2007-11-26

阪神・オリックスの馴れ合いトレード

阪神とオリックスからトレードが発表された。
勘弁してくれ、本当に・・・


毎度のことだが、オリックスからまともな選手が来たことはない。今回の補強は、若手投手(先発実績なし)と内外野の守備補強だそうな。名前をここに列挙する気にもならない。個人的にうらみはないんですが。

出て行く選手は浜中と吉野。

今年の成績で明らかなとおり、阪神の補強ポイントは、長打力と先発投手。なんら議論の余地はない。

オフの動きで、広島から新井を、日ハムから金村を獲得。いずれも弱点を補うものと評価可能。

ただ、阪神は、今年先発が5人必要なところ、1人もいない状況であった。また、長打を打てる選手でかつ、出場できるのは金本のみという状況。チーム2番目にホームランを打った林は、来期の出場、ひいては選手生命すら危ぶまれる状況。

ドラフトでは、くじをはずしまくり、高校生の中田という長距離砲、大学・社会人の大場という即戦力投手のいずれをもはずす。その結果、即戦力とは言いがたい高波、怪我がある白仁田を獲得することになった。

FA選手については、新井を獲得できたのは評価できるものの、当て馬にすらなるか微妙な状況の中福留獲得に動き、むしろ先発として獲得を検討すべき石井にはオファーすらせず。

外国人については、一度は首をと考えていた選手とどんどん再契約。ひとえに、いい選手が見つからないからに他ならない。

この状況では、引き続き、大砲・先発を補強すべきであることは火を見るより明らか。

HRを打てる選手はそうはいない中、あえて浜中を出すなら、大砲・先発の可能性のある選手をどうしても取る必要がありそうなもの。

その中、なぜあえて中継ぎと守備固めなのであろうか。

オリックスには、阪神OBの中村GMがいる。中村GMと阪神球団は今もパイプが太いそうな。まぁ、オリックスとしても、阪神・オリックスであれだけ監督として負けまくった人物をGMで迎え入れる以上、何らかのメリットを見出す必要があるのでしょう。

ただ、阪神は何の必要があってオリックスを支援する?まぁ、支援というほどのことではなく、なんとなく両方ともで役に立たない選手をなんとなく馴れ合いで交換しているだけのような気もするが。

このトレード、浜中、吉野を出すことについては、強い異論を唱えるつもりもないのです。いずれもパリーグという新天地で活躍できる可能性があります。

ただ、何を取得するかというのは本当に謎。何がしたいんでしょうかね。トレードは、出す選手のことではなく、出して新選手を得た後のチームのことを考えて行ってほしいものです。

思い起こせば、シーズン中も、同じく潜在長距離砲の喜田を出して、広島から山田を取得しました。山田は、トレード後、阪神で4試合3打数0安打。Yahoo!の選手紹介では、走塁がいいそうな。でも、1軍では、2006年に2盗塁だけですよ。喜田はウェスタンでタイトルを取りまくっていたのですから、彼が1軍で力を発揮できる環境を整えてあげるのが一番だと思っていたのですが。喜田に新天地というのがいいのかもしれないというのは納得ですが、阪神は自分の弱点を補強する気があるのか?なぜ、走塁をとりに行く?これも意味不明のトレードでした。

今年のトレード、金村はいいとして、喜田・浜中という阪神の数少ない潜在長距離砲を出して得てのは、走塁・守備ですか。本当にそんなものが今の阪神に必要ですか?ちゃんと考えてますか?

新井は、正直率が厳しいのではないかと思っています。今岡を使うのも新井を使うのもいずれも.250-.270くらいの成績となりそうな気がものすごくしています。率が落ちると、選手はどうしても落ち込みがちになるので、それでHRも減る、そんな悪循環に陥りそうな。本当は、250も300も、20打席に1回しか差がないので、HRを打つなら余り気にせずにしっかり振ってもらえばそれでいいのですけどね。

日本でももう少し、指名した直後の新人をトレードするとかがあってもいい気がします。そのほうがまだ先発補強という夢を見ることができる。たとえ外れても。

いずれにせよ、申し訳ないが、新規参入のお二人は、相当疑惑の目で見てしまいそうです。

がっかりだ。

というわけで、阪神2008のタグは、暗い話題からのスタートです。いい話題が続くといいですね。
おっと、そういえば、2007年の総括をしていないな。時間があり、気が向けばですね。

