2007-11-22

MBE点数、合否等の結果論

周りの連中に、MBEの点数を聞いてみました。人の合否も結構。

MBEの点数は、145-152くらいに8割方集中していました。サンプルはきわめて少ないですが、驚くほど似たり寄ったり。160以上、145未満ってのはそれぞれ少数派。

というわけで、下記で中の中または中の下と書いたのは、若干自分に甘く、下の中くから下の下(やはりか!)らいでしょうか。

ただ、10点ほどScaledで離れていればともかく、それ以下は結構運な面もあるのかなと思いますので、大差なしとかってに判断しております。逆に模試のときの経験からScaledであっても10点以上離れていれば、結構違うように思います。実力が違うのかなと思います。高得点者はとにかく読むのが早く、英語を英語のまま理解できる人です。

次に、合格しやすい人しにくい人の結果論的・都市伝説的な考察。

本来こんなもの書くなということでしょうが、15日以降予想通りアクセス数が増えています。おそらく合格、MBEなどわかりやすいキーワードにヒットする書き方をしているせいでしょう。新たにアクセスいただいた方は、結構なページ数をごらんいただいているようで、一部マニアックな人には、長文や怪しい考察も苦にならないということだと前向きに解釈し、今回も書くことにします(笑)。不快な点があればご指摘ください。

なお、主に日本人LLM卒業直後の人を念頭に置いています。

1 日本の弁護資格がある方が受かる。

これは、残念ながら真実であると思われます。法的素養があるからなのか、試験に強いのかなんなのか全くわかりませんが、結果的にそうでした。少なくとも今年、僕の聞いた範囲では。

弁護士資格保有者のうちでは、大手渉外が圧倒的に強かったです。意外なことに外資系の東京支店というのはさほどでもないとも聞きます。理由は全く不明です。国内業務のみする事務所からの留学者も、外資系もだいたい司法試験の若年合格者が多いので、試験に強いというなら、この人達も一緒のはずなんですよね。

また、英語と言うことであれば、大手渉外で英語なんてほとんど使わないで留学に来たってひとは山ほどいます。実際本人がそういうかどうかはともかく。私個人的にはだいたい10%くらいのメールしか英語ではなかったと思いますが、これでも少なくはないように思っています。これでは英語力は、一部スポンジ並みの吸収力がある方をのぞき、基本的に伸びません。外資系は、もう少し英語にふれる環境があるようにも聞くので、おそらく渡米前の英語ということでもないように思われます。

なお、私が言うのも失礼なのですが、大手渉外の方々が、普段のロースクールの勉強態度・成績が特に優れていたかというと、そちらの方では差は感じませんでした。

なので、本当にここは不思議な点です。

2 若い方がうかる

試験一般に言われることですが、これは、真実であると思います。たしかバーの発表している資料にも例年ふれられているはずですが、日本人についても該当するように思います。

理由は、集中力がなくなる、家族など他のことに時間をとられる、記憶力が、など人によって言うことは様々ですが。僕自身は若い頃にまり勉強が出来たり集中力があると感じなかったので、相変わらずできないな、という程度だったようですが、皆さん神童と呼ばれて育ったんでしょうね。

というわけで、これも本当です。

3 女性の方がうかる

個人的にこれはYesだと思っています。

誤解を恐れずに言えば、同じ経歴の男女(典型的には、同じ大学を出て、司法試験に若年合格して、同じロースクールに来たという場合)を比べるに、一般的に女性の方が投資効率がいい。

もしかしたら偏見なのかも知れませんが、やはり僕らの世代というのは、男兄弟の方に、教育費が使われている気がします。たとえば男兄弟だけ中学から私学とか、女の子は家から通える学校へとか。男は自分で稼がなくてはいけないが、女は結婚という道もあるみたいな思いがおそらく親世代にあったのでしょう。司法試験にしても、ベテラン受験生の男女比と若年合格者の男女比はあからさまに違います。

その中で、同じ結果を出してきたということは、結局投資効率がいいのだと思います。勝手には開かれていない道を自分で切り開いてきたというか。

こういう全員一斉にスタートする環境では、その、燃費の違いが出るように思えて仕方がありません。

というわけでこれもYes。

4 韓国人、中国人、一部企業の方は秘伝の書があるので落ちない。

これは嘘です。

受験の時は、事前から備えることができるから、そんなものかと思った物ですし、実際に引き継がれている資料というのはあるようです。ただ、完全なお札などあるはずもなく、結果については、保証されたものではないというのが(あたりまえですが)真実のようです。

5 ロースクールのランキング上位校の方が合格率が高い

これはあるようです。数校しか聞いてませんが。

そもそも、日本人の人数が統計とる価値があるほどいるところなんて数校だろうと思っていたのであまり興味もなかったのですが、聞いた範囲では、結構素直にランキングを反映しているような気がします。NYの学校で6.5-7.5割でしたしょうか。

上位校でも多数日本人をとっているため、日本の学生時代の成績は、ある程度玉石混淆となるはずなので、勉強する環境の問題なのかも知れません。まわりがするから、ということですかね。

6 勉強をしなくてもうかる

あります。全くというのではなく、様々な理由で時間がとれなかった、やる気が起きなかったなど。

前にも書いたことがありますが、所詮多数派が受かる試験、受かるときは受かります。勉強量が少なくてどきどきしたけど受かったなんて人は、やまほどいます。

逆に、人一倍やったけど落ちたって人も。

ただ、全体的には、勉強はやった方が合格率が上がるのは間違いないと思います。みんなある程度はやるので、ある程度確実に受かる、合格率を目に見えて(見えないんですがね。笑。)上げるためには、結構な量の勉強が必要になると思います。

