Yの合計点は12で、Xの勝ち。「最初にA1をとりに行かないバランス感覚が大事なんだよ」ということになろうかと思います。

でも、実際を考えると、これは妥当といえるのか。ポジションにもよりますが、個人的にはNOです。

問題は、レギュラーとして8が要求されるということ。Xは先にとりに行っているのに、レギュラーなし、Yは後からとりに行っているのにレギュラーありという結果になっているのです。

ドラフト後のadd/dropで何を落とすかというと、レギュラー級以外です。add/dropを頻繁にすることを想定すると、必要なのはレギュラー級をたくさんそろえること。もちろんポジションにもよるのですが、現実の世界は常に競争が行われており、いつでも新勢力の台頭というのはあるのです。

新勢力は最初瞬間風速で8くらいの実力をみせ、大概はそのままおちていく(例えば2以下に)のですが、たまに8を維持したり、6でとまったりします。これらを宝くじを買う感覚でとりに行くのがadd/drop。

この新勢力はシーズンの序盤終盤を問わず常に出てきており、まめに見ていれば、パブリックくらいの人数(12名)であれば、誰でも「宝くじ」を購入できます。

先ほどの例で言うと、Xは7を2名、Yは9と3を持っています。ここで瞬間風速8の人が出てきたとします。

大概の新勢力はそのまま落ちていくので、Xは新勢力が最終的に7以上の力があることを確信できないとそれをとることが出来ません。一方、Yは、どうせ失うのが3であれば、一瞬の8だけでもありがたいではないか、とどんどん「宝くじ」を購入するのです。

「宝くじ」には一定確率であたりが含まれるので、大量に購入すればいつかは当たるのです。で、常にXよりもYが先に宝くじを購入し、Yが「あ、これだめだ」と思って捨てるくらいのタイミング(たいてい1,2週間後)でしか、Xが購入を決断できないとすれば、当たりくじは相当の確率でYの手に渡るのです。

当たりくじを引けば、レギュラー級が手に入ります(例えば8)。

その結果、Xは7が2名、Yは9と8の2名となり、Yが勝つ。Xは「いいんだけど、レギュラーには一歩及ばないよねぇ、捨てるに捨てられない選手だ」というのだけ抱えることになってしまう。

こうなるんじゃないかなと思っています。

トレードをするなら、見せ玉として、7を持っておくというのもいいと思います。選手の入れ替えが完了するまでのあいだ、7の力を発揮し続けてくれるのも魅力ですし。ただ、トレードで、レギュラー級をとりにいくとすると、7の人2名とかで9をとりに行くことになるのですが、これって、やっぱり、ひどいトレードなんです。また、別途書ければ書きますが。今年はこれをやりまくる人がいるリーグ以外ではなるべくやりたくない(あくまで9と9を交換するトレードを目指したいなと)ので、この方針からもレギュラーと未熟な控えという選択をすることにしました。

結論としては、レギュラーをとりに行く、できるだけ多くのレギュラーをとる、という、書いてしまうとあまりに当然で身も蓋もないのがドラフト戦略の第一歩。

野球の場合ポジションが多いので特にこれを気をつけるだけでずいぶん違います。

08ドラフト2 ランクの見方

この一年、ファンタジーをやってきました。野球、フットボール、ホッケー、バスケと。そのうちでもポジションごとに一番方向性が違うのが野球でした。


大リーグはレギュラーシーズンが162試合あり、通常1週間に6試合-7試合行います。要は月曜日に休みがあるかないかは週により違いがあるものの基本的に毎日。たまにダブルヘッダーすらある。

この結果、レギュラー野手は毎日登場します。一方、先発は5名のローテーションとなり、ローテーション投手でも基本的に5試合に1回です(レギュラーが毎試合登場しないのは野球の先発投手だけ!!)。セーブを稼いでくれる抑えの投手は、各球団基本的に1名で、潜在的には毎日登板の可能性があります。