2007-11-22

MBE点数、合否等の結果論

周りの連中に、MBEの点数を聞いてみました。人の合否も結構。

MBEの点数は、145-152くらいに8割方集中していました。サンプルはきわめて少ないですが、驚くほど似たり寄ったり。160以上、145未満ってのはそれぞれ少数派。

というわけで、下記で中の中または中の下と書いたのは、若干自分に甘く、下の中くから下の下(やはりか!)らいでしょうか。

ただ、10点ほどScaledで離れていればともかく、それ以下は結構運な面もあるのかなと思いますので、大差なしとかってに判断しております。逆に模試のときの経験からScaledであっても10点以上離れていれば、結構違うように思います。実力が違うのかなと思います。高得点者はとにかく読むのが早く、英語を英語のまま理解できる人です。

次に、合格しやすい人しにくい人の結果論的・都市伝説的な考察。

本来こんなもの書くなということでしょうが、15日以降予想通りアクセス数が増えています。おそらく合格、MBEなどわかりやすいキーワードにヒットする書き方をしているせいでしょう。新たにアクセスいただいた方は、結構なページ数をごらんいただいているようで、一部マニアックな人には、長文や怪しい考察も苦にならないということだと前向きに解釈し、今回も書くことにします(笑)。不快な点があればご指摘ください。

なお、主に日本人LLM卒業直後の人を念頭に置いています。

1 日本の弁護資格がある方が受かる。

これは、残念ながら真実であると思われます。法的素養があるからなのか、試験に強いのかなんなのか全くわかりませんが、結果的にそうでした。少なくとも今年、僕の聞いた範囲では。

弁護士資格保有者のうちでは、大手渉外が圧倒的に強かったです。意外なことに外資系の東京支店というのはさほどでもないとも聞きます。理由は全く不明です。国内業務のみする事務所からの留学者も、外資系もだいたい司法試験の若年合格者が多いので、試験に強いというなら、この人達も一緒のはずなんですよね。

また、英語と言うことであれば、大手渉外で英語なんてほとんど使わないで留学に来たってひとは山ほどいます。実際本人がそういうかどうかはともかく。私個人的にはだいたい10%くらいのメールしか英語ではなかったと思いますが、これでも少なくはないように思っています。これでは英語力は、一部スポンジ並みの吸収力がある方をのぞき、基本的に伸びません。外資系は、もう少し英語にふれる環境があるようにも聞くので、おそらく渡米前の英語ということでもないように思われます。

なお、私が言うのも失礼なのですが、大手渉外の方々が、普段のロースクールの勉強態度・成績が特に優れていたかというと、そちらの方では差は感じませんでした。

なので、本当にここは不思議な点です。

2 若い方がうかる

試験一般に言われることですが、これは、真実であると思います。たしかバーの発表している資料にも例年ふれられているはずですが、日本人についても該当するように思います。

理由は、集中力がなくなる、家族など他のことに時間をとられる、記憶力が、など人によって言うことは様々ですが。僕自身は若い頃にまり勉強が出来たり集中力があると感じなかったので、相変わらずできないな、という程度だったようですが、皆さん神童と呼ばれて育ったんでしょうね。

というわけで、これも本当です。

3 女性の方がうかる

個人的にこれはYesだと思っています。

誤解を恐れずに言えば、同じ経歴の男女(典型的には、同じ大学を出て、司法試験に若年合格して、同じロースクールに来たという場合)を比べるに、一般的に女性の方が投資効率がいい。

もしかしたら偏見なのかも知れませんが、やはり僕らの世代というのは、男兄弟の方に、教育費が使われている気がします。たとえば男兄弟だけ中学から私学とか、女の子は家から通える学校へとか。男は自分で稼がなくてはいけないが、女は結婚という道もあるみたいな思いがおそらく親世代にあったのでしょう。司法試験にしても、ベテラン受験生の男女比と若年合格者の男女比はあからさまに違います。

その中で、同じ結果を出してきたということは、結局投資効率がいいのだと思います。勝手には開かれていない道を自分で切り開いてきたというか。

こういう全員一斉にスタートする環境では、その、燃費の違いが出るように思えて仕方がありません。

というわけでこれもYes。

4 韓国人、中国人、一部企業の方は秘伝の書があるので落ちない。

これは嘘です。

受験の時は、事前から備えることができるから、そんなものかと思った物ですし、実際に引き継がれている資料というのはあるようです。ただ、完全なお札などあるはずもなく、結果については、保証されたものではないというのが(あたりまえですが)真実のようです。