記念受験する意味はなく、逆にお金も時間もかかるので、受けるからには勉強をする予定でいた方がいいのかなとは思っています。5月からでいいでしょうが。

どうしてもどこかの期間、勉強が出来なくなる予定ということであれば7月は避けるべきだと思います。7月に勉強時間をとるのが一番効率的な気がしています。逆に言うと、だれていたというのでも7月にある程度挽回可能。ただ、時間をとられるってのはたいていずーっと一定量をとられるか、突発的にとられる場合で、あまりmanage 出来ないんでしょうけどね。

というわけで、これはYesだが、おすすめしないという感じでしょうか。

7 パソコンのトラブルは怖い

怖いです。でも、トラブルがあっても受かる人も普通にいます。手書きにしても落ちている人もいます。

小さな、答案提出できたっていうメールが来ないなどのトラブル経験者は数割に上るので、まぁ、あまりおそれてもしょうがないです。普通にパソコンで受けるのがみんなと一緒でいいのではないでしょうか。日本語OSで受験できますが、トラブル時に見てもらいたいなら英語OSの方がいいようにも思います。

8 MPRE落ちると、本番も落ちる

残念ながら、この傾向はあるように思います。

無論、MPRE落ちて本番受かった人も、MPRE受かって本番落ちた人も多数います。MPREの点数とMBEの点数にも特に強い因果関係を感じません。ただ、MPRE落ちて本番落ちた人の率と、MPRE受かって本番落ちた人の率ってのは違うように感じられました。

9 英語力は重要

相当重要な気がしています。個人的には実感するほどに。

感じない方は相当英語が出来る(読むのが早いか英語で理解できる)と思います。特にノートの理解、MBEの速度、MPTの速度で、読解力があるのとないのでは雲泥の差を感じます。

10 アルバニーのホテルはぼったくり(笑)

これは真実です!!

私は経験していないのですが、ホテルの代金が高いだけではなくキャンセル料も。

試験会場は何度かくじをして決めるようで、二転三転の結果、マンハッタンということもあります。でもその場合、ホテル代金はあきらめた方がいいです。訴訟の国なのでそのうち訴訟があるのかも知れませんが。


とまぁ、書きつづって来ましたが、きりがないので、この辺で。
MBEの結果など、コメントしてくだされば、記載に反映するかも知れません。
また、合否とバックグラウンドについても同様です。

4 comments:

Anonymous said...

参考情報を。

うちの会社の場合、最近、毎年1人、米国Law Schoolに派遣しています(社内では、「研修員」と言ってます。今年初めて2人)。

僕を含めての直近7人の研修員のうち、一発合格は5人。2度目は1人。もう1人は再受験していません。何れも日本の弁護士資格は有していません。

「秘伝の書」はあってないようなものです。MBE科目については、BarBri講義ノート(英語)をもとに、それに日本語訳が併記されており、これに英米法事典から引っ張ってきた説明が脚注に付されているもの。
僕は全く使わず、客観的に見ても、はっきりいって「使える代物」とは言えないものでしたので、共有はしませんでしたが。

むしろ同業他社M社の方がBarの準備法が確立、歴代伝えられており、同社社名の前二文字をとって「○○メソッド」と言われているそうです。僕の一年前の研修員はColumbiaでしたが、彼が、過去不合格者を出したことの無いと言われる、この○○メソッドを知り、これに従って勉強したようです。

以上、ご参考まで。

(追伸:分かったかどうか、一つ前の記事へのコメント、僕のです。間違いで意図せず匿名となってしまいました)

MKT said...

いつもコメント感謝です。

前のコメント、模試の点数でわかってました(笑)。フォーダムの前で聞きましたよね。

企業内の様子、参考になります。サンキュー

Anonymous said...

アルバニーのホテルですが、メインの試験会場の一つであるクラウンプラザホテル・アルバニーは、キャンセル料が高いというよりも、7月8日辺りを過ぎるとそもそもキャンセルできないんです。しかもその時期は特別設定になっていて、4泊単位でしか取れませんでした。結局キャンセルもしなかった私も12万あまりをかすめ取られました。それでも半年位前には予約がいっぱいになってしまうんですから、周囲にもマイナーホテルはあるんだし、競争原理が働いているといえばそうかもしれませんね。もう一つのメイン会場であるマリオットはキャンセルできるみたいですが、私は3月頃には既に予約が一杯でとれませんでした。

あと、「女性の方がうかる」というのは、「女性の方が英語ができる」という要因が大きく影響してる気がします。

「勉強しなくてもうかる」というのは、「一日3時間、2ヶ月の勉強で受かる」位の意味ですかね。個人的にはそれでも一般的には結構勉強してるという感じだと思いますが、さすがに日本人はそれでは無理だと思うな。アメリカ人はその程度なので、それと同等の理解力を持ってればありうるのかな。でもJDやってないしね。謙遜してる人は多いけどね。

MKT said...

kmさん、コメントありがとうございます。

なるほど、と思わされました。なぜか女性のほうが英語できますよね。

勉強時間は、実際少ない時間でチャレンジしたことがないので、あくまで私にとっては架空の話になってしまいます。ただ、周りには結構勉強時間がとれないひともいていました。また、最初からマルチプルとかが出来る人も。で、まぁ、ならすと勉強が少なくとも受かる可能性ってのはあるのかなと思ったという程度です。3時間くらいでと言われると、確かにわからないですね。少なくとも受験する以上私はお勧めはしません。