2007-11-05

Fantasy baseball (H-to-H)

Rotisserieと並んでもう一つあるのがHead-to-Head。こちらは、一週間ごとに成績を競もの。一週間ごとに同じリーグの他のプレイヤーのチームと戦い、各部門(打率・本塁打など)がそれぞれどっちが優れているか競もの。投打で10部門あるので、1週間あたり、6勝4敗とか、7勝2敗1分けとかになる。それの勝敗の合計を競う。

また、最後数週間はプレーオフと称して勝敗の上位者、下位者にわかれてトーナメントを行い、最終的な成績を決定する。

よって、戦略は明白。プレーオフに出られる成績を残して、かつ、プレーオフで勝つ。必ずしもプレーオフに1位で出る必要はなし。出さえすればいい。

Rotisserieが各ポジションごとの最大試合数の制限があるのに対して、こちらは逆に、最小試合数ってのがある。投手に。要は、1イニングだけ投げて自責点0とかで、自責点部門を獲得するのを防ぐ趣旨。

投手の部門は、勝ち星、セーブ、自責点、WHIP、三振。このうち、大量の先発をつぎ込んだ場合にほぼ間違いなく獲得できるのは、勝ち星、三振。抑えをうまくやればセーブも獲得できる。自責点とWHIPは通常悪くなるが、要は投手部門で3つは、大量の投手を投入すればねらってとれる。相手が同じ戦略をとると難しいが、経験上、露骨にやる人は少ない。(そこまでして勝ちたいかは別として、勝には何がいるかを書いてます)

また、週の後半、逆転される可能性がなくなれば、登板させない、選手を出場させないなども有効な手段となる。特に打率・防御率などで競っていて、かつ、本塁打、勝ち星など積み上げるもので差がついているときは、登板させないことで、率系も、積み上げ系も取得できる可能性が増えます。

選手の取り方も多少考慮する必要があります。一般に他の人が捨てる可能性が高いのが、盗塁とセーブ。従って、通常は、Rotisserieで5名用意した方がいい押さえを、4名ないし3名に抑えるのがいい。これでも通常相手より多くのセーブを獲得できるので。

このように多少戦略的なものがあり、それをおもしろいと感じる人もいると思われます。ただ、一般にアメリカ人は日本人と違いゲームで勝つということに真剣なのは一部の層に限られるような気がします。従って、上の注意事項を守ってやれば、おそらくたいていのチームで1位になれるのではないかと思われ、逆に、野球におけるH-to-Hのおもしろさが半減する気がしています。

一応、成績もご報告。

チームA
ドラフト日 5・27 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・1位とのゲーム差 3 (65勝43敗2分3GB)
最終順位・全体順位 2(5,046位)
Moves・リーグ内2位のmoves 112(45)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 0 (0)
トレードをだれもうけてくれず、どうしても強くなりきれなかったチームです。最後のプレーオフもなんか4勝5敗1分けで惜しくも負けてしまうし。非常に悔いの残るチームとなりました。

チームB
ドラフト日 5・29 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・2位とのゲーム差 1 (76勝28敗6分15GB)
最終順位・全体順位 1(240位)
Moves・リーグ内1位のmoves 57(84)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 6(11)
平日の昼間のドラフトだったこともあり、他に人間は誰もいなかった模様。従ってやりたい放題。最初から勝ちを確信していたチームです。しかもトレードで更に強くなって。負ける気が全くせず、最後のプレーオフも10勝0敗。完勝でした。ここまで強いと、新人発掘もする気も起きず、あまりおもしろくはなかったチームです。

チームC
ドラフト日 5・28 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・1位とのゲーム差 3 (63勝40敗7分1.5GB)
最終順位・全体順位 1(4,661位)
Moves・リーグ内2位のmoves 124(15)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 2(2)
ここはあやしかったですね。プレーオフ進出時で1位のチーム(ハンドルネームは今年作成)と4位のチーム(何年か使っているハンドルネーム)が結託しているか、同一人かとしか思えないトレードを繰り返していました。1位から4位にどんどん供給する。1位はもともと相当強かったのですが、それのレギュラー最上位と、4位チームのレギュラー最下位を交換するトレードを繰り返していました。怪しすぎる動きです。Vetoもろくにしていなかったので、それだけぬるいリーグではあるのでしょうが。2位チームと勝ち負けが一緒なのに、細かいルールでゲーム差なしの3位に追いやられました。2位だと1週休めるので、乱戦の中から投手を拾うことが出来有利なので、残念でした。その4位チームと1位チーム、プレーオフの準々決勝で当たってます。無論、4位チームが9勝1敗で勝ち上がり。1位チームはなぜかけが人だらけ。もし結託しているか同一人なら、ひどい話です。で、その4位チームと決勝戦。どんなにえげつないことをやってくるか戦々恐々で、大量に先発投手を登板させたところ、そこまでひどいこともなく、7勝3敗で勝てました。最終的にはどっちがひどいんだかってかんじですね。

チームD
ドラフト日 6・2 (Live Draft)
プレーオフ進出時の順位・勝ち負け・2位とのゲーム差 1 (78勝29敗3分18.5GB)
最終順位・全体順位 1(201位)
Moves・リーグ内2位のmoves 84(66)
自分の関与したトレードの件数・獲得選手数 3(3)
Vetoされたトレード2
このリーグも思い出深いですね。初めてA-Rodがとれた(ドラフト1番)チーム。フィルダーもいました。ただ、雰囲気は最悪のリーグ。フィルダーの先行きに不安を感じていたため、結構大型のトレードを企てたのですが、1日に大型トレードを2件(計7名放出予定)Vetoされました。なんでなんでしょうね、大型トレードほどVetoされる率が高い気がします。チームの内実が変わるのはやり過ぎだと感じる人がおおいのでしょうか。トレード自体公平ならいいように思いますけどね。結果的にはVeto大歓迎で、強い勝ち方で、通常のH-toH終了。プレーオフ進出となりました。プレーオフで問題だったのは、準決勝。この週、A-rodとフィルダーがそろって絶不調。相手の打線が好調な上、相手も、投手大量つぎ込み作戦に出てきていました。結果、両者とも1週間で投手23名をつぎ込む大混乱。勝利、三振、防御率、WHIP、と盗塁を私が、残りを相手がとり5勝5敗の5分。ここは、通常シーズンで上位の私が決勝進出となりました。結構細かなところで勝敗を分けることもあるのですね。通常シーズンであれだけ強かったのに優勝できないはあり得ないと思っていたのでほっとしました。決勝は7勝3敗で無難に勝利。準決勝の相手も3位決定戦では当然のように勝利していました。

以上の4チーム。いずれもプレーオフ決勝に進出、1チームだけ決勝で負けてしまいました。

明らかにRotisserieに比べて、こそくな手が有効であるように思え、なんとなく、満足感の少ないモードでした。

後日、フットボールとかやった分には、H-to-Hも悪くはないと思ったのですが、野球はいまいちですね。野球に対する愛情が冷めそう。

でも、勝ちやすいのはこちらですので、一度も優勝できていないという方は、一度やってみるといいかもしれません。

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