日本人からすると、結構当たりまえのこのシステム、他の競技と実は違う特殊性があります。例えば、ホッケーやバスケは1週間に2-4試合行い続けます。各ポジション年間試合数(それぞれ約80)分選手を使えるのですが、例えばレギュラーが怪我でその日出られなかったことが後からわかっても回復が可能。レギュラーがその日出なかったことにより、そのポジションは1試合分余裕が出来るのですが、毎日試合が行われるチームが異なるため、容易にこの不足分は挽回可能なのです。

野球の場合、野手は毎試合試合に出て、しかも試合は基本的に毎日。となると、一度怪我で浮いてしまった試合数はなかなか消費が出来ないのです。大リーグは疲れをためないように特にベテランとか、キャッチャーなどの負担の重いポジションは162試合出場させません(松井の連続試合出場が尊重されたのはあくまで例外です)。この定期的な休みというのは実は不定期で、結構よめないのです。怪我とかのまとまった休みであれば、その間代役をということが必要となるのは当然ですが、この、定期的な不定期休暇というのは、曲者で、ベテラン重視の場合、結構これの結果、全試合使い果たすのは難しくなったりします。

先発投手の場合、バスケやホッケーと同じ状況になります。あとからあまっているイニングを使い切ることが可能。したがって、最悪SPのadd/dropを繰り返せばだれでもイニングを使い切ることが出来ます。

抑えの場合、毎日潜在的に登場の可能性があるため枠は使わないといけません。ただ、登場しないとイニングは消費しません。毎試合枠を使うという点では野手と一緒ですが、イニングは先発投手と共用なので、全イニングを使い果たすのが難しいということはありません。むしろ、リリーフの場合、しっかりと押さえ投手であるかが問題。抑え投手は各チーム1名しかいないので、これをしっかり取れているのかというのが問題となってきます。

では、この検討から何が言えるか。

野手は、総合成績を、先発投手は、平均成績をみろということです。

野手は、毎日使うので総合成績が大事。10試合あって8試合出て各試合6の力を発揮する人(合計48)より、10試合出て各試合5の力を発揮する人(合計50)の方が上です。残り2試合の枠をうまく使うのは極めて難しく、結局10試合出ているのと一緒になりがちだからです。

一方投手は、10試合のうち3試合登板して5の力を発揮する人より、2試合で7の力を発揮する人の方が使いやすい。残り1試合、例えば4の力の人を登板させることができるからです。

Yahoo!では選手のランキングというのがあり、それで数字で順番を見ることが出来ます。他のゲームでは相当怪しいこのランキング、野球は結構頼りになります。投手-野手間の整合は年によっても投高打低、投低打高がことなり、結構難しいので無視して大丈夫。また、投手間でも先発と抑えの整合性も無視してOK。ただ、野手同士、先発同士、抑え同士というの比較は、第一義的にはこのランキングを見てしまって大丈夫かと思います。この点、ホッケー(PIMがあやしい)、バスケ(全部怪しい)よりも本当に素直に信じることが出来ます。

どういうことかというと、このゲームは、パブリックの総合成績で、野手は800得点、200本塁打、800打点、120盗塁、打率.280、投手は90勝,120セーブ,1100奪三振、防御率3.70, WHIP1.26くらいをとりにいくものです(先日と数字が違いますが、ま、どこら辺の順位を想定してしゃべっているかの違いです)。例えば野手で言うと、盗塁王と首位打者どちらに価値があるかというのをランク付けしないといけないわけです。ここら辺のランクが結構感覚に合う形でランキングになっているように思います。一人当たりの想定平均盗塁が12、打率280として、60盗塁する人と、打率.350打てる人、倍率的には前者がダントツです(500%と125%ですからね)が、こうはポイント換算していないようで、率の人も結構いい感じで順位を稼ぐことが出来てます。