5 ロースクールのランキング上位校の方が合格率が高い

これはあるようです。数校しか聞いてませんが。

そもそも、日本人の人数が統計とる価値があるほどいるところなんて数校だろうと思っていたのであまり興味もなかったのですが、聞いた範囲では、結構素直にランキングを反映しているような気がします。NYの学校で6.5-7.5割でしたしょうか。

上位校でも多数日本人をとっているため、日本の学生時代の成績は、ある程度玉石混淆となるはずなので、勉強する環境の問題なのかも知れません。まわりがするから、ということですかね。

6 勉強をしなくてもうかる

あります。全くというのではなく、様々な理由で時間がとれなかった、やる気が起きなかったなど。

前にも書いたことがありますが、所詮多数派が受かる試験、受かるときは受かります。勉強量が少なくてどきどきしたけど受かったなんて人は、やまほどいます。

逆に、人一倍やったけど落ちたって人も。

ただ、全体的には、勉強はやった方が合格率が上がるのは間違いないと思います。みんなある程度はやるので、ある程度確実に受かる、合格率を目に見えて(見えないんですがね。笑。)上げるためには、結構な量の勉強が必要になると思います。

記念受験する意味はなく、逆にお金も時間もかかるので、受けるからには勉強をする予定でいた方がいいのかなとは思っています。5月からでいいでしょうが。

どうしてもどこかの期間、勉強が出来なくなる予定ということであれば7月は避けるべきだと思います。7月に勉強時間をとるのが一番効率的な気がしています。逆に言うと、だれていたというのでも7月にある程度挽回可能。ただ、時間をとられるってのはたいていずーっと一定量をとられるか、突発的にとられる場合で、あまりmanage 出来ないんでしょうけどね。

というわけで、これはYesだが、おすすめしないという感じでしょうか。

7 パソコンのトラブルは怖い

怖いです。でも、トラブルがあっても受かる人も普通にいます。手書きにしても落ちている人もいます。

小さな、答案提出できたっていうメールが来ないなどのトラブル経験者は数割に上るので、まぁ、あまりおそれてもしょうがないです。普通にパソコンで受けるのがみんなと一緒でいいのではないでしょうか。日本語OSで受験できますが、トラブル時に見てもらいたいなら英語OSの方がいいようにも思います。

8 MPRE落ちると、本番も落ちる

残念ながら、この傾向はあるように思います。

無論、MPRE落ちて本番受かった人も、MPRE受かって本番落ちた人も多数います。MPREの点数とMBEの点数にも特に強い因果関係を感じません。ただ、MPRE落ちて本番落ちた人の率と、MPRE受かって本番落ちた人の率ってのは違うように感じられました。

9 英語力は重要

相当重要な気がしています。個人的には実感するほどに。

感じない方は相当英語が出来る(読むのが早いか英語で理解できる)と思います。特にノートの理解、MBEの速度、MPTの速度で、読解力があるのとないのでは雲泥の差を感じます。

10 アルバニーのホテルはぼったくり(笑)

これは真実です!!

私は経験していないのですが、ホテルの代金が高いだけではなくキャンセル料も。

試験会場は何度かくじをして決めるようで、二転三転の結果、マンハッタンということもあります。でもその場合、ホテル代金はあきらめた方がいいです。訴訟の国なのでそのうち訴訟があるのかも知れませんが。


とまぁ、書きつづって来ましたが、きりがないので、この辺で。
MBEの結果など、コメントしてくだされば、記載に反映するかも知れません。
また、合否とバックグラウンドについても同様です。

2007-11-18

MBEの結果通知

MBEの結果が通知されました。

本来開示するほどの点数ではないのですが、数値を克明に開示する事でなんらか具体的なイメージを持ってもらえるのかも知れないと思い、開示することにします。

Scaledで145点。

なぜか素点というのは表示がなく、前年度までに比べて開示の範囲が狭いのかも知れません。

バーブリでは、133点あれば、残りの論文が5.0といういわゆる人並みかけていれば受かるというように教えられました。たしか、この133点はScaledだったと思いますので、それよりはとれており、日本人一般の傾向通り、MBEで稼いだことになります。

いくつかの日本語のブログを見てみる限り、過去の実績に照らしてみるに、145点というのは、まぁ、日本人の間では中の中から中の下の間、といったところのようです。周りにはあまり聞いていないのですが、聞く限りでは、まぁ、そんなものかもと思っています。

素点は推測するほかないのですが、過去のデータに照らし合わせてみると、どうやら130点台前半となるようです。

200問解くものの、10問ほどランダムで落とされるようで、190点満点で素点が判断されると聞いています。とすると、130-135/190ですか。7割近く。個人的な感想からいうと、思いの外、点がとれているなと感じています。

直前の模試は、人並み以下で、バーブリが100点代後半、PMBRが100点台前半で、いずれも時間ぎりぎりとはいうものの、一応全問解いたという感じでした。バーブリから30-40点あがると言われていましたが、問題を読み終わっていたのでさほどあがらないのでは?と思っていました。結論的にいうと、Scaledでいうと、先人の格言通り、30-40点あがったことになります。

一言で言うと、非常に一般的な中くらい(またはもうちょっとした)の日本人で、しかもありがちな点数の推移を経たということになるでしょうか。

ただ、実際の感触は若干違いました。

直前まで、安定して55%-60%くらいしか問題が解けていなかったので、相当不安がありました。また、当日の時間管理も必ずしも成功しているとは言い難く、ひとえに気合いで解いたという感じでした。

午前終了時点で、帰りたくなるほど落ち込んだ事から考えると、結論的には、帰らなくてよかったと言うことになります。模試の傾向からすると、前半後半同じくらいの点となることが多かったこと、後半だけよかったとすると、どんだけいいんだ?ということになりかねないので、おそらく前半も後半も65-70/95くらいの正解率なんでしょう。

出題範囲が、Willみたいな問題も多数含まれていたことからすると、本当に、カンというか、運というか、そういうものに恵まれていたとしか言いようがないですね。

ここら辺は、試験直後の感想のところをごらんいただいた方がいいかもしれません。

試験終了時で、MBEではなく、受かっているとしたら論文かなと思っていたのですが、MBEで点を稼ぐという一般的なパターンだったのかも知れません。Essay の点がわからないので、何とも言いようがありませんが。

以上、とりとめもない感想と化してしまいましたが、教訓としては以下のことが言えるかと思います。


模試からScaled後の点数まで30-40点あがるというのは、日本人にも妥当する。少なくとも模試の問題文を全部読めていたとしても、妥当する人もいる。

直前まで問題集の点が悪くても気にしない。本番は結構傾向も違うので。

午前中落ち込んでも最後まで受験する。


あまりにありきたりですが、結構精神的につらい時期もあるかと思いますので、そのときこそ当たり前のことが出来ることってのが重要になるのかも知れません。

そのためには、まわりに一緒に苦楽をともにできる友人がいるってのは非常に幸運だったと思います。感謝の念に堪えません。

2007-11-15

NY Bar 合格発表

今日本人向けの発表でした。

私はなんとか引っかかることが出来たようです。紙がとどいて正式通知とのことで、手違いがあってもなんらおかしくはないのですが、まぁ、いちおうということで。

MBEの結果などきたら、当時の慌てふためく様を振り返りつつ、若干の分析をしてみたいと思います。

悲喜こもごもでしょうが、みなさまも合格されていることを心からお祈りしています。

2007-11-05

Fantasy baseball (H-to-H)

Rotisserieと並んでもう一つあるのがHead-to-Head。こちらは、一週間ごとに成績を競もの。一週間ごとに同じリーグの他のプレイヤーのチームと戦い、各部門(打率・本塁打など)がそれぞれどっちが優れているか競もの。投打で10部門あるので、1週間あたり、6勝4敗とか、7勝2敗1分けとかになる。それの勝敗の合計を競う。

また、最後数週間はプレーオフと称して勝敗の上位者、下位者にわかれてトーナメントを行い、最終的な成績を決定する。

よって、戦略は明白。プレーオフに出られる成績を残して、かつ、プレーオフで勝つ。必ずしもプレーオフに1位で出る必要はなし。出さえすればいい。

Rotisserieが各ポジションごとの最大試合数の制限があるのに対して、こちらは逆に、最小試合数ってのがある。投手に。要は、1イニングだけ投げて自責点0とかで、自責点部門を獲得するのを防ぐ趣旨。

投手の部門は、勝ち星、セーブ、自責点、WHIP、三振。このうち、大量の先発をつぎ込んだ場合にほぼ間違いなく獲得できるのは、勝ち星、三振。抑えをうまくやればセーブも獲得できる。自責点とWHIPは通常悪くなるが、要は投手部門で3つは、大量の投手を投入すればねらってとれる。相手が同じ戦略をとると難しいが、経験上、露骨にやる人は少ない。(そこまでして勝ちたいかは別として、勝には何がいるかを書いてます)

また、週の後半、逆転される可能性がなくなれば、登板させない、選手を出場させないなども有効な手段となる。特に打率・防御率などで競っていて、かつ、本塁打、勝ち星など積み上げるもので差がついているときは、登板させないことで、率系も、積み上げ系も取得できる可能性が増えます。

選手の取り方も多少考慮する必要があります。一般に他の人が捨てる可能性が高いのが、盗塁とセーブ。従って、通常は、Rotisserieで5名用意した方がいい押さえを、4名ないし3名に抑えるのがいい。これでも通常相手より多くのセーブを獲得できるので。

このように多少戦略的なものがあり、それをおもしろいと感じる人もいると思われます。ただ、一般にアメリカ人は日本人と違いゲームで勝つということに真剣なのは一部の層に限られるような気がします。従って、上の注意事項を守ってやれば、おそらくたいていのチームで1位になれるのではないかと思われ、逆に、野球におけるH-to-Hのおもしろさが半減する気がしています。

一応、成績もご報告。

チームA
ドラフト日 5・27 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・1位とのゲーム差 3 (65勝43敗2分3GB)
最終順位・全体順位 2(5,046位)
Moves・リーグ内2位のmoves 112(45)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 0 (0)
トレードをだれもうけてくれず、どうしても強くなりきれなかったチームです。最後のプレーオフもなんか4勝5敗1分けで惜しくも負けてしまうし。非常に悔いの残るチームとなりました。

チームB
ドラフト日 5・29 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・2位とのゲーム差 1 (76勝28敗6分15GB)
最終順位・全体順位 1(240位)
Moves・リーグ内1位のmoves 57(84)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 6(11)
平日の昼間のドラフトだったこともあり、他に人間は誰もいなかった模様。従ってやりたい放題。最初から勝ちを確信していたチームです。しかもトレードで更に強くなって。負ける気が全くせず、最後のプレーオフも10勝0敗。完勝でした。ここまで強いと、新人発掘もする気も起きず、あまりおもしろくはなかったチームです。

チームC
ドラフト日 5・28 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・1位とのゲーム差 3 (63勝40敗7分1.5GB)
最終順位・全体順位 1(4,661位)
Moves・リーグ内2位のmoves 124(15)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 2(2)
ここはあやしかったですね。プレーオフ進出時で1位のチーム(ハンドルネームは今年作成)と4位のチーム(何年か使っているハンドルネーム)が結託しているか、同一人かとしか思えないトレードを繰り返していました。1位から4位にどんどん供給する。1位はもともと相当強かったのですが、それのレギュラー最上位と、4位チームのレギュラー最下位を交換するトレードを繰り返していました。怪しすぎる動きです。Vetoもろくにしていなかったので、それだけぬるいリーグではあるのでしょうが。2位チームと勝ち負けが一緒なのに、細かいルールでゲーム差なしの3位に追いやられました。2位だと1週休めるので、乱戦の中から投手を拾うことが出来有利なので、残念でした。その4位チームと1位チーム、プレーオフの準々決勝で当たってます。無論、4位チームが9勝1敗で勝ち上がり。1位チームはなぜかけが人だらけ。もし結託しているか同一人なら、ひどい話です。で、その4位チームと決勝戦。どんなにえげつないことをやってくるか戦々恐々で、大量に先発投手を登板させたところ、そこまでひどいこともなく、7勝3敗で勝てました。最終的にはどっちがひどいんだかってかんじですね。

チームD
ドラフト日 6・2 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・2位とのゲーム差 1 (78勝29敗3分18.5GB)
最終順位・全体順位 1(201位)
Moves・リーグ内2位のmoves 84(66)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 3(3)
Vetoされたトレード2
このリーグも思い出深いですね。初めてA-Rodがとれた(ドラフト1番)チーム。フィルダーもいました。ただ、雰囲気は最悪のリーグ。フィルダーの先行きに不安を感じていたため、結構大型のトレードを企てたのですが、1日に大型トレードを2件(計7名放出予定)Vetoされました。なんでなんでしょうね、大型トレードほどVetoされる率が高い気がします。チームの内実が変わるのはやり過ぎだと感じる人がおおいのでしょうか。トレード自体公平ならいいように思いますけどね。結果的にはVeto大歓迎で、強い勝ち方で、通常のH-toH終了。プレーオフ進出となりました。プレーオフで問題だったのは、準決勝。この週、A-rodとフィルダーがそろって絶不調。相手の打線が好調な上、相手も、投手大量つぎ込み作戦に出てきていました。結果、両者とも1週間で投手23名をつぎ込む大混乱。勝利、三振、防御率、WHIP、と盗塁を私が、残りを相手がとり5勝5敗の5分。ここは、通常シーズンで上位の私が決勝進出となりました。結構細かなところで勝敗を分けることもあるのですね。通常シーズンであれだけ強かったのに優勝できないはあり得ないと思っていたのでほっとしました。決勝は7勝3敗で無難に勝利。準決勝の相手も3位決定戦では当然のように勝利していました。

以上の4チーム。いずれもプレーオフ決勝に進出、1チームだけ決勝で負けてしまいました。

明らかにRotisserieに比べて、こそくな手が有効であるように思え、なんとなく、満足感の少ないモードでした。

後日、フットボールとかやった分には、H-to-Hも悪くはないと思ったのですが、野球はいまいちですね。野球に対する愛情が冷めそう。

でも、勝ちやすいのはこちらですので、一度も優勝できていないという方は、一度やってみるといいかもしれません。

2007-11-02

完全試合を放棄するか

中日が日本シリーズで優勝しました。

セリーグクライマックスシリーズで憎たらしいほどの強さを誇っていたのですから、当然、日本シリーズも優勝してほしいと思う反面、日ハムダルビッシュのマウンドで試合を支配する様と、打撃が弱くても優勝できる姿を見たいという気持ちもあり、どっちもがんばれと、結果だけ追っていました。

優勝決定戦、中日の山井は8回終了時点で一人の走者も出さない完全試合ペース。一方の日ハム・ダルビッシュも好投し、試合は1対0の緊迫の投手戦。いつも9回を任される歴代最高の左腕押さえ、岩瀬は、いつでも登板出来るように、準備万端。

ここで、落合監督は、岩瀬に継投するという作戦をとったのですが、どうすべきですかね。

たぶん、監督は、一瞬で決断するんでしょうし、ファンも肯定にせよ、否定にせよ、直感で判断するんでしょうが、ここはあえてぐじぐじ考えてみたいと思います。

山井は、9月の月間MVPを取得し、この日も好投したものの、1年間通じて活躍したわけでもなく、また、先発の柱の目安といわれる10勝を飾ったこともありません。また、9月の月間MVPも防御率3.00と絶対的な数字を残しての受賞ではありません。

一方の岩瀬。入団以来、大きな怪我がなく、9年連続50試合以上登板。通産防御率は1.97と2点を切り、奪三振率も、576.2回を投げ534三振と、とんでもない数字です。当初セットアッパーからスタートしたためセーブ数は157にとどまりますが、それでも3年連続40セーブ。藤川に抜かれるまで46セーブの歴代最高記録も持っていました。

個人的には歴代最高の鉄腕ではないかと思っています。少なくとも私が野球を見出した時代以降、ここまで登板して、超一流の成績を残している人はいません。今年の数字は阪神のJFKに比べると防御率等で見劣りしますが、それでもリーグを代表するスーパースットパーであることに疑問の余地はないです。

よって、たとえば、2-1とかであれば、岩瀬をこの場面で投入するのは当然の采配なのです。勝つためには当たり前すぎるくらい当たり前の。

問題は、完全試合のかかった試合でも継投させるべきか。

完全試合は、一人の走者も出さない勝ち試合。9回まで0対0では、それだけでは成立しません。試合をおわらせないと。

どのくらい難しいかというと、日本では1994年の槙原投手依頼成立していない記録です。ざっくりいって、1年130試合(その間増減があるので、実際は異なります)で計算しても、1995年から2007年までで、130*6の12年で、1万試合以上成立していない記録ですね。相当珍しい記録です。

山井投手は、今シーズン、353人の打者と対戦して、安打、与四死球合計108.ざっくり言って3割の出塁を許しています。この日の調子を計るのに、この数字を使うのが適切かわかりませんが。とすると、3人連続で抑える可能性は、だいたい3割5分。

1万分の1以下のものに、35%くらいまで近寄った(相当怪しいどんぶり勘定ですが)というと、若干感覚的に近いでしょうか。

しかも、日本シリーズの優勝決定戦という大舞台で。

ほとんどありえないくらいのチャンスです。ここまでチャンスが広がることすら、そうとう珍しいと思います。

しかも中日はここまで3勝1敗。この日登板しているダルビッシュ以外には負けていません。ここで負けてもまだまだ勝てそう。

中日サイドの説明に山井投手にまめができたからというのがあります。

まめの件は、よくわかりません。説明なのかもしれないし、本当にどうしようもなかったのかもしれません。ただ、シーズンも終わる中で、別に血を流しながら投げるってのもぜんぜんありだと思うので、まめは本質的な問題なのか?とおもうので、ここでは無視したいと思います。

私なら、ここはよう変えません。たぶん続投。少なくともヒット打たれるまでは。エースではないので、完封まで支援するかどうかわかりませんが、せっかくだしチャレンジさせますね。

個人記録を球団が後押しするのはあまり好きではありませんが、この日の山井投手の出来と、日本ハム打線の相性を考えると、個人記録がない、通常の2-1でも続投すらありえたと思いますし。

ただ、落合監督は継投した。

僕は、それこそ、落合監督が中日黄金時代を築いている理由だと思います。ちゃんと、何をすれば勝てるかというのに焦点を絞ってやっている。

野球にファンが必要なのは言うまでもありませんが、少なくとも現在の時代の趨勢は、野球はチームとして勝つことが至上で、個人記録は二の次というもの。これは日本もアメリカも変わりません。首位打者争いで、欠場したり、ホームラン王のために1番をうたせたりというのはとかく批判が多いです。

それは通常の形が、一番かつ確率が高いのに、それを崩して個人記録を狙いにいっているからだと思います。

今回賛否両論に分かれるのは、山井投手が当日、現に好投しており、抑える可能性も十分にあるからだと思います。まだまだ勝てる、優勝も出来るよというのが前提。

ただ、どうですかね。

日本シリーズは短期決戦で、一方のチームが一方的に強く見えることがままあります。昨年までのパリーグの球団や、今年のクライマックスシリーズの中日、ワールドシリーズのレッドソックスなど。

でも野球は本質的には運の要素が強いスポーツ。勝率8割とかでシーズンを終える球団とかは基本的になく、参加したばかりの楽天が弱いといわれていた時代ですら、勝率が1割を切ることはありませんでした。特に日本では球団間の実力が拮抗している。どんなに弱いとおもっても、他のスポーツみたいな差は出ないように思います。

それだけに一度握った流れは放したくないところ。日本シリーズでは過去にも3連勝の後の4連敗というのはそれなりにあります。

それだけに、少しでもかつ可能性が高い手段にかけるというのは、本当に重要になるのではないかと思います。

特に中日の場合、ずっと日本一になれていなくて悲願ということであれば。できることは全部すべきなのだと思います。

落合監督もあそこで交代させると批判を浴びることは百も承知だったと思います。そこで変えられるから名監督なんじゃないでしょうか。中日をあそこまで強くした監督はいません。ダイエーのように経営母体が変わって急にお金を使えるようになったわけでもなく、昔と基本的には変わらない経営(むろん強くなったため選手の年俸総額は上がっているとは思いますが)で、就任以来ずっと強いドラゴンズを作り上げるのは並大抵のことではありません。

原監督の例を出すまでもなく、強い球団でも、勝てる監督をつけておかないと、なかなか勝てないものです。勝てる監督と、ファンにわかりやすい監督ってのは残念ながら若干違うようですが、ファンも勝てない球団はいやなのは当然です。だから、わからなくても勝てる監督は重要で、勝っている限り支援するべきなんだろうなぁと思うのです。

僕個人的には、落合監督は多分友達にならないタイプだし、阪神にめっぽう強い中日は嫌い。ドジャーズまで嫌いになりそうなくらい、ユニフォームを見るたびにむかつく。岩瀬出てこないで、っていつも思ってます。

ただ、今回の采配は、ありなんだろうなぁ、さすがだなぁと感じてしまうのですね。だから強くなるんだろうなと。

最後に、中日さん、優勝おめでとうございます。FAの引止めなんてせこいことせず、もっと、阪神が争える状態まで、チーム力落として来年も競い合いましょう(笑)。