個人で全てのパラメータを管理しつつ、有力新人とか調子のいい人を探すのは至難の業なので、このように一直線上に並べてくれるのは極めて助かります。

選手一覧で、Rankという表示設定にすると、もともとのランキングであるORank(これもシーズン中結構変わるので完全にあてになるわけでもない)、今シーズンのランク(総合)、この1ヶ月のランク(総合)、この1週間のランク(総合)、今シーズンのランク(平均)、この1ヶ月のランク(平均)、この1週間のランク(平均)、と並べて表示してくれるのですが、野手の場合、総合を、投手の場合平均を見ていくのがいいのかなと思われます。

野手の場合、この1ヶ月は最近の調子を(今後レギュラー級の活躍が出来るかを占える)、1週間の成績は直近の成績を(猛打賞とか3打席連続本塁打とかありえるのであまりあてにならないが、中身によっては、使える場合もある)示すものとして見ています。また、先発投手の場合は、1週間1回か2回の登板なので1週間は前回の登板を、1ヶ月は直近の調子を示しているといえるのかなとみています。

なお、抑えは基本的に落ちていないので、調子を見てとったり落としたりということはなく、せいぜい1ヶ月のセーブ数をみて、押さえが変わったのかな?と推測する程度で、抑えである限り基本的にadd/dropをすることはないです。

08ドラフト1 人から奪わずに勝てるか?

昨日今年初めてのfantasy baseballのドラフトをしてみました。一応2年目なので昨年の反省を踏まえつつ、若干考えてみたので、備忘的に記したいと思います。


昨年は、初年度ということもあり、迷走もありました。このゲーム、トレードが面白いのですが、トレードではややもすると、明らかに、「それはないだろ」というトレードが横行します。去年は初年度で、最初にトレードでいい選手を巻き上げられたのもあり、結構詐欺的トレードで儲けるほうになるように努力もしました。各ゲーム初年度はやはり外国人にはつらく、選手も、時としてはルールまでも良くわからず、どうしてもドラフト、その後の動きで迷走しがちなので、こういうトレードで復活させてもらわないとと割り切っていました。大概どのリーグでもこういったトレードを1,2回すると上位確定です。それくらい確実に効く。

でも、こういうトレードはやっぱりよくない。また、こういうトレードをしてもトレードしていない人に負けることもあることから、こういうトレードしなくても勝てるチーム作りってのも出来るのではないか、という観点から2年目はドラフトに望むことにしました。Yahoo!の説明書きにもフェアプレイとかいてありますしね。

プラットフォームは例によってYahoo! USA(数値の検討がしやすく、ただなのがいい)、方式はズルが難しいRotisserie、パブリックリーグです。

ドラフトの方針とかは、リーグのルールにより大きく異なり、例えばアメリカンリーグだけとか、投手でもホールディングがありとか、外野が3つに分かれているとか、捕手を2名指名しないといけないとか、そういったことでぜんぜん異なってきます。あまり幅を広げても難しいので、とりあえず、yahooのパブリックルールのみやることにして、検討してみました。

ちなみにパブリックルールは、C/1B/2B/3B/SS/OF/OF/OF/Util(どのポジションの選手でもOK), SP/SP/RP/RP/P/P/P, BN/BN/BN/BN(ベンチ)の21名指名。このほかにけが人をinjury reserveとして1名確保可能。競うパラメータは、野手はR/HR/RBI/SB/AVG, 投手は W/S/K/ERA/WHIPのそれぞれ5つです。


2008-02-14

ファンタジーベースボール(ドラフト)

さてさて、誰にも真剣に読まれないことを承知のこのコーナー、今日(今月、となるおそれもあるがそれはさておき)は、ドラフト戦略について。


前提として、Yahoo! (US)のパブリックリーグ(Rotisserie) のルールを念頭に置いています。ルールについては昔書いた(はず)なのでそちらをご覧ください。

選手は大量に表示される(1000名くらい)のですが、実際にドラフトされるのは12*21の252名。そんなに多くはないです。

各チーム9名の野手(DH込み)+5名のローテーション投手+押さえというこのルールで必要になる選手を考えても、大体450名くらいレギュラーでいるのですから、そのうちの上澄みだけ取って有名選手で遊ぶことになります。

とはいうものの、日本人は相当のマニアではないかぎり、初めてゲームをやるときに250名以上の名前(と成績)を知っているはずもありません。ここら辺は諦めが肝心。

昨年一応遊んだ経験から、もし、今年始める人がいればなんらか足しになればと思い、書いておきます。

感覚的に、RP(押さえ・depth chartでみることが可能。それ以外の中継ぎは一切不要。)はたりない。各チーム3-5名の押さえを獲得したいところですが、大リーグ全体でも30名程度しかいないため、全員の欲求を満たすのは不能。したがって、率系へのインパクトの小ささを加味しても、取りに行く必要があり。

SP(先発)は後からでも取れる。なんせ150名近くいる中の50-60名くらいしか使わないのだから。基本的に三振奪取率が必要。あと、思いのほか勝ち星。押さえるかどうか(ERA、WHIP)は運だと。無論防御率などが毎年毎年ほとんど同じという安定した人は、それに頼ってもいいと思います。

野手もレギュラーが大量に落ちている(レギュラーのうち4割くらいしか使わない)。ただファンタジーに使えるのって基本的に各チームのクリーンナップか1番打者だけなので攻撃数値的にどうしようもないレギュラーも多数。昨年のロイヤルズとか、メッツの下位打線とか思い浮かべて見てください。下位打線は目も当てられない。

人材的には、今年は1B,2Bは豊作、SSは上位を逃すと結構大変、3Bはいるといわれるが個人的にはいないように思われる。また、OFはいないといわれるが、いると思うという感じか。多分自分がほしいタイプの選手と一般にいいといわれる選手に若干ずれがあるからと思われる。Cは当然ほとんどいない(逆に誰も稼がないので稼がなくていいと考えることも可能)。HR/SBが必要なのは当然として、以外に要注意なのがR/RBI。弱いチームの主砲って、結構これが稼げないのよ。3割30本打ったときに、強いチームだと、110・110くらいいっちゃうのに、弱いチームだと80・80どまり。数字が大きいし盗塁とかに比べて何倍もある人とかいなくて、なんとなく差がなく取り返せそうな気になるが、なかなかどうして。

日本の感覚と同じで、1B, 3Bは打つが走らず、2B,SSは走るというのがイメージ。ただもちろん例外もおり、日本以上に2B,SSでも振り回す人は多い。走行守あるひとが守備負担を考えて外野転向というのがあるように、5tool(R/RBI/AVE/SB/HR)すべてある人が一番いるのが外野。特にHR・SBの両方そろっているのは。ただ、以外に外野手(かつHR/SBある人)のR/RBIというのは弱い気もしている。

目標とする数値としては、900R,900RBI,150SB, 200HR, .300AVEが攻撃ポイントで11,12をとるために必要な数値。投手系は90W,120SV,1100K,3.7ERA, 1.26WHIPでおそらく11,12ポイントとれる。結構ドラフトの参考になるよ。ドラフト段階で見通しがこれに達するのはありえないと思うけど、上位ピックのときにどれくらい貯金ができているかというのはこれで確認できる。なんせ一般にトレードはそんなに活発ではないから、どれだけトレードしなくていいポジションを作ることができるかというのがひとつ目標かと。

ランキングは各サイトさまざま。ルールが違うからというのもあるが、今年どれだけ活躍するかという見方がぜんぜん違うというのも大きいと思われる。今年の予想成績を公表しているところも多数ある。

今年は最初から相当数の選手を知っている以上、考えて動くことにして、あまりadd/dropをしない、ひどいトレードをしない、(要は選手に愛着を持つ)というのが目標です!!

というかこのスタイルになれないと日本に帰ってからも継続して遊ぶことがむつかしそうなので。

友人に送ったメールをもとに、ちょちょっとなおしたもので、久々のエントリの割には文章の質がいまいちだなぁ